配当貴族銘柄 | つみたて次郎の投資日記 https://siegeljiro.com シーゲル流×積立NISA×iDECO Sun, 10 May 2020 22:23:46 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.0.9 134557597 フェデラル・リアリティ・インベストメント・トラスト(FRT)分析 https://siegeljiro.com/frt-bunseki https://siegeljiro.com/frt-bunseki#respond Tue, 27 Mar 2018 21:01:10 +0000 http://siegeljiro.com/?p=6490 つみたて次郎です。

今回は、フェデラル・リアリティ・インベストメント・トラスト(FRT)分析を分析していきます。

2018年から米国配当貴族指数に採用された銘柄されており、現在唯一の不動産セクターです。通常の株式ではなくREIT(上場不動産投資信託)に分類されます。

連続増配年数は50年となっており、配当王の資格を持っています。

主に複合商業施設の開発や管理を行っており、米国東北部・中部太平洋地域・カリフォルニア州を中心に展開しているようです。

 

 

不動産から発生する家賃収入が事業の中心であり、売上も純利益も非常に安定しています。

 

キャッシュフローは直近ではマイナスになっています。リーマンショック後にだけフリーCFがプラスなのが気になります。

 

2017年以外は全て利益以上の配当を分配しており、いわゆるタコ足状態です。

 

ROEと自己資本比率は退屈なくらい横ばいです。

 

 

過去10年のチャートは次の通りです。

値動きは比較的緩やかで、値上がり幅もかなり控えめです。

海外REITということもあり詳しい情報は集められませんでしたが、配当利回りは3.5%ほどあるようです。

個人的にはREITという資産クラスに対してよいイメージを持っておりません。

米国のREITでは、利益の90%以上を配当として配ることで法人税を免除されるというルールがあり、必然的にREIT=配当目当ての投資という図式が成り立ちます。

これは安定した配当金を望む人にとっては有利な制度ですが、資産形成においてはあまり大きなメリットとはいえません。

本来企業というのは、その時に応じた最適な資本政策を選択することで株主利益を最大化することが求められます。

成長企業であれば事業投資や企業買収・成熟企業であれば配当金や自社株買いなどです。

しかしREITの場合、その利益の使い道の多くが配当金に固定されているため窮屈です。

これは連続増配企業にも共通の弱点であり、企業の利益の使い道が固定されるというのは、決して好ましいことではありません。

参考記事「連続増配は株主利益を損ねる

連続増配企業の弱点を大幅に拡張したのがREITともいえます(FRT自体も連続増配年数50年ですが)

さらにREITの場合、利益の使い道だけでなく事業内容まで固定されます。

通常の上場株式会社であれば、時間がたつにつれ全く別の企業に生まれ変わるといったこともしばしばあります。

発明家エジソンが起業し、家電製品メーカーとしてスタートしたゼネラル・エレクトリック(GE)が、家電製品部門を切り離し生まれ変わろうとしているように。

REITの場合、当然事業内容は不動産から大きく動くことはないので、工夫の余地が小さいということになります。

そんなことでREITにあまりいい印象はありませんが、米国配当貴族に採用されてので間接的に株主となってしまいました。

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【配当貴族銘柄】プラスクエア(PX)分析 https://siegeljiro.com/px-bunseki https://siegeljiro.com/px-bunseki#respond Wed, 21 Mar 2018 21:01:24 +0000 http://siegeljiro.com/?p=6431 つみたて次郎です。

今回は、プラスクエア(PX)を分析していきます。

連続増配歴は25年となり、2018年から米国配当貴族指数として採用されています。素材セクターに分類されています。

北米最大の産業用ガスメーカーです。

パッケージガスが事業内容の3割を占めており、金属加工や炭酸飲料用ガスなども展開しています。

 

海外売上比率が高めでバランスも良いです。日本法人としてプラスクエア工学㈱という子会社を持っています。

 

素材セクターながら、リーマンショックでほとんどダメージを受けていません。純利益も非常に安定しています。

 

工業設備への投資が必要なのか投資CFは高めですが、常にフリーCFがプラスなのは素晴らしいです。

 

配当は順調に増加していますが、配当性向が急上昇しているのが気になります。

 

ROEは直近で下がっていますが、どちらも安定していて美しいです。

 

 

過去10年のチャートは次のようになっています。

現時点情報(2018/3/20)

株価…150.22ドル
予想PER…22.80倍
配当利回り…2.20%
連続増配…25年

直近10年ではS&P500に負けています。各指標も良い意味で平凡な内容です。

特にリーマンショック後の回復が早く、その後の上昇局面で乗り遅れているのが分かります。

産業ガスという地味な事業内容・素材セクターらしくない安定した利益と財政・海外売上比率の高さ・直近の冴えない成績と、つみたて次郎の好みにドンピシャな企業でビックリしました。

最近では個別株投資家への憧れが薄れ、企業分析のやる気もなくなっていましたが、このような素晴らしい企業を知るきっかけになるのはやはり楽しいです。

米国配当貴族への仲間入りを心から歓迎したいと思います。

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とても良い企業

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ローパー・テクノロジーズ(ROP)分析 https://siegeljiro.com/rop-bunseki https://siegeljiro.com/rop-bunseki#respond Wed, 14 Mar 2018 21:01:02 +0000 http://siegeljiro.com/?p=6361 つみたて次郎です。

今回は、ローパー・テクノロジーズ(ROP)を分析していきます。

連続増配歴は25年となり、2018年から米国配当貴族指数として採用されています。資本財セクターに分類されています。

事業範囲は多岐にわたり、CCD検出器・電子顕微鏡などの工業機器が中心となっています。

多くのニッチ市場でトップを取っているコングロマリットであり、なんとなくスリーエム(MMM)を思い出しました(時価総額は5分の1程度ですが)

アセットライトビジネス(最小限の資産保有による効率的な運営形態)を基本としており、利益率やキャッシュフローを重視した経営戦略をとっています。

 

売上のほとんどは米国内で稼いでいます。

 

資本財セクターながら、リーマンショックでの影響は軽微です。

 

アセットライトビジネス戦略により、投資CFは最小限になっています。とても美しいキャッシュフローです。

 

2017年における配当性向は11%と低めになっています。

 

資産をあまり持たない割には自己資本比率はそこそこあり意外です。

 

過去10年の株価チャートはこのようになっています。

現時点情報(2018/3/13)

株価…281.66ドル
予想PER…30.89倍
配当利回り…0.58%
連続増配…25年

S&P500と比較すると、とても良いリターンを叩き出しています。

PERは30倍を超えておりやや割高です。そして配当利回りが非常に低いです(笑)

事業形態や経営戦略などはとても素晴らしいですが、配当貴族のメンバーと考えると微妙ですね。

基本的に連続増配によるスクリーニングは、ある程度配当性向が高くないと効果半減です(簡単に達成できてしまうため)

参考記事「配当性向は高いほうがいい

1つの株と見ればとても素晴らしいと思いますが、配当貴族の一員として迎え入れるには複雑な心境です。

以前も述べましたが、配当貴族=成熟バリュー株ではない点には注意しましょう。

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AOスミス(AOS)分析 https://siegeljiro.com/aos-bunseki https://siegeljiro.com/aos-bunseki#comments Sun, 11 Mar 2018 21:01:22 +0000 http://siegeljiro.com/?p=6329 つみたて次郎です。

今回は、AOスミス(AOS)を分析していきます。給湯器や浄水器で高いシェアを誇っています。

連続増配歴は25年となり、2018年から米国配当貴族指数として採用されています。一般消費財セクターに分類されています。

売上の多くは米国内ですが、最近では中国市場での展開に力を入れており、売上の3分の1ほどが中国から発生しています。

給湯器は中国トップシェア、浄水器に至っては米国と中国どちらもトップシェアであり、業界リーダーとして君臨しています。

日本だと、給湯器はリンナイやノーリツを非常に多く見かけることが多く、あまり馴染みはないかもしれません。

リーマンショック後に売上は大きく減少していますが、その後は順調に回復しています。

 

営業CFはばらついてますが、投資CFは一定で安定感があります。

2009年には香港企業から水事業部門を一部買収しており、2011年の大幅減少にも関係していそうです。

 

連続増配は25年続いており、配当性向も十分余力があります。

 

2011年を除けばROEは緩やかに上昇しており、自己資本比率も50%を超えており十分です。

 

 

過去10年の株価チャートはこのようになっています。

現時点情報(2018/3/9)

株価…66.49ドル
予想PER…26.14倍
配当利回り…1.12%
連続増配…25年

S&P500と並べましたが、素晴らしい成長を遂げています。

配当利回りは1%強と低めですが、連続増配年数25年の配当貴族です。

つみたて次郎も間接的に保有していることになりますが、少なくともこれらのデータを見る限りでは個別でほしいとは思えませんね(泣)

とはいえ、給湯器や浄水器という地味な分野で活躍しているのは好感が持てるので、ファンド内で保有する分には悪くないですね。

米国配当貴族指数は配当利回りは考慮されないので、AOスミスのような成長株も多く含まれています。

これはメリットでもデメリットでもありますが、配当貴族銘柄全てが成熟企業ではないという点は押さえておきましょう。

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米国配当貴族指数 分析一覧 https://siegeljiro.com/haitoukizoku-bunsekiitiran https://siegeljiro.com/haitoukizoku-bunsekiitiran#respond Fri, 01 Sep 2017 12:10:56 +0000 http://siegeljiro.com/?p=1370 シーゲル二郎です。

米国配当貴族指数の全企業分析が終わりましたので、一覧にしておきます。

全51銘柄です。社名をクリックすると分析ページにとびます。

コード会社名セクター連続増配
DOVドーバー資本財61年
PGプロクター・アンド・ギャンブル生活必需品60年
GPCジェニュイン・パーツ一般消費財60年
EMRエマソン・エレクトリック資本財60年
MMMスリーエム資本財59年
CINFシンシナティ・ファイナンシャル金融56年
LOWロウズ・カンパニーズ一般消費財55年
KOコカ・コーラ生活必需品54年
JNJジョンソン・エンド・ ジョンソンヘルスケア54年
CLコルゲート・ パルモリーブ生活必需品54年
HRLホーメル・フーズ生活必需品50年
TGTターゲット生活必需品49年
SWKスタンレー・ ブラック&デッカー資本財49年
SYYシスコ生活必需品47年
PPGPPGインダストリーズ素材45年
LEG レゲット・ アンド・プラット一般消費財45年
ITWイリノイツールワークス資本財45年
GWWW.W.グレインジャー資本財45年
BCRCRバードヘルスケア45年
WMTウォルマート・ ストアーズ生活必需品44年
VFCVFコーポレーション一般消費財44年
PEPペプシコ生活必需品44年
KMBキンバリー・クラーク生活必需品44年
BDXベクトン・ ディッキンソンヘルスケア44年
ABTアボット・ ラボラトリーズヘルスケア44年
ABBVアッヴィヘルスケア44年
NUEニューコア素材43年
SPGIS&Pグローバル金融43年
EDコンソリデーテッド・ エジソン公共43年
ADPオートマティック・データ・ プロセシング情報技術42年
WBAウォルグリーン・ブーツ・ アライアンス生活必需品41年
PNRペンテア資本財41年
MCDマクドナルド一般消費財41年
ADMアーチャー・ダニエルズ・ ミッドランド生活必需品40年
MDTメドトロニックヘルスケア39年
CLXクロロックス生活必需品39年
SWHシャーウィン・ ウィリアムズ素材38年
BENフランクリン・ リソーシズ金融35年
XOMエクソンモービルエネルギー34年
CTASシンタス資本財34年
APDエアープラダクツ・アンド・ ケミカルズ素材34年
AFLアフラック金融34年
TAT&T通信33年
BF/Bブラウン・フォーマン生活必需品33年
CAHカーディナルヘルスヘルスケア32年
MKCマコーミック生活必需品31年
ECLエコラブ素材31年
TROWTロウ・プライス・グループ金融30年
CVXシェブロンエネルギー29年
GDゼネラル・ ダイナミクス資本財26年
HCPHCP不動産不明
※横スクロールもできます。

 

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ブラウンフォーマン(BF.B)分析 https://siegeljiro.com/%e3%83%96%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%ef%bc%88bf-b%ef%bc%89%e5%88%86%e6%9e%90 https://siegeljiro.com/%e3%83%96%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%ef%bc%88bf-b%ef%bc%89%e5%88%86%e6%9e%90#respond Tue, 29 Aug 2017 05:56:31 +0000 http://siegeljiro.com/?p=1047 シーゲル二郎です。

今回は、ブラウンフォーマン(BF.B)を分析していきます。

ディスプレイにゴミはついていません。ウイスキーが有名な酒類メーカーです。

 

連続増配…34年

S&P格付…A-

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

ティッカーがBF.Bとなっており、クラスBの株式です。BF.Aも上場していますが、何が違うのか理解できませんでした(泣)

企業分析には影響ないのでこのまま進めます。

ブラウンフォーマンは、世界第5位の蒸留酒メーカーです。米国では、ウイスキーのトップシェアを握っており、「ジャックダニエル」というブランドが有名らしいです(適当)

他にも25を超えるブランドを保有しており、日本ではアサヒビールが販売権を持っています。

シーゲル二郎にとって、ウイスキーは「コーラで薄める茶色い液体」という認識しかないので興味ありません。

世界を股にかける多国籍企業です。事業規模は決して大きくありませんが、お酒は気に入ったブランドを飲み続けることが多いので、安心できます。

 

利益率も高く安定していて、素晴らしいグラフです。売上も微妙ながら右肩上がりです。世界の人口増加とともに伸び続けるでしょう。

 

営業CFは15%~20%で十分高いですが、業種を考えるとも少し物足りないです。同じ味を守るのがブランドにつながるので、投資CFは非常に少なく、莫大なフリーCFを生み出しています。横ばいで非常に安定的です。

 

素晴らしいです。利益と配当の伸びが比例しており、無理なく連続増配できる土壌が整っています。配当性向も50%を切っており、全く問題ありません。

 

自己資本比率が下がっていますが、フリーCFが安定しているため事業が傾くことはないでしょう。

 

 

※事情でチャート図を用意できませんでした。

現時点報(2017/8/29)

株価…50.04ドル
PER…29.24倍
配当利回り…1.46%
連続増配…34年

割高。低配当。以上。

 

 

生活必需品セクターに分類される企業で、業績は非常に安定しています。お酒は一度気に入ったブランドがずっと飲まれるので、ブランド価値を維持することで利益を上げ続けることができます。また、下手に改良を重ねるよりも、昔ながらの固定ファンを大切にするほうが有効だったりします。そのため、投資CFも非常に少なくて済みます。

ノンアルコール飲料と比べると、リーマンの懐具合で消費量が変わりますが、不況でも売上が落ちにくいことに変わりはありません。

期待以上の優良企業でしたが、PERは30倍近く、配当利回りも1.5%を切っており、グロース株並です。少し様子を見たほうがいいのではないでしょうか。

業績自体はピカピカの眩しい貴族で間違いありません。

 

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HCP(HCP)分析 https://siegeljiro.com/hcp-bunseki https://siegeljiro.com/hcp-bunseki#respond Fri, 01 Sep 2017 08:57:25 +0000 http://siegeljiro.com/?p=1359 シーゲル二郎です。

今回は、HCP(HCP)を分析していきます。

配当貴族唯一の不動産セクターで、厳密には株ではなくREIT(上場不動産投資信託)です。

 

連続増配…?年

S&P格付…?

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

社名もそうですが、謎の多い株?です。不動産セクターであり、正確には株ではなくREITです。REITとは、上場不動産投資信託で、株というよりETFに近いものです。通常の株と同じく市場で売買できます。

REITの投資先は、ほぼ不動産であり、イメージ的にはアパートの大家さんとして配当金がもらえる感じです。大家さんの権利が株式市場に上場していると思ってください。

このHCPの場合は、米国の医療業界に関する不動産を所有しているようです。会社ホームページでは、ヘルスケアREITと位置づけされていました。

配当貴族は現在51銘柄で中途半端ですが、51銘柄目にカウントするべきはこれだと思っています(笑)

配当履歴は、ホームページでは2003年からしか載っていなかったので、正式な増配年数は不明です。まぁ貴族になってるんだから25年以上ということで勘弁してください。

当たり前ですがリーマンショックは不動産価格の下落が原因だったので、2009年あたりはへこんでいます。その後も安定はしておらず、2015年は赤字です。不動産を買うということはこういうことですね。

 

生み出されたキャッシュはREIT保有者に配当金として配られるか、新しい不動産を買う資金になるかです。不動産投資を代理でやってもらっているようなものなので、投資CFは年度ごとにばらついています。2012年は営業CFの倍近い投資CFが発生してるようです。

 

REITなので、配当性向100%越えも普通にあります。そもそもREITは連続増配を掲げるような金融資産ではないと思います。

 

自己資本比率はやや減少中です。利益が安定していないうえに、REITは安定的な配当金支払いが求められるので、タコ足配当でもお構いなしです。

 

現時情報(2017/9/1)

株価…29.81ドル
PER…31.60倍
配当利回り…4.96%
連続増配…少なくとも25年以上?

 

PERは30倍と株として考えれば割高です。ですが、株ではなくREITなので、常識は通用しません。PERが30倍で配当利回り約5%ということは、モロにタコ足配当してますと宣言しているようなものです。

そもそもシーゲル二郎は、REITそのものに懐疑的です。株と違って歴史が浅く、今後のリターンが全く読めません。また、株式会社はそもそも不動産をしこたま保有しているのですから、わざわざ不動産だけピンポイントに投資する必要性はないと思います。(マックとかマクドとか)

また、公共セクターのように、投資家は高いリターンよりも安定した配当金が出ることを優先するので、低リスクと引き換えに低リターンとなる可能性が高いです。

リスクを取ることのできる我々20代が投資するものではないと思っております。

銘柄数も中途半端で計算もメンドウなので、早めに減配して50銘柄にしましょう(提案)

 

 

 

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https://siegeljiro.com/hcp-bunseki/feed 0 1359
カーディナル・ヘルス(CAH)分析 https://siegeljiro.com/cah-bunseki https://siegeljiro.com/cah-bunseki#respond Fri, 01 Sep 2017 05:20:48 +0000 http://siegeljiro.com/?p=1333 シーゲル二郎です。

今回は、カーディナル・ヘルス(CAH)を分析していきます。

総合ヘルスケアサービス?企業だそうです。事業内容は理解できなかったので、数字を中心に考察していきます。

 

連続増配…32年

S&P格付…A-

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

事業規模は小さいですが、米国のうち70%以上の医療機関に医薬品、医療機器、サービスを提供しているようです。放射性医薬品ネットワークは米国トップシェアだそうです。

また、2017年4月には、医療機器メーカーのメドトロニック(MDT)の医療機器部門の一部を買収しています。

さて、典型的なヘルスケアセクターであり、シーゲル氏の調査では、ヘルスケアセクターは最も高いリターンをもたらしました。

また、同じ配当貴族内のJNJ、MDTなどのヘルスケアセクター企業はもれなく高収益であり、このカーディナル・ヘルスもさぞかし高収益なのでしょう(フリ)

 

事業はほぼ米国内です。まぁ医療大国united states of americaですからね。

 

過去最高の縦長です。この結果は全く予想していませんでした。ヘルスケアセクターは高利益率であることが多いですが、カーディナル・ヘルスはかなり薄利多売のようです。医療メーカーというより、サービス業が中心なのでしょうか。

セクター1位のジョンソン&ジョンソンと比べると、売り上げは2倍弱あるのに、純利益も時価総額も10分の1以下と、かなりダイナミックです。

 

投資CFが少ない目なのは予想できましたが、営業CFがブレブレでダメダメのポンコツです。営業CFマージンも、0.91%~2.77%と、ブレブレのダメダメです。データが適当なことで有名な当ブログで小数点第2位が出てしまいました。

 

配当性向が低めで推移しているにもかかわらず2013年には利益額を超えてしまっていたり、文句なしにポンコツです。ヘルスケアセクターでありながら利益のぶれがあるのは言語道断です。

 

自己資本比率が若干下がってきていますが、それ以外は特にノーコメントです。

 

現時情報(2017/9/1)

株価…67.46ドル
PER…14.79倍
配当利回り…2.74%
連続増配…32年

グッと上がって右肩下がり。きったねぇチャートです。PERは15倍を切っていますが、配当利回りはふなっしーとあまり高くありません。

いやぁ、ヘルスケアセクターの名に恥じない優良企業でしたね(嘘)

ビジネスモデルが高卒の頭では理解できなかったので、何とも言えませんが、事業内容なんて見ないでも各指標やグラフを見ただけでパスのポンコツ銘柄でした。営業CFマージンはまさかの一桁前半であり、超低収益企業といっても過言ではありません。

ヘルスケアセクターといっても、医療機器や医薬品は高収益ですが、その他地味な立ち回りの企業は低収益が結構多いですね。ヘルスケアセクターに限っては、派手な企業のほうがいいのかもしれません。

個別株なら絶対に手を出さないポンコツでした。シーゲル二郎の貴族格付ランキングでは、ワースト1位といってもいいです。早く減配してほちぃ

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https://siegeljiro.com/cah-bunseki/feed 0 1333
コンソリデーテッド・エジソン(ED)分析 https://siegeljiro.com/ed-bunseki https://siegeljiro.com/ed-bunseki#respond Fri, 01 Sep 2017 03:34:22 +0000 http://siegeljiro.com/?p=1317 シーゲル二郎です。

今回は、コンソリデーテッド・エジソン(ED)を分析していきます。

米国のエネルギー事業会社です。

 

連続増配…43年

S&P格付…A-

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

電力を中心としたエネルギー会社で、配当貴族唯一の公共セクター企業です。名前のエジソンは、あの発明家エジソンからきています。とはいえ、エジソンの会社というと、ゼネラル・エレクトリック(GE)のほうが有名ですけどね。

ガスや電気を扱う公共セクターは、イメージ通り利益が非常に安定しており、連続増配企業も多いですが、あまり配当貴族になっていません。

公共セクターにはアメリカン・ウォーター・ステイツ(AWR)という連続増配62年の化け物がいますが、採用はされていません。

このコンソリデーテッド・エジソンの事業内容は、電力が7割ほどを占めており、他にはガス事業も行っています。

日本でも電気自由化が始まりましたが、アメリカも州ごとに電気自由化が進んでおり、消費者が電力会社を選ぶことができたりしています。日本に比べて電力会社自体の数が非常に多く、地域ごとにテリトリーが分かれています。

このコンソリデーテッド・エジソンは、ニューヨーク州が主な営業範囲です。電力は340万人、ガスは110万人の顧客がいるそうです。世界の都市といわれるあのNewyorkに電気を供給しているので、安泰ですね(適当)

あまり公共セクターに興味がないので、適当に行きます。

 

話題がない時の文字稼ぎに便利ないつものグラフです。電力会社なので、当然米国内だけです。さらに、米国内でもニューヨークに偏っているので、地域分散は全くできておりません。

 

退屈なほど横ばいです。特にコメントはありません。

 

発電するための莫大な施設を維持しなければならず、投資CFがかなりかかります。シーゲル二郎にとっては大きなマイナスポイントで、公共セクターが嫌いな理由の1つです。電気やガス料金は定期的に受け取れるので、営業CFは比較的安定しており、営業CFマージンは25%以上あります。ですが、ほとんどは投資CFに消えてしまいます。

 

利益と配当は理想ともいえる退屈さです。電気ガスの需要はそう上下しませんし、値段は政府による調整があるので、あからさまに利益を上げることもできません。

 

やる気がないから横一直線のグラフを作ったわけではありません。ちゃんとまとめたらこうなっただけです。

 

現時情報(2017/9/1)

株価…84.27ドル
PER…20.93倍
配当利回り…3.28%
連続増配…43年

PERは21倍近くで若干割高です。公共セクターは配当利回りが高いイメージでしたが、思ったより高くありません。公共セクター全体でも、最近は3%ちょいと、低めに感じます。

公共セクターは、固定資産が多く、地域が偏っていて災害などに弱いのが大きな欠点です。地域分散が一番できないセクターといってもいいでしょう。また、基本的にその国の政府の意向により利益も決まってしまうので、政府と一枚岩です。(だから公共なんですがね)利益成長も期待できないし、電気ガスはブランドをつけにくいコモディティなので、自由競争下では長期的に消耗していきそうです。

また、リタイヤ世代の人に買われやすい株であるのも大きな問題です。公共事業は、自国の生活に密着していて、為替の影響も受けにくいです。また、企業も利益をほとんど配当金で渡すような企業が多く、いわゆる「配当金暮らし」の人に人気があります。

そう、かつての東京電力株のように。(年利回り6%の優良株でしたが、震災後は無配、株価も5分の1になりました。)

何がいいたのかというと、「株価と配当金が安定していればいい」という温い考えを持った投資家から注目を浴び、割高になりがちということです。配当暮らしの人は定期預金の利息と株式の配当を比べているだけで、トータルリターンなんて求めていません。

売上が化石のように動かないのにPER20倍越えなんてふざけています。実際、過去のセクター別リターンでは、ダントツに低かったです。

我々に必要なのは、株価の成長と配当金の成長であり、無成長ではダメなんです。(もちろん、期待が浴びにくい程度のゆるやかな成長で十分ですが。)

そのため、「配当暮らし」の人にとっては好都合でも、我々のような「配当増やし」には必要ありません。

幸い、配当貴族の公共セクターはこのコンソリデーテッド・エジソンのみなので、大目に見ましょう。

 

 

 

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エコラブ(ECL)分析 https://siegeljiro.com/ecl-bunseki https://siegeljiro.com/ecl-bunseki#respond Fri, 01 Sep 2017 06:18:42 +0000 http://siegeljiro.com/?p=1345 シーゲル二郎です。

今回は、エコラブ(ECL)を分析していきます。

衛生関連サービスで世界最大の企業です。

 

連続増配…31年

S&P格付…A-

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

衛生関連に特化したサービス業を展開する企業です。素材セクターに分類されていますが、ちょっと違和感があります。(どちらかといえば資本財っぽいような気がする)

ルーツは業務用洗剤で、現在はホテルや飲食店、工場などの清掃サービスを提供しているようです。非常に地味です。

日本企業でいうダスキン社みたいな企業です。関係ないですがダスキンとミスドは同じ会社です。

この手の企業は米国内だけの場合が多いですが、世界規模で展開できており、素晴らしいです。清掃や洗浄はどの国でも必要ですし、新興国の経済発展が進めば衛生に対する意識もより高まっていくでしょう。

 

2011年には米国企業のナルコ社を買収しており、水・大気処理事業にも参入しています。売り上げもそれを境に急上昇しています。

それ以外のオーガニックな変動はなめらかで、美しいですね。今後も右肩上がりが予想されています。

 

買収があった2011年以外を見れば比較的安定しており、十分美しいです。この手の地味な連続増配企業の割には、配当性向も程よく高めで、積極的な株主還元意欲が垣間見えます。

 

買収後は極めて安定しておりいい意味で退屈です。ROEは15%を超えており十分です。

 

現時情報(2017/9/1)

株価…133.30ドル
PER…29.74倍
配当利回り…1.11%
連続増配…31年

PERは30倍と、普通にグロース株並みです。配当性向はそこそこ高いはずが、配当利回りは低いです。かなり投資家のラブを集めているようです。

 

素材セクターだったので、まったく期待していなかったのですが、事業内容は素材らしくないし、業績の安定感も抜群で、かなりの優良企業でした。

衛生概念は今後世界中で高まっていきますし、グローバルに展開しているエコラブは世界中にラブを広げていくかもしれません。

セクターで銘柄を仕分けしていると、思わぬ機会損失を被るかもしれませんね。

しかし、株価は高く、配当利回りも1%強と魅力はありません。いつ買うの?今じゃないでしょ

 

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