エコラブ(ECL)分析

シーゲル二郎です。

今回は、エコラブ(ECL)を分析していきます。

衛生関連サービスで世界最大の企業です。

 

連続増配…31年

S&P格付…A-

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

衛生関連に特化したサービス業を展開する企業です。素材セクターに分類されていますが、ちょっと違和感があります。(どちらかといえば資本財っぽいような気がする)

ルーツは業務用洗剤で、現在はホテルや飲食店、工場などの清掃サービスを提供しているようです。非常に地味です。

日本企業でいうダスキン社みたいな企業です。関係ないですがダスキンとミスドは同じ会社です。

この手の企業は米国内だけの場合が多いですが、世界規模で展開できており、素晴らしいです。清掃や洗浄はどの国でも必要ですし、新興国の経済発展が進めば衛生に対する意識もより高まっていくでしょう。

 

2011年には米国企業のナルコ社を買収しており、水・大気処理事業にも参入しています。売り上げもそれを境に急上昇しています。

それ以外のオーガニックな変動はなめらかで、美しいですね。今後も右肩上がりが予想されています。

 

買収があった2011年以外を見れば比較的安定しており、十分美しいです。この手の地味な連続増配企業の割には、配当性向も程よく高めで、積極的な株主還元意欲が垣間見えます。

 

買収後は極めて安定しておりいい意味で退屈です。ROEは15%を超えており十分です。

 

現時情報(2017/9/1)

株価…133.30ドル
PER…29.74倍
配当利回り…1.11%
連続増配…31年

PERは30倍と、普通にグロース株並みです。配当性向はそこそこ高いはずが、配当利回りは低いです。かなり投資家のラブを集めているようです。

 

素材セクターだったので、まったく期待していなかったのですが、事業内容は素材らしくないし、業績の安定感も抜群で、かなりの優良企業でした。

衛生概念は今後世界中で高まっていきますし、グローバルに展開しているエコラブは世界中にラブを広げていくかもしれません。

セクターで銘柄を仕分けしていると、思わぬ機会損失を被るかもしれませんね。

しかし、株価は高く、配当利回りも1%強と魅力はありません。いつ買うの?今じゃないでしょ

 

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