VFコーポレーション(VFC)分析
シーゲル二郎です。
今回はVFコーポレーション(VFC)を分析していきます。
世界的なアパレルブランドです。
連続増配…44年
S&P格付…A
採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500
いろんなブランドを傘下に持つ幅広いアパレルメーカーのようです。シーゲル二郎はアパレルに興味がないので知りませんが、下記のブランドが有名みたいです。
ブランド名 | ジャンル |
ノースフェイス | アウトドアアパレル |
ティンバーランド | アウトドアシューズ |
バンズ | スニーカー |
リー | ジーンズ |
ラングラー | ジーンズ |
他にも多数のブランドを所有しているのでほんの一例です。
世界三大ジーンズのうち2つを抑えています。
また、ノースフェイスは、もともと登山向けの装備やリュックだったようですが、最近ではカジュアルの要素を取り入れ、幅広く支持を集めているようです。
自社でブランドを育てるというよりは、他社から買収して育てるのが得意な企業のようです。VFコーポレーションは、アパレルを中心とする投資会社といってもいいかもしれません。
出典「東洋経済オンライン」
米国内だけですが、VFコーポレーションは3位の事業規模です。といっても、アパレル業界は流行廃りが激しいので油断はできません。
海外売上比率は4割ほど。アパレル業界であれば、このくらいで十分多国籍展開できていると思います。
売上と純利益は地味ながら増えており、安定しています。
2015年は事業の悪化実投資により売上は減少しました。投資CFは少なく、フリーキャッシュフローは十分生み出すことができています。
ここ数年の増益率は素晴らしいです。配当性向も上昇していますが、まだまだ問題ない水準です。
2015年には利益が減少したため、株価も併せて下落しています。
現時点情報(2017/8/25)
株価…62.94ドル
PER…23.87倍
配当利回り…2.67%
連続増配…44年
2015年に下落しましたが、その後は回復傾向です。配当利回りも3%を切っており、割安とは言えません。
アパレル業界は、投資家によって意見が分かれやすい項目だと思います。ある意味ブランド力が勝負を決めるジャンルではありますが、時代ごとの移り変わりが激しい業界でもあります。
そのため、有名ブランドで高収益を得ていたとしても、他社ブランドの台頭で崩されてしまう可能性も非常に高いです。
そのため、あまり長期投資に向いている業界ではありませんが、VFコーポレーションは、44年もの間連続増配を達成しており、ブランドの買収戦略にたけているといえます。
配当利回りは2.67%とほどほどの水準ですが、配当性向も直近以外は50%を切っており、これからも増配は続きそうです。
アパレル業界で長期投資をするなら、VFコーポレーションはよい銘柄ではないでしょか。
配当貴族にふさわしい銘柄であり、配当王も目前の優良企業です。