フランクリン・リソーシズ(BEN)分析

シーゲル二郎です。

今回はフランクリン・リソーシズ(BEN)を分析していきます。

資産運用グループ持ち株会社で、金融セクターです。

 

連続増配…35年

S&P格付…A+

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

資産運用を中心としたビジネスで、国際分散投資の草分け的存在です。Tロウ・プライス・グループ(TROW)と似ています。事業規模的にはこちらのほうが少し大きいです。

両方ともティッカーをそのまま読もうとしないでください。

 

国際分業投資の草分けだけあって、事業展開も国際分業になっているようです。

 

2009年は売上純利益ともに落ち込んでいますが、その後はすぐ元に戻りました。しかし、ドル高の影響か現在は右肩下がりで、今後も減益が見込まれています。

 

2009年と2012年にへこんでいますが、一時的な要因のようです。営業CF≒フリーCFとなっており、TROW君と同じようです。

 

利益はばらついていますが、配当性向は低く、増配継続は問題ありません。自社株買いにも積極的ですが、もう少し配当金を上げてほしいですね。

 

TROW君と同じく横ばいでつまらないグラフです。ROEが減少中なのが少し気になります。自己資本比率は70%を超えており、安定感は抜群です。

 

現時点報(2017/8/28)

株価…42.67ドル
PER…13.99倍
配当利回り…1.87%
連続増配…35年

2015年には、大きく下落しています。その後回復してきてはいますが、今後は利益減少が予想されており、投資家の期待は低いです。PERは14倍を切っており割安です。配当利回りは低いですが、フリーCFの多くを自社株買いにあてているため、株主還元は十分な水準です。

 

やはり似ているTROW君と比較してしまいます。PERはほぼ同じで、配当利回りがTROWのほうが高いので、少し見劣りします。また、利益の安定具合もあちらのほうが上でした。(直近10年では)

どちらにせよ、資産運用会社は、インデックス投資の流行が向かい風になるので、あまり成長は期待できません。また、すでに我々は株式投資で株価下落に対するリスクを取っているので、資産運用会社株を保有することは二重のリスクを背負うことになります。

あまり好きではありませんが、国際分業に免じて配当貴族に含めておきます。

 

 

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