楽天バンガード | つみたて次郎の投資日記 https://siegeljiro.com シーゲル流×積立NISA×iDECO Sun, 01 Nov 2020 03:01:12 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.0.11 134557597 楽天・インデックス・バランス(株式重視型・債券重視型)の第1回運用報告書から実質コストを計算してみる https://siegeljiro.com/rakuten-balance-unyouhoukokusho1 https://siegeljiro.com/rakuten-balance-unyouhoukokusho1#comments Tue, 25 Jun 2019 22:01:07 +0000 https://siegeljiro.com/?p=10970 つみたて次郎です。

楽天バンガードシリーズの投資信託のうち、下記3ファンドについて第1回目の運用報告書が出ていました。

 

・楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
・楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
・楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)

参考記事…楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型・株式重視型・債券重視型)が登場!国際分散型バランスファンドの最有力候補か?

 

いずれも全世界の株式と債券に固定比率で投資することができ、その配分で3つのバリエーションがあります(債券は為替ヘッジ有)

それぞれ設定年月日は2018年7月20日となっています。

 

均等型を例に実質コストを計算

株式と債券の比率が半分ずつになっている均等型の運用報告書をもとに、実質コストを計算してみます。

均等型の信託報酬は0.2546%となっていますが、その内訳は運用会社等の取り分である0.1296%と、投資先のETFや投信に対して間接的に負担している0.125%に分けることができます。

そして0.125%については、均等型の実質的な投資先である下記2つのETF及び投信の信託報酬に依存しています。

ファンド名 種類 信託報酬
株式部分 バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT) 海外ETF 0.10%
債券部分 バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド 投資信託 0.15%

 

均等型の場合50%ずつ投資しているので、実質的に負担しなければならない割合は次のようになります。

 

( 0.10% + 0.15% ) × 50% = 0.125%

 

VTについては、2019年2月に信託報酬が0.10%→0.09%に引き下げられているので、実際はもう少し低い信託報酬になっています。

参考記事…バンガードETFが信託報酬引き下げ【VT・VWO・VYMなど】

ただし、今回については交付目論見書に記載されている数値を用いて計算することにします。

 

均等型の運用報告書より一部引用します。

出典「楽天投信投資顧問

上記費用には、投資先のETF及び投信に対して発生している信託報酬0.125%が含まれていないので、それ他の信託報酬である0.1296%という数値を最初に用います。

決算期間における(a)信託報酬率は0.102%なので、

 

0.1296% ÷ 0.102% ≒ 1.27059倍

 

という補正を費用合計率にかけてあげればよいことになります。

 

0.284% × 1.27059倍 ≒ 0.36085%

 

これに0.125%を足してあげれば、信託報酬含めた全体の実質コストになります。

 

0.36085% + 0.125% = 0.48585%

 

ここから元々の信託報酬合計である0.2546%を引いてあげれば、信託報酬除く隠れコストになります。

 

0.48585% - 0.2546% ≒ 0.23125%

 

これで隠れコストと実質コストの両方を求めることができました。

 

 

各商品の隠れコストと実質コスト

上記の要領で、残り2つについても計算した結果が以下の図です。

略称 信託報酬※ 隠れコスト 実質コスト
株式重視型 0.2456% 0.2455% 0.49109%
均等型 0.2556% 0.23125% 0.48585%
債券重視型 0.2656% 0.18303% 0.44863%

※2018年2月に発表されたVTの信託報酬引き下げの影響は反映していない(現時点の交付目論見書から引用)

債券重視型の隠れコストはやや低めですが、それを踏まえても全体的に高めになっている印象ですね。

とはいえ楽天バンガードの先駆けともいえる楽天・全米株式インデックス・ファンド及び楽天・全世界株式インデックス・ファンドについては、第1期に比べ第2期で大きくコストが下がっている可能性が高いので、第2期以降は同じように期待できるかもしれません。

参考記事…楽天VTと楽天VTIの第2期9ヵ月経過時点の費用明細が発表されました

 

コストよりも不人気が辛い

隠れコストはやや高めという残念な結果ですが、元々バランスファンドはコスト最優先で選ぶというよりも、リバランス等のメンテナンスから解放されるという意義が大きいと考えているので、極端な高コストでない限り及第点であると考えています。

それ以上にマズいのは、3商品とも純資産総額がうまく増えていないことです。

類似ファンドの中でも信託報酬は低めであり、商品そのものは優秀だと評価していますが、いかんせん知名度がなさすぎるのが辛いです。

参考に、ファンドが設定された2018年7月20日~2019年6月25日における純資産の変化について類似ファンドとともにまとめてみます。

ファンド名 2018/7/20 2019/6/25
株式重視型 (設定日) 約11億円
均等型 (設定日) 約4億円
債券重視型 (設定日) 約3億円
ゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 約1,656億円 約1,819億円
ドイチェ・ETFバランス・ファンド 0.66億円 0.68億円
世界経済IF(株式シフト型) 約50億円 約46億円
世界経済インデックスファンド 約585億円 約612億円
世界経済IF(債券シフト型) 約7億円 約7億円
世界経済IO(株式シフト型) 約16億円 約19億円
世界経済インデックス・オープン 約2億円 約6億円
世界経済IO(債券シフト型) 約6億円 約8億円

 

つみ次郎が思いつく範囲で調べてみました。

最も人気のある株式重視型ですら、ほぼ1年経過したにもかかわらず11億円とかなり不人気であることがうかがえます。

セゾンバンガード世界経済IFからの乗り換えが期待できれば爆発的に増える可能性もないとは言えませんが、現状を考えるとかなり厳しいシナリオといえそうです。

また、類似ファンドではあるもののそれぞれ微妙に特徴が違うので、信託報酬だけで一概に優劣をつけにくいのも問題です。

以前から言及していますが、やはり債券部分については為替ヘッジをつけなかったほうが、商品アピールしやすかったのではないかと思います。

それを差し引いても、既存ファンドの勢力が非常に大きいジャンルなので、どちらにせよ厳しい戦いを強いられることには変わらないとは思いますけどね。

隠れコストはとりあえず及第点であり、ファンドのコンセプトも悪くないだけに、このまま終わらせてしまうのはもったいないですね。

楽天投信投資顧問の底力を見せてもらいたいところです。

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楽天・インデックス・バランス・ファンド(次郎重視型)

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楽天VTと楽天VTIの第2期9ヵ月経過時点の費用明細が発表されました https://siegeljiro.com/rakuten-kyukagetsu https://siegeljiro.com/rakuten-kyukagetsu#respond Fri, 10 May 2019 23:01:05 +0000 https://siegeljiro.com/?p=10688 つみたて次郎です。

投資信託の多くは年1回運用報告書が発表され、信託報酬以外のコストを知る手がかりを得ることができます。

その中で楽天バンガードファンドは、年1回どころか3ヶ月枚に簡易的なレポートを発表しており、情報開示に積極的です。

そして今回、楽天VT及び楽天VTIの第期における9ヵ月経過時点の費用明細が判明しましたのでまとめてみます。

外部リンク…運用報告書「1万口当たりの費用明細」の経過について

また、楽天バンガード専用の公式サイトが新しく設立されており、運用会社である楽天投信投資顧問㈱にとって積極的にアピールしていきたい姿勢がうかがえます。

外部リンク…楽天バンガードHEADS

 

楽天VTの隠れコスト

まずは楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)の費用明細から計算します。

出典「楽天バンガードHEADS

楽天VTの信託報酬は現在0.2196%ですが、内訳は本家VTの信託報酬0.09%+その他0.1296%となっています。

そして上記に0.09%は含まれておらず、0.1296%のうち9か月分相当は計上されています。

上記表から1年間に換算した信託報酬以外の隠れコストを計算すると次のようになります。

0.1296 ÷ 0.098 × 0.167 – 0.1296 = 0.0912%

計算方法等については第1回運用報告書の記事をご覧ください。

参考記事…楽天バンガードの第1回運用報告書から実質コストを計算してみる

これまでの判明している隠れコストと比較してみます。

対象期間 隠れコスト
第1期決算 17.9.29~18.7.17 0.2724%
第2期3ヶ月 18.7.18~18.10.17 0.0880%
第2期6ヵ月 18.7.18~19.1.17 0.1125%
第2期9ヵ月 18.7.18~19.4.17 0.0912%

 

今回の9ヵ月時点における隠れコストは、3ヶ月時点と6ヶ月時点の中間くらいの水準になっています。

費用明細に記載されている金額は1円単位なので、四捨五入等がされていると年間当たりに直した時にどうしてもズレが生じてしまいます。

例えば3ヶ月時点の費用明細では「(d)その他費用」が0円になっていたので、上記の数値は過少になっている可能性が高いです。

参考記事…楽天バンガードの費用明細に関する臨時レポートが出されました

その分6ヶ月時点の数値が過大になっていると推測すると、今回9ヵ月時点の数値がその中間くらいというのは辻褄が合います。

参考記事…楽天バンガードの臨時レポート(第2期半年経過分)が出ていました

いずれにせよ対象期間が長いほど数値のブレも減るはずなので、現時点では9ヵ月時点の数値を年換算したものが一番信頼できるのは間違いなさそうです。

 

楽天VTIの隠れコスト

次は楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の費用明細を確認します。

出典「楽天バンガードHEADS

楽天VTの信託報酬は現在0.1696%ですが、内訳は本家VTIの信託報酬0.04%+その他0.1296%となっています。

※近日中に0.1596%(0.03%+0.1296%)になると思われます。

参考記事…バンガードETFの信託報酬が改定【BND・VEA・VO・VOO・VTI・VTV・VUG・VV・VXF】

こちらもそのうち0.04%は含まれておらず、0.1296%のうち9か月分相当は計上されています。

上記表から1年間に換算した信託報酬以外の隠れコストを計算すると次のようになります。

0.1296 ÷ 0.092 × 0.138 – 0.1296 = 0.0648%

これまでの判明している隠れコストと比較してみます。

対象期間 隠れコスト
第1期決算 17.9.29~18.7.17 0.1416%
第2期3ヶ月 18.7.18~18.10.17 0.0901%
第2期6ヵ月 18.7.18~19.1.17 0.0749%
第2期9ヵ月 18.7.18~19.4.17 0.0648%

 

楽天VTと異なり、段階的に隠れコストが減っているように見えます。

純資産総額の増加に伴いコストが抑えられているとプラスに捉えることもできますし、時期によって発生する費用にブレ幅があるとマイナスに捉えることもできます。

もしくはどちらでもなく、費用明細の数値が1円単位で記載されていることが原因でたまたまこうなっているだけかもしれません。

 

第2期の正式な結果に期待

年1回でいい報告を3ヶ月毎に発表したり、楽天バンガード専用サイトを立ち上げたりと、顧客に対する積極的なアプローチは評価できます。

その一方、費用明細の中途結果がどれほどの意味を持っているかはまだ分かりません。

楽天VT・楽天VTIともに第1期の運用報告書から計算した隠れコストと、第2期の中途結果から概算した隠れコストには大きな差があります。

なのでもしかしたら、決算日の直前に大きな費用が発生して、結局第2期も第1期と同じくらいの隠れコストになってしまう・・・という可能性も考えられなくはありません。

運用報告書を作成するためのコストなんかもかかりそうですからね。

とはいえ単に第1期が高すぎただけで、第2期以降は今回試算した水準になっているとは思います。

なので今回試算した第2期隠れコスト(仮)と、今後発表される正式な第2期隠れコストが大体同じ数値になれば、3ヶ月毎の中途結果発表も意味があるものになるといえます。

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楽天バンガード次郎

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楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)を徹底分析。米国株全域に投資できる超低コスト投信! https://siegeljiro.com/rakuten-vti-bunseki https://siegeljiro.com/rakuten-vti-bunseki#comments Mon, 30 Sep 2019 22:01:01 +0000 http://siegeljiro.com/?p=3241 つみたて次郎です。

今回は、楽天・全米株式インデックスファンド(投資信託)を分析していきます。

2017年9月29日に設定された商品で、つみたてNISAの対象商品にも選ばれています。

投資対象としては、米国株全体をカバーする「CRSF U.S Total Market Index」のインデックスに連動します。

これに連動する海外ETFでは、「バンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI)」が非常に有名です。

楽天・全米株式インデックス・ファンド基本情報

情報
ファンド名 楽天・全米株式インデックス・ファンド
連動指数 CRSF U.S Total Market Index
信託報酬 0.162%
運用会社 楽天投信投資顧問㈱

 

同指数をベンチマークとする投信の中では圧倒的低コストとなっており、小型株含む米国株全体に投資したいのであればこれ一択ともいえる内容です。

米国株という括りで考えていくと、S&P500に連動するeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が強力なライバルとなります。

参考記事「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) vs 楽天VTI

投資内容やコスト水準が非常に似ているので、比較して選んでいきたいですね。

 

ETFによる独自運用

また、運用方法に大きな特徴があります。

出典「楽天投信」

ベンチマークとなっているCRSF U.S Total Market Indexには、約4,000近い米国株が採用されているため、通常ならば膨大な数の株式をファンド内で保有する必要があります。

しかしこの投信は、その代わりに海外ETFであるバンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI)のみを投資対象としています。

これは、投資信託内で別の投資信託に投資するファンド・オブ・ファンズと非常に似た手法であり、さしずめファンド・オブ・ETFといったところでしょうか。

メリットとしては、ファンド運用管理の一部をバンガードに任せてしまうような形になるので、楽天側としては必要経費を抑えられることができます。

デメリットとしては元ETF側の信託報酬が発生してしまうことですが、VTIの信託報酬はたったの0.03%と非常に低いです。

その他楽天等の取り分として0.132%の信託報酬が発生しますが、合計してもたったの年間0.162%となり、これは全米国株ファンドの中でも最安値です。

独自の運用方法がどう影響するかが気になりますが、全体として非常にハイレベルな仕上がりになっています。

また、VTIのみに投資するという特徴から、投資界隈では「楽天VTI」という名前で呼ばれることが非常に多いです。

 

 

ETFにはないメリット

投資信託なので、海外ETFであるVTを直接買うのと比べて様々なメリットがあります。

 

購入時の手数料がかからない

海外ETFであるVTIの場合、売買手数料がかかります。売買手数料は証券会社によってもまちまちですが、SBI証券の場合は最低5.4ドル(約600円)が必要になります。

VTIの株価は現在約140ドル(約15,500円)と少額から投資できますが、1株だけの購入だと10%近い金額が売買手数料と取られてしまうため、基本的には避けるべきです。

その一方、楽天VTIは売買手数料が無料なので、少額で取引する人にとって有利です。

 

ドルではなく円で直接投資できる

海外ETFであるVTIの場合は、米国市場から購入しなければならず、日本円ではなく米ドルで取引する必要があります。

円をドルに交換する場合は為替手数料が必要ですし、投資成績もすべてドルで表示されるため、リターンや税金等の計算が複雑になります。

楽天VTIの場合は円で直接購入できますので、為替手数料はかかりませんし、円で評価額がチェックできるため分かりやすいです。

 

金額指定で購入できる

楽天VTIは投資信託なので、口数ではなく金額で購入することができます。1万円分などといった分かりやすい単位で購入もできますし、中途半端な金額でもすっきり全額投資できます。

本家VTIの場合は、1株ずつ(現在価格約15,500円)単位でしか購入できず、売買手数料の問題があるためある程度まとまった金額での売買が必要です。

 

自動で積立・配当金再投資ができる

海外ETFの場合、毎回手動で市場に注文を出し買い付ける必要があります。また、配当金を再投資する場合も全て手動です。

投資信託であれば、一度積立設定をしてしまえば、財形貯蓄のように給料天引きで自動購入することもできますし、分配金の再投資もファンド内で自動的に行われます。

 

配当課税を繰り延べできる

本家VTIの場合は毎年2%前後の配当金が発生しますが、楽天VTIは現状分配金を出さない無分配型投資信託となっています。

分配金が出ないことで、税金の支払いが繰り延べられ複利効果が高まるので、長期投資する場合は有利になります。

参考記事「投資信託における無分配型と分配金再投資型の違い

 

つみたてNISAやiDECO対応

少額投資をする場合は、つみたてNISAやiDECOを活用するのが望ましいです。

本家VTはETFなので、直接これらの制度を使って購入することは出来ませんが、楽天VTならば投資信託扱いなので投資可能になります。

つみたてNISAならばほぼすべてのネット証券で、iDECOなら楽天証券で現状投資可能になっています。

参考記事「楽天証券とSBI証券を比較

 

元々投資信託は、ETFに比べて利便性の面で優れている部分が多いです。

海外ETFであるVTIを投資信託という形で投資できるのが、楽天VTI最大の魅力ともいえます。

逆に言えば、上記メリットがあまり魅力的でないのであれば、VTIを直接買うほうが良いかもしれません。

参考記事「楽天VTI vs 本家VTI

楽天に追加で手数料を払っているのは間違いないので、トータルリターンでは本家VTIに分があるでしょう。

とはいえ、楽天側の取り分も非常に良心的で、最終的な信託報酬0.1696%は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の0.165%を下回り現在米国株ファンドとしては最安値です。

※さらに低コストなファンドとしてSBI・バンガード・S&P500インデックスが登場しましたが、投資対象が若干違うので十分差別化できています。

総資産額は約567億円もあり、繰上償還リスクも十分低いでしょう。(2018年10月1日現在)

これらの要素を踏まえれば、楽天に多少のコストを払ってでも投資信託という形で投資できるのはとても大きなメリットです。

 

競合商品について

米国株式クラスとして非常に優秀な投信ですが、強力なライバル商品としてeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が素材しています。

参考記事「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) vs 楽天VTI

内容や信託報酬が非常に似ているので、比較しながら選んでいきたいところです。

ちなみにつみたて次郎は、どちらも甲乙つけがたいので、つみたてNISAで両方とも投資しています。

参考記事「つみたてNISAで積立する商品を変更します

また、つみたてNISAやiDECOで投資できませんが、米国株ファンドというジャンルでは「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」という選択肢もあります。

米国株インデックスファンドであれば、基本的にこの3つから選んでいくような形になるでしょう。

 

楽天VTIを買うなら?

楽天・全米株式インデックス・ファンドに投資するのであれば、非課税で運用することができるつみたてNISAでの運用がおすすめです。

また、楽天証券で楽天カード決済をすると1%がポイント還元になるのでとてもオトクです。

参考記事…つみたてNISA×楽天証券×楽天カードで資産運用を始めよう!
外部リンク…楽天証券(公式)

楽天証券の場合iDeCoの対象商品にもなっているので、iDeCo口座でも楽天VTIへの投資が可能です。

参考記事…楽天証券でiDeCo(イデコ)を始めるメリットとおすすめファンド
外部リンク…【楽天証券】個人型確定拠出年金(公式)

 

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楽天VTI次郎

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【祝】楽天バンガードファンドの信託報酬が一部引き下げ https://siegeljiro.com/rakuten-vanguard-hikisage https://siegeljiro.com/rakuten-vanguard-hikisage#comments Tue, 12 Mar 2019 23:01:36 +0000 https://siegeljiro.com/?p=10377 つみたて次郎です。

当ブログでも頻繁に登場する楽天・バンガード・ファンドですが、一部商品について信託報酬引き下げが発表されました。

外部リンク…「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ 実質的にご負担いただく運用管理費用の引き下げについて

下記6ファンドが引き下げ対象になっています。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)

略称 変更前 変更後
楽天VT 0.2296% 0.2196%
楽天VWO 0.2696% 0.2496%
楽天VYM 0.2096% 0.1896%
株式重視型 0.2446% 0.2376%
均等型 0.2546% 0.2496%
債券重視型 0.2646% 0.2616%

 

楽天バンガードは、バンガードETFまたはバンガード投信を実質的な投資対象とするファンド・オブ・ファンズ形式の投資信託です。

信託報酬は、投資元信託報酬+0.1296%が基本となっています。

今回の引き下げは、つい先月発表されたバンガードのETFの信託報酬引き下げがその理由となっています。

参考記事…バンガードETFが信託報酬引き下げ【VT・VWO・VYMなど】

楽天VT、楽天VWO、楽天VYMの3種については投資元ETFの引き下げがそのまま反映されています。

バランスファンドの3種については、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンドをファンド内部で組み合わせて運用されています。

本家VTについては引き下げされているので、VTへの投資比率に応じて引き下げ幅も変わっています。

出典「楽天投信投資顧問」

公式資料でとても分かりやすくまとめられています。

つみ次郎はこのうち楽天VYMを保有しているので、嬉しいニュースですね。0.02%の引き下げはデカいです。

 

 

楽天バンガード含めファンド・オブ・ファンズ形式で運用されるファンドの特徴は、投資元ファンドの変化の影響を受けることです。

今回の場合は、本家バンガード(ETF)の変化が楽天バンガード(投信)に影響を与えています。

特に楽天VTについては、本家VTの変更により2回目の引き下げとなっています(0.2396%→0.2296%→0.2196%)

今のところは完全にメリットになっていますが、万が一バンガードETFの信託報酬が上がってしまった場合はデメリットにもなってしまうことは押さえておきたいですね。

VYMI「せやな」

また、楽天バンガード自体の上乗せ分(0.1296%)の引き下げが期待されるのではないかと思います。

楽天バンガードが登場した当初から言われていますが、バンガードETFの水準に対して0.1296%の上乗せは高すぎるという批判があります。

皮肉にもバンガードETFの信託報酬がゼロに近づくほど、その割高感が目立つことになります。

つみ次郎としてはETF→投信に変換するコストとして妥当だと思っていますが、Slim先進国株ニッセイ外国株式がトータルで0.11826%なことを考えるとちょっと引き下げを期待してしまいますね。

 

あと気になったのが、隠れた楽天バンガードといえる楽天・インデックス・バランス(DC年金)について言及がなかった点です。

こちらも本家VTが15%ほど組み込まれているので、単純計算で0.0015%の引き下げになると思っていました。

ただしこちらはDC専用、楽天等上乗せ分がなぜか0.0648%と他の楽天バンガードとは異なる事情を抱えているので、また後で発表されるのかもしれません(引き下げなしは流石に考えにくい)

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楽天バンガード次郎

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楽天バンガード12月・1月分レポート https://siegeljiro.com/rakuten-vanguard-12-1 https://siegeljiro.com/rakuten-vanguard-12-1#respond Thu, 21 Feb 2019 22:01:57 +0000 https://siegeljiro.com/?p=10184 つみたて次郎です。

いつもの楽天バンガードレポートまとめです。

下記4ファンドにおける2018年12月分及び2019年1月分についてです。

 

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
→FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
→CRSP USトータル・マーケット・インデックス

楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)
→FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)
→ FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス

 

つい先日には運用会社である楽天投信投資顧問㈱からは第2期半年経過時点の費用明細が発表されており、実質コスト面では期待できそうな水準になっていました。

参考記事…楽天バンガードの臨時レポート(第2期半年経過分)が出ていました

また、新しい楽天バンガードシリーズとして債券ファンドが登場したのも記憶に新しいです。

参考記事…楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンドが新登場

コンセプト的にはバンガード社のETFや投信の数だけ新規投入が検討できるので、今後も徐々に増えていくと嬉しいですね。

 

2018年12月及び2019年1月分の各ベンチマークとファンドのリターンを記載します。

2018年12月分

略名 ファンド ベンチマーク 指数との乖離
楽天VT -9.8% -10.1% +0.3%
楽天VTI -11.3% -11.3% ±0.0%
楽天VWO -6.1% -6.2% +0.1%
楽天VYM -10.6% -10.5% -0.1%

 

珍しく楽天VTが高めの上方乖離になっています。

全体として大きな下落がありましたが、下落幅の大きさが米国>全世界>新興国となっており、これまでと逆の傾向になっていますね。

 

2019年1月分

略名 ファンド ベンチマーク 指数との乖離
楽天VT +6.2% +6.4% -0.2%
楽天VTI +6.4% +6.6% -0.2%
楽天VWO +7.0% +6.0% +1.0%
楽天VYM +4.0% +4.1% -0.1%

 

楽天VWOがプラス1%と大きく上方乖離しています。

12月は全部下げ・1月は全部上げという結果になっています。

また、楽天VYMの上げ幅がかなり抑えめになっており、まだまだ高配当株への追い風は続きそうです。

最近は2ヶ月に1回のレポートまとめとなっていますが、月次リターンで見ると上げ下げを交互に繰り返していることが多く面白みがないですね。

市場が良くも悪くも沸き上がりそうな2ヶ月連続爆上げor爆下げが来てほしいところです(笑)

 

過去の乖離率一覧は次の通りです。

ベンチマークに対する月別乖離

期間楽天VT楽天VTI楽天VWO楽天VYM
2017.10-0.8%-0.5%なしなし
2017.11-0.2%0%-1.3%なし
2017.120%-0.1%+0.6%なし
2018.1-0.2%-0.1%+0.6%なし
2018.2-0.1%-0.1%-0.9%0%
2018.3+0.5%0%+2.1%-0.2%
2018.4-0.2%0%-0.4%0%
2018.50%0%-0.2%0%
2018.6-0.2%0%-0.5%-0.1%
2018.7-0.4%-0.1%+0.2%0%
2018.80%0%-0.9%0%
2018.9+0.1%-0.1%+1.0%-0.1%
2018.10+0.2%0%+0.7%-0.1%
2018.11-0.2%0%-0.5%0%
2018.12+0.3%0%+0.1%-0.1%
2019.1-0.2%-0.2%+1%-0.1%
※リターンではないので注意。

やはり楽天VWOのブレ幅が大きいのは気になりますが、その他3種についてはレポート上の数値を見る限りでは安定期に入ったのではないかと思います。

なので後は楽天バンガード以外の投資信託、特に現物運用されるタイプのファンドと比較してリターンの推移をチェックしていきたいところですね。

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楽天バンガード次郎

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【恒例】楽天バンガードの臨時レポート(第2期半年経過分)が出ていました https://siegeljiro.com/rakuten-hantoshi https://siegeljiro.com/rakuten-hantoshi#respond Mon, 04 Feb 2019 22:01:25 +0000 https://siegeljiro.com/?p=10027 つみたて次郎です。

楽天・バンガード・ファンドを運用する楽天投信投資顧問より、決算期途中における費用明細について臨時レポートが出ていました。

外部リンク…運用報告書「1万口当たり費用明細」の経過について

2018年7月18日~2019年1月17日の約半年間における費用明細です。

楽天バンガードのうち楽天VT楽天VTI楽天VWO楽天VYMについては毎年7月17日が決算日となっており、第1回の運用報告書は2018年9月に発表されています。

参考記事……楽天バンガードの第1回運用報告書から実質コストを計算してみる【VT・VTI・VWO・VYM】

しかしその後も定期的に臨時レポートが発表されており、投資信託としては非常に珍しい状況になっています。

参考記事…【謎】楽天バンガードの費用明細に関する臨時レポートが出されました

前回では3ヶ月経過時点の費用明細が発表され、今回は半年経過時点となっていますので、四半期ごとにレポートを出していることになります。

 

費用明細は楽天VTと楽天VTIのみ

前回の臨時レポート同様、費用明細が載っているのは楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の2つだけになっており、楽天VWO楽天VYMについては名前だけ登場している状態です。

レポート中でも楽天VT楽天VTIは「同シリーズの中でも純資産額が大きい」ということで大きく扱われていることから、費用明細の途中経過を報告するのもこの2つに絞っていると読み取れます。

このように書くと「残り2つを省いてる」という印象になってしまいますが、元々途中経過の報告そのものが異例ですから、そこまで望むのは酷かもしれません。

もしかしたら途中経過を集計するのはそれなりの労力が必要なのかもしれませんし、そのために余計なコストがかかっていたら本末転倒ですからね。

 

 

楽天VTと楽天VTIの推定実質コスト

レポートより引用します。

 

出典…楽天投信投資顧問

前回の3ヶ月時点の費用明細では「その他費用」が計上されていませんでしたが、今回は半年分相当が計上されていると思われます。

上記表をもとに1年間当たりに換算した第2期実質コスト(推定)を第1期実質コストと比較してみます。

第1期 第2期(推定)
楽天VT 0.5020% 0.3421%
楽天VTI 0.3112% 0.2445%

 

信託報酬を除いた隠れコストで比較すると以下の通りです。

第1期 第2期(推定)
楽天VT 0.2724% 0.1125%
楽天VTI 0.1416% 0.0749%

 

隠れコストでは第1期の半分程度にまで下がっており、この調子であれば第2期決算は期待できそうです。

ただし3ヶ月経過時点の費用明細では「その他費用」が0円となっていたことを考えると、途中経過を1年換算した数値がどれほど信頼できるかは微妙なところです(切り捨てで0円になっていた可能性も考えられそうですが)

もしかしたら決算直前になると急増する費用がある…という可能性もないとは言い切れませんので、(多分出るはずの)9か月経過時点のレポートと、正式な第2回運用報告書が出るまで気長に待ってみましょう。

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楽天バンガード次郎

 

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https://siegeljiro.com/rakuten-hantoshi/feed 0 10027
【悲報】楽天証券から投信基準価格下落メールが届く&楽天バンガードの臨時レポート https://siegeljiro.com/rakuten-toushingeraku https://siegeljiro.com/rakuten-toushingeraku#respond Wed, 26 Dec 2018 22:01:17 +0000 https://siegeljiro.com/?p=9610 つみたて次郎です。

昨日12月26日、楽天証券より少し遅めのクリスマスプレゼントが届きましたのでその喜び(悲しみ?)をみんなにシェアしたいと思います。

 

一昨日12月25日には日本株と米国株が大きく暴落しましたが、丁寧にメールで伝えてくれたようです。

ちなみに今年のメインで利用していた証券口座はSBI証券だけだったので、試験的に積立している楽天VYMについてのみメールが届いています。

参考記事…投信積立の楽天カード決済を設定しました

ちなみに楽天バンガードシリーズに限らず、騰落率がマイナス5%を超えた場合に通知されているようです。

楽天証券で複数の投信を保有している人は、マイナスで画面が埋め尽くされていそうですね(笑)

 

なお楽天バンガードシリーズについては、マイナス5%を超えている投信について12月26日付の臨時レポートが出ています。

主要4商品の騰落率は次の通りです。

略称 12月21時点 12月25日時点 騰落率
楽天VTI 9,688円 9,138円 -5.7%
楽天VT 9,167円 8,733円 -4.7%
楽天VWO 8,574円 8,336円 -2.8%
楽天VYM 8,971円 8,498円 -5.3%

 

マイナス5%を超えた楽天VTI及び楽天VYMについて個別に臨時レポートが出ています。

外部リンク…楽天・全米株式インデックス・ファンドの基準価額下落について
外部リンク…楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの基準価額下落について

 

投信ではなく市場全体への感想としては、相対的に新興国株や米国外先進国株が堅調で、日本株と米国株が大きく下げる結果になりました。

つみたて次郎の様に米国株ファンドをポートフォリオの中心にしている人にとっては辛いクリスマスプレゼントになりましたね。

米国株の好調もこれまでなのかもしれません。

ですが元々米国株が割高に推移しているのは分かり切っていることですし、米国株が好調な時もあればそれ以外が好調な日もあって当然です。

それらを全部覚悟のうえで米国株(ファンド含む)に集中投資しているなら、何も動じる必要はありません。

含み益も含み損も確定しなければただの幻です。

答え合わせは何十年も先ですので、それまで気長に旅を続けましょう。

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つみたて次郎の旅は続く

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https://siegeljiro.com/rakuten-toushingeraku/feed 0 9610
楽天バンガード10月・11月分レポート https://siegeljiro.com/rakuten-vanguard-1011gatsu https://siegeljiro.com/rakuten-vanguard-1011gatsu#respond Tue, 18 Dec 2018 03:01:54 +0000 https://siegeljiro.com/?p=9490 つみたて次郎です。

いつの間にか毎月ではなく2ヶ月1回の記事になっていますが、楽天バンガードの月次レポートをまとめていきます。

 

下記4商品について分析していきます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
→FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
→CRSP USトータル・マーケット・インデックス

楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)
→FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)
→ FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス

 

最近は目新しい話題がなく退屈しているところです。

とりあえず仲間外れになっている楽天VYMに友達を作ってあげて欲しいです(切実)

VYM(高配当株)だけが単体でラインナップに含まれているのはやはり不自然すぎますね(私は別に困ってませんが)

楽天VIG(連続増配株)ならVYMと同じくらい需要もありそうですけどねぇ(VYM自体の需要はお察し)

 

ここからは本題に入り、10月分及び11月分の各ベンチマークとファンドのリターンを記載します。

10月分

略名 ファンド ベンチマーク 指数との乖離
楽天VT -9.2% -9.4% +0.2%
楽天VTI -8.6% -8.6% ±0.0%
楽天VWO -9.5% -10.2% +0.7%
楽天VYM -4.8% -4.7% -0.1%

 

11月分

略名 ファンド ベンチマーク 指数との乖離
楽天VT +2.6% +2.8% -0.2%
楽天VTI +2.5% +2.5% ±0.0%
楽天VWO +6.3% +6.8% -0.5%
楽天VYM +2.9% +2.9% ±0.0%

 

乖離率云々よりも、10月の地獄絵図っぷりがハンパないですねw

投資信託だと円建てのリターンがすぐ分かるので便利です。

後は楽天VYMがちゃんとディフェンシブしているのが感動しました(笑)

とはいっても現時点で設定当初の基準価格1万円を割れているので損していることに変わりはないですが(泣)

楽天VYMの総資産額は約14億円とまだまだ心細いので、楽天VTI(約288億円)の人気に負けないで頑張ってもらいたいですね(棒読み)

 

過去の乖離率一覧は次の通りです。

ベンチマークに対する月別乖離

期間楽天VT楽天VTI楽天VWO楽天VYM
2017.10-0.8%-0.5%なしなし
2017.11-0.2%0%-1.3%なし
2017.120%-0.1%+0.6%なし
2018.1-0.2%-0.1%+0.6%なし
2018.2-0.1%-0.1%-0.9%0%
2018.3+0.5%0%+2.1%-0.2%
2018.4-0.2%0%-0.4%0%
2018.50%0%-0.2%0%
2018.6-0.2%0%-0.5%-0.1%
2018.7-0.4%-0.1%+0.2%0%
2018.80%0%-0.9%0%
2018.9+0.1%-0.1%+1.0%-0.1%
2018.10+0.2%0%+0.7%-0.1%
2018.11-0.2%0%-0.5%0%
2018.12+0.3%0%+0.1%-0.1%
2019.1-0.2%-0.2%+1%-0.1%
※リターンではないので注意。

 

今回で(楽天VYM以外は)2年目に突入しましたが、4種とも乖離自体はプラスにもマイナスなるので平均すると大きな誤差にはなっていないように見えます。(ベンチマークの設定等も考慮する必要はありますが)

一番ブレている楽天VWOでも、2017.11月~2018年11月のトータルではトントンになっています。

楽天VWOの月次乖離率を単純平均すると1ヵ月あたり+0.04%、乖離率の累計でも13ヶ月で+0.048%と若干プラスになっています。

実際には基準価格との兼ね合いがあるのでベンチマークに対する勝敗は不明ですが、少なくとも大幅に下方乖離しているということはなさそうですね。

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投信ウォッチ

 

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https://siegeljiro.com/rakuten-vanguard-1011gatsu/feed 0 9490
【謎】楽天バンガードの費用明細に関する臨時レポートが出されました https://siegeljiro.com/rakutenvtvti-tyuuto https://siegeljiro.com/rakutenvtvti-tyuuto#respond Wed, 31 Oct 2018 21:01:30 +0000 http://siegeljiro.com/?p=8893 つみたて次郎です。

楽天バンガードを運用する楽天投信投資顧問㈱より、謎の臨時レポートが出されていたので紹介します。

外部リンク…運用報告書「1万口当たりの費用明細」の経過について

楽天VTと楽天VTIの費用明細について記載されています。

楽天バンガードといえば、先日第1回運用報告書が出されたばかりであり、その後すぐに臨時レポートを出したことでちょっとした話題?になりました。

参考記事「楽天バンガードの第1回運用報告書から実質コストを計算してみる【VT・VTI・VWO・VYM】

参考記事「楽天投信投資顧問より楽天バンガードの実質コストについて説明がありました

今回発表された臨時レポートも、特に説明責任や緊急性を要するような内容ではなく、なぜ臨時レポートが出たのか良く分かりません。

レポートでは2018年7月18~10月17日の約3ヶ月における費用について説明されていますが、もしかしたら今後は3ヶ月ごとにレポートを出す方針なのかもしれません。

もしくは大量の問い合わせが寄せられているからといった可能性も考えられますが、こまめに現況を報告しようとする姿勢は評価できます。(費用に悪影響が出ない程度であれば)

 

 

ここからはレポートの内容を読み解いていきたいと思います。

最初に述べた通り、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)及び楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の約3か月間における費用明細について記載されています。

出典「楽天投信投資顧問」

出典「楽天投信投資顧問」

それぞれ1年間に換算した隠れコストを一覧でまとめてみます。

略称 第1期 第2期(仮)
楽天VT 0.2724% 0.0880%
楽天VTI 0.1416% 0.0901%

第1期…2017年9月29日~2018年7月17日
第2期(仮)…2018年7月18日~2018年10月17日

あくまで3か月間の費用を1年に換算しただけなので概算に過ぎませんが、現時点で大幅に隠れコストが抑えられています。

特に楽天VTは3分の1以下になっており、信頼に足りる計算なのか不安になってしまいます。

 

信託報酬を加えた1年間当たりの実質コストにしてまとめてみます。

略称 第1期 第2期(仮)
楽天VT 0.5020% 0.3176%
楽天VTI 0.3112% 0.2597%

 

この水準で無事決算を迎えられるのであれば、多くの投資家が納得できそうです。

あくまで短期間での費用なので目安程度に過ぎませんが、去年よりは良い結果が期待できるかもしれませんね。

 

※同日追記…「その他費用」が計上されていないというご指摘がありました。そのため第1期と同等のその他費用を加算した数値も記載します。

その他費用を考慮した隠れコスト(推定)

略称 第1期 第2期(仮)
楽天VT 0.2724% 0.1396%
楽天VTI 0.1416% 0.1291%

 

その他費用を考慮した実質コスト(推定)

略称 第1期 第2期(仮)
楽天VT 0.5020% 0.3692%
楽天VTI 0.3112% 0.2987%

 

こちらのほうが実態に近い数値となりそうです。

楽天VTIは去年とほぼ同水準になってしまいましたが、楽天VTはかなり費用を抑えることができています。

ただし臨時レポートを頻繁に出すことで費用が増える可能性があるので、あくまで参考程度でお願いします。

 

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楽天バンガード次郎

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https://siegeljiro.com/rakutenvtvti-tyuuto/feed 0 8893
楽天バンガード8月・9月分レポート https://siegeljiro.com/rakuten-vanguard-89gatsu https://siegeljiro.com/rakuten-vanguard-89gatsu#respond Sat, 27 Oct 2018 21:01:14 +0000 http://siegeljiro.com/?p=8757 つみたて次郎です。

最近サボり気味な楽天バンガードシリーズのレポートまとめです。

先月スルーしたため今回は8月分・9月分一緒に記載しています。

 

下記4商品について分析していきます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
→FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
→CRSP USトータル・マーケット・インデックス

楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)
→FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)
→ FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス

 

先月は楽天バンガードの運用報告書が発表されたり、今月は楽天VT最大のライバルが登場したりと話題が尽きませんでした。

全体的な実質コストは高めでしたが、十分許容範囲内だったのでとりあえず安心です。

 

ここからは本題に入り、8月分及び9月分の各ベンチマークとファンドのリターンを記載します。

8月分

略名 ファンド ベンチマーク 指数との乖離
楽天VT +1.3% +1.3% ±0%
楽天VTI +4.0% +4.0% ±0%
楽天VWO -4.4% -3.5% -0.9%
楽天VYM +1.8% +1.8% ±0%

 

9月分

略名 ファンド ベンチマーク 指数との乖離
楽天VT +2.6% +2.5% +0.1%
楽天VTI +2.4% +2.5% -0.1%
楽天VWO +2.1% +1.1% +1.0%
楽天VYM +2.4% +2.5% -0.1%

 

気になるのは8月における楽天VTのプラス乖離、両月における楽天VWOの大きなプラス乖離とマイナス乖離ですね。

ETF自体がベンチマークと若干ズレるので、長期的には辻褄があっていれば問題ありませんが、それでも大きなブレ幅は歓迎できません。

 

過去の乖離率一覧は次の通りです。

ベンチマークに対する月別乖離

期間楽天VT楽天VTI楽天VWO楽天VYM
2017.10-0.8%-0.5%なしなし
2017.11-0.2%0%-1.3%なし
2017.120%-0.1%+0.6%なし
2018.1-0.2%-0.1%+0.6%なし
2018.2-0.1%-0.1%-0.9%0%
2018.3+0.5%0%+2.1%-0.2%
2018.4-0.2%0%-0.4%0%
2018.50%0%-0.2%0%
2018.6-0.2%0%-0.5%-0.1%
2018.7-0.4%-0.1%+0.2%0%
2018.80%0%-0.9%0%
2018.9+0.1%-0.1%+1.0%-0.1%
2018.10+0.2%0%+0.7%-0.1%
2018.11-0.2%0%-0.5%0%
2018.12+0.3%0%+0.1%-0.1%
2019.1-0.2%-0.2%+1%-0.1%
※リターンではないので注意。

 

全体的な傾向としては、米国株のみに投資する楽天VTIや楽天VYMの乖離は小さく、楽天VTや楽天VWOは大きな乖離を出すことが多いですね。

三重課税の影響もかなりありそうですが、特に楽天VWOのブレ幅は突出しています。

やはり海外ETF経由で米国外株式に投資するのは、長期的に大きなハンデを抱えることになりそうな気がします。

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投信ウォッチ

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