【謎】楽天バンガードの費用明細に関する臨時レポートが出されました
つみたて次郎です。
楽天バンガードを運用する楽天投信投資顧問㈱より、謎の臨時レポートが出されていたので紹介します。
外部リンク…運用報告書「1万口当たりの費用明細」の経過について
楽天VTと楽天VTIの費用明細について記載されています。
楽天バンガードといえば、先日第1回運用報告書が出されたばかりであり、その後すぐに臨時レポートを出したことでちょっとした話題?になりました。
参考記事「楽天バンガードの第1回運用報告書から実質コストを計算してみる【VT・VTI・VWO・VYM】」
参考記事「楽天投信投資顧問より楽天バンガードの実質コストについて説明がありました」
今回発表された臨時レポートも、特に説明責任や緊急性を要するような内容ではなく、なぜ臨時レポートが出たのか良く分かりません。
レポートでは2018年7月18~10月17日の約3ヶ月における費用について説明されていますが、もしかしたら今後は3ヶ月ごとにレポートを出す方針なのかもしれません。
もしくは大量の問い合わせが寄せられているからといった可能性も考えられますが、こまめに現況を報告しようとする姿勢は評価できます。(費用に悪影響が出ない程度であれば)
ここからはレポートの内容を読み解いていきたいと思います。
最初に述べた通り、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)及び楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の約3か月間における費用明細について記載されています。
出典「楽天投信投資顧問」
出典「楽天投信投資顧問」
それぞれ1年間に換算した隠れコストを一覧でまとめてみます。
略称 | 第1期 | 第2期(仮) |
楽天VT | 0.2724% | 0.0880% |
楽天VTI | 0.1416% | 0.0901% |
第1期…2017年9月29日~2018年7月17日
第2期(仮)…2018年7月18日~2018年10月17日
あくまで3か月間の費用を1年に換算しただけなので概算に過ぎませんが、現時点で大幅に隠れコストが抑えられています。
特に楽天VTは3分の1以下になっており、信頼に足りる計算なのか不安になってしまいます。
信託報酬を加えた1年間当たりの実質コストにしてまとめてみます。
略称 | 第1期 | 第2期(仮) |
楽天VT | 0.5020% | 0.3176% |
楽天VTI | 0.3112% | 0.2597% |
この水準で無事決算を迎えられるのであれば、多くの投資家が納得できそうです。
あくまで短期間での費用なので目安程度に過ぎませんが、去年よりは良い結果が期待できるかもしれませんね。
※同日追記…「その他費用」が計上されていないというご指摘がありました。そのため第1期と同等のその他費用を加算した数値も記載します。
その他費用を考慮した隠れコスト(推定)
略称 | 第1期 | 第2期(仮) |
楽天VT | 0.2724% | 0.1396% |
楽天VTI | 0.1416% | 0.1291% |
その他費用を考慮した実質コスト(推定)
略称 | 第1期 | 第2期(仮) |
楽天VT | 0.5020% | 0.3692% |
楽天VTI | 0.3112% | 0.2987% |
こちらのほうが実態に近い数値となりそうです。
楽天VTIは去年とほぼ同水準になってしまいましたが、楽天VTはかなり費用を抑えることができています。
ただし臨時レポートを頻繁に出すことで費用が増える可能性があるので、あくまで参考程度でお願いします。
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楽天バンガード次郎