【恒例】楽天バンガードの臨時レポート(第2期半年経過分)が出ていました
つみたて次郎です。
楽天・バンガード・ファンドを運用する楽天投信投資顧問より、決算期途中における費用明細について臨時レポートが出ていました。
外部リンク…運用報告書「1万口当たり費用明細」の経過について
2018年7月18日~2019年1月17日の約半年間における費用明細です。
楽天バンガードのうち楽天VT・楽天VTI・楽天VWO・楽天VYMについては毎年7月17日が決算日となっており、第1回の運用報告書は2018年9月に発表されています。
参考記事……楽天バンガードの第1回運用報告書から実質コストを計算してみる【VT・VTI・VWO・VYM】
しかしその後も定期的に臨時レポートが発表されており、投資信託としては非常に珍しい状況になっています。
参考記事…【謎】楽天バンガードの費用明細に関する臨時レポートが出されました
前回では3ヶ月経過時点の費用明細が発表され、今回は半年経過時点となっていますので、四半期ごとにレポートを出していることになります。
費用明細は楽天VTと楽天VTIのみ
前回の臨時レポート同様、費用明細が載っているのは楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)と楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の2つだけになっており、楽天VWOと楽天VYMについては名前だけ登場している状態です。
レポート中でも楽天VTと楽天VTIは「同シリーズの中でも純資産額が大きい」ということで大きく扱われていることから、費用明細の途中経過を報告するのもこの2つに絞っていると読み取れます。
このように書くと「残り2つを省いてる」という印象になってしまいますが、元々途中経過の報告そのものが異例ですから、そこまで望むのは酷かもしれません。
もしかしたら途中経過を集計するのはそれなりの労力が必要なのかもしれませんし、そのために余計なコストがかかっていたら本末転倒ですからね。
楽天VTと楽天VTIの推定実質コスト
レポートより引用します。
出典…楽天投信投資顧問
前回の3ヶ月時点の費用明細では「その他費用」が計上されていませんでしたが、今回は半年分相当が計上されていると思われます。
上記表をもとに1年間当たりに換算した第2期実質コスト(推定)を第1期実質コストと比較してみます。
第1期 | 第2期(推定) | |
楽天VT | 0.5020% | 0.3421% |
楽天VTI | 0.3112% | 0.2445% |
信託報酬を除いた隠れコストで比較すると以下の通りです。
第1期 | 第2期(推定) | |
楽天VT | 0.2724% | 0.1125% |
楽天VTI | 0.1416% | 0.0749% |
隠れコストでは第1期の半分程度にまで下がっており、この調子であれば第2期決算は期待できそうです。
ただし3ヶ月経過時点の費用明細では「その他費用」が0円となっていたことを考えると、途中経過を1年換算した数値がどれほど信頼できるかは微妙なところです(切り捨てで0円になっていた可能性も考えられそうですが)
もしかしたら決算直前になると急増する費用がある…という可能性もないとは言い切れませんので、(多分出るはずの)9か月経過時点のレポートと、正式な第2回運用報告書が出るまで気長に待ってみましょう。
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楽天バンガード次郎