※画像は全く関係ありません。
ひふみ九段です。
ひふみ投信で有名なレオス・キャピタルワークス㈱より、新規ファンド設定に関するニュースがありました。
外部リンク…中長期資産形成に適したバランスファンド「ひふみらいと」「まるごとひふみ」を新規設定
外部リンク…「まるごとレオス」、債券運用も自社で行うバランスファンドで投資の第一歩から安心を
新たに設計されるのは以下の4つです。
・ひふみらいと
・まるごとひふみ15
・まるごとひふみ50
・まるごとひふみ100
上記のうち、ひふみらいとは直販系となっており、購入するためにはひふみ投信やひふみワールドと同じくレオス社の証券口座を開設する必要があります。
残り3つについては間接販売系となっており、現時点で11社ある取扱金融機関の中にはSBI・楽天・マネックスといったいつものメンバーの名前も含まれていますので、ネット証券で買うのも容易です。
いずれも設定日は3月30日となっています。
全然関係ない話ですが、ネーミングが生命保険っぽいのは気のせいですかね(笑)
各投信の解説の前に、レオス・キャピタルワークス㈱が運用している代表的なマザーファンドについて解説します。
名称 | 投資対象 | 主なベビーファンド |
ひふみ投信 マザーファンド |
国内外株式 (大半は国内) |
ひふみ投信 ひふみプラス ひふみ年金 |
ひふみワールド ファンドFOFs用 |
海外株式 | ひふみワールド ひふみワールド+ |
ひふみグローバル債券 マザーファンド |
国内外債券 | ひふみらいと まるごとひふみ15 まるごとひふみ50 |
レオス社は、ひふみ投信マザーファンドをベースにしたファンドをひふみ投信(直販系)・ひふみプラス(間接販売系)・ひふみ年金(個人年金系)という3つの販路で売りまくることで一躍有名になりました。
いずれも販売形態や信託報酬等の違いを除けばほぼ同一ですので、漢らしく「これ1本で勝負!」というスタイルといっていいでしょう。
国内株式に投資するアクティブ投信としては最も有名と言っても過言ではないかもしれません。
そんな状況の中、2019年10月に海外株式に投資する新たなひふみとして爆誕したのがひふみワールド(直販系)・ひふみワールド+(間接販売系)です。
参考記事…ひふみワールド爆誕
名称を略すとちょっとややこしくなりますが、ひふみ※が国内株担当・ワールドが海外株担当という棲み分けになっていますね。
※厳密にはひふみ投信マザーファンドには海外株が10%程度含まれています。
そしてここからが本題ですが、新規ファンド設定のために設定されたのがひふみグローバル債券マザーファンドです。
「グローバル」と名前がついていますが国内債券にも投資を行うようなので、国内債券:海外債券の比率がどうなるかが気になるところです。
海外債券については原則為替ヘッジ有となっています。
↓↓広告の下に続くバナナ~
やっと本題ですが、今回新しく登場したまるごとひふみ・ひふみらいとは上記3つのマザーファンドを組み合わせて運用されるアクティブ型バランスファンドとなっています。
それぞれの比率及び実質的な信託報酬は以下の通りです。
・ひふみらいと(以下:らいと)
・まるごとひふみ15(以下:まるごと15)
・まるごとひふみ50(以下:まるごと50)
・まるごとひふみ100(以下:まるごと100)
略称 | ひふみ (国内株) |
ワールド (海外債券) |
債券 (国内外債券) |
信託報酬 |
らいと | 5% | 5% | 90% | 0.5522% |
まるごと15 | 9% | 6% | 85% | 0.66264% |
まるごと50 | 30% | 20% | 50% | 0.9438% |
まるごと100 | 60% | 40% | 0% | 1.3376% |
いずれも株式部分はひふみ投信+ひふみワールドで構成されており、それをベースに債券比率を調整する感じになっています。
下に行くほど株式比率が高まり、まるごと100に至っては株式100%になります。
らいと・まるごと15に関しては債権比率がかなり高いため、いわゆる安定型的なポジションですね。
まるごと50は標準型・まるごと100は積極型といった所でしょうか。
一言で言えばレオスがバランスファンドに参入というニュースですね。
アクティブ×バランスという組み合わせにどれほど需要があるかは不明ですが、今後他社も追随してくる可能性はありそうです。
インデックス型バランスファンドの場合、株式多め・半分ずつ・債券多めという3パターンで展開しているパターンが非常に多いです。
株式多めについては株式70:債券30や株式75:債券25という比率で配分されていることがほとんどです(債券多めはその逆)
上記を基準に考えると、今回の商品展開は全部株式・半分ずつ・債券超多めということになるため、既存のバランスファンドとはずいぶん違った方向性から攻めてきたなぁという印象です。
???「あれれ、 おかしいですよ?」
元々インデックス型バランスファンドとアクティブ型バランスファンドは競合しないと考えているので、これだけ比率の癖が強いければ尚更比較されることはないように思います。
アクティブ型だと最低5年間はつみたてNISA対象商品になれないというハンデも痛いですね。
また、何気に直販専用商品・間接販売専用商品という概念を生み出したのも思い切った判断な気がします。
これまでは(信託報酬等の違いを除けば)同一商品をいろんな販路で売るというスタイルでしたが、今回に関しては明確に中身の違う投信を別々に売っているわけですからね。
レオス社の思惑が全く読み取れないだけに、今後人気を集めるか注目したいところです。
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まるごと次郎
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PayPayアセットマネジメント㈱より、PayPay投信という名前を冠したインデックスファンドが2つ設定されるようです。
外部リンク…PayPayアセットマネジメント誕生、信託報酬が最低水準のインデックスファンド設定
・PayPay投信 日経225インデックス
(信託報酬0.143%)
・PayPay投信 NYダウインデックス
(信託報酬0.198%)
これまで日経平均インデックスの信託報酬最安値は0.154%(Slim・ニッセイ・iFree)、NYダウインデックスの最安値0.231%(NZAM)はだったので、どちらも信託報酬最安値を更新したことになります。
販売会社はSBI証券・ジャパンネット銀行となっています。
ここで話をちょっと変えますが、PayPayアセットマネジメント㈱(以下:PayPayAM)は、現在のアストマックス投信投資顧問㈱が3月8日に社名変更して登場する予定になっている会社です。
それに伴い、一部投信の名前も変更されています。
外部リンク…PayPay投信誕生(アストマックス投信投資顧問)
ウルトラバランス世界株式とYjamライト!については当ブログでも以前紹介しているので、ちょっと驚きました(笑)
そして、社名変更する3月8日に合わせて先ほど紹介したPayPay投信シリーズ2つを投入するという流れになっています。
いわばPayPayAMによる一番槍といえるでしょう(かっこいい)
さらにPayPayつながりでもう一つ、PayPay証券との兼ね合いが気になります。
元々はOne Tap BUYという名前でしたが、2月1日よりPayPay証券になりました。
外部リンク…2月1日に「OneTap BUY」は「PayPay証券」へ商号変更。PayPayとの連携により、ますます生活シーンに密着した投資体験を提供
ちなみにつみ次郎は遊びで開設して以降ずっと放置プレイ中です(笑)
参考記事…One Tap BUY(ワンタップバイ)を始めたばい
現状では日本株・米国株を1,000円から買えるというのがウリの小額投資サービスとなっていますが、今後は投資信託を軸にしたサービスも展開する予定のようなので、間違いなくPayPay投信シリーズが深く絡むことになるでしょう。
そのため、最初PayPay投信爆誕のニュースを見た時「PayPay証券でしか買えないパターンか?」と思いましたが、販売会社は先述した通りSBI証券・ジャパンネット銀行となっているため、あくまで普通にネット証券で買える低コスト投信として殴り込みしていくようですね(安心)
余談ですが、ジャパンネット銀行も4月5日よりPayPay銀行になりますね。
外部リンク…PayPay銀行(ジャパンネット銀行)
三菱UFJ国際投信㈱が率いるeMAXIS Slimが天下を取って以降、大きな動きのなかったインデックス投信業界ですが、真っ向から信託報酬で勝負する新シリーズが出たのは喜ばしいですね。
PayPay…もとい親会社であるソフトバンクグループは楽天みたいにえげつない囲い込み商法をするイメージ(個感)なので、いろんな意味で業界をぶちこわしてくれそうです(震)
気になる点を挙げるとすれば、最初のラインナップが日経平均とNYダウという比較的人気のない指数を選んでいるのがちょっと弱気な感じがしますね(煽)
日本株指数としてはTOPIX・米国株指数としてはS&P500のほうが人気が高い花型指数(?)ですからね。
さらには全指数の中でも人気の高い先進国株指数…MSCIコクサイを避けて通ることはできません。
PayPay投信がどこまで勢力拡大を目論んでいるかは分かりませんが、eMAXI Slimの対抗馬になりうる可能性は十分ありそうですね。
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PayPay次郎
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本日はバレンタインですね(半ギレ)
それはさておき、まずはつみ次郎のポートフォリオをご覧ください(唐突)
参考記事…【2020年版】つみたて次郎の秘密のポートフォリオ
当たり前の話ですが、これはつみ次郎の現時点での投資哲学をベースに決めたものです。
投資家ごとに投資哲学が違うから、ポートフォリオは十人十色です(ドヤ顔)
ただし、あくまでこれは様々な制約と誓約(言いたいだけ)を加味した上での現実のポートフォリオに過ぎません。
その制約と誓約とは、具体的に挙げれば売買手数料・税金・金融商品等があります。
売買手数料と税金はコストという言葉でまとめることもできますね。
どれだけ自分が投資したい金融商品であっても存在していなければ投資することはできませんし、投資できたとしてもコストが高過ぎるのであれば超過リターンを吹き飛ばしてしまいます。
理想のポートフォリオから上記の要素を色々差引した結果が、各投資家が実際に投資している現実のポートフォリオになるという事ですね。
つみ次郎の場合、単に自身の投資哲学に合致する金融商品を挙げるのであればDLN・VYM・VYMIなどが該当します。
いずれも高配当ファクターを意識したスマートベータ系ETFですね。
仮に全ての金融商品に全く同じ条件で投資できるのであれば、上記3つでポートフォリオの大半を埋めると思います。
しかし現実には、つみ次郎は上記のいずれも保有していません(爆笑)
具体的に理由を挙げるならこんな感じですね。
DLN→コストやや高い
VYM→楽天VYMで代用できる
VYMI→コスト高い&そもそも買えない
また、全てに共通する最大の理由は非課税制度を使えないからです。
つみたてNISAやiDeCoではこれらに投資することができませんからね。
一般NISAであれば可能ですが、つみ次郎の投資金額的に旨味が少ないと考えているのでどちらにせよパスです。
非課税制度の枠が余っていてもあえて使わないというのは、本来得られるはずだった税制上のメリットを捨てている事になります。
つまり言い換えれば、税制上のメリットを超える超過リターンを得られると見込める銘柄に投資する必要があるわけですが、上記のETF含めてつみ次郎はそこまで強気になれる銘柄はありません。
参考に、つみたてNISAを利用すると少なくとも年率0.5%ほどのコスト削減になります。
参考記事…つみたてNISAの節税メリットは年間○%のリターン分に相当する
バリバリアクティブにリターンを狙うなら大した超過リターンではありませんが、インデックス投資をベースに超過リターンを狙うのであれば非常に大きな差です。
したがって、つみ次郎はスマートベータ系ETFへの投資よりも非課税投資枠を埋めることを優先しているということになります。
この理屈は、先日つみ次郎がSPYDを買った話にも繋がります。
SPYDを単体で見ればつみ次郎の理想からは多少外れていますが、つみたてNISAやiDeCoの都合上既に伝統的な時価総額加重インデックス(S&P500等)を保有している事を考えれば、全体のバランスを見た時にそこまで悪くないと考えたからです。
先ほど挙げたVYMは高配当に寄せつつも比較的S&P500に近い性質を持っていますので、逆に言えばS&P500にSPYDを足してあげればVYMっぽいポートフォリオを再現することができます(ガバ理論)
ようするに単体でバランスをとるか、複数組み合わせてバランスをとるかという話ですが、つみたてNISAやiDeCoをフルに埋める前提ならば実質後者を選ぶしかありません(泣)
つまりこれが理想と現実の差ということですね(かっこいい)
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絶対暴落(エンペラークラッシュ)
TwitterにてSBI証券×三井住友カードが話題になっているようですね。
外部リンク…SBI証券と三井住友カード、クレジットカードで投資信託が買える「投信積立サービス」及び資産運用でポイントが貯まる「Vポイントサービス」開始日のお知らせ(PR TIMES)
どこかで見たことある内容だと思っていたら、去年の7月時点で暫定的な情報が出ていたやつでした。
参考記事…【三井住友】SBI証券でもクレカで投信積立が可能に【0.5%還元】
外部リンク…株式会社SBI証券と三井住友カード株式会社による「新たな資産運用サービス」の提供に関するお知らせ(SBI証券)
還元率は当初の発表通り0.5%・開始は2021年6月30日からとなっています。
SBI証券で投信積立をする場合、三井住友カード経由で積立するという選択肢が増えることになります。
特定口座・一般口座だけでなくつみたてNISA口座・一般NISA口座でも利用可能です(ジュニアNISAは不可)
買付タイミングは毎月1回(1日固定)・積立上限額は毎月5万円までとなっています。
そして積立金額の0.5%がVポイントとして還元されます。
また、Vポイントサービスの一環として積立時ではなく保有額に応じてVポイントが還元されます(保有額の0~0.2%)
これは従来の投信マイレージサービス(Tポイントで還元)に準ずるものですが、二重取りは不可能になっています。
参考記事…SBI証券×Tポイントの連携が強化!投信マイレージをTポイントでもらうことも可能に
つまり三井住友カード経由で投信積立することによるメリットは積立時0.5%還元に集約されているといえます。
また、もらえるポイントの種類がTポイント→Vポイントとなるので、その点をどう捉えるかですね。
クレカ積立・毎月1日・毎月5万円までというのはモロに楽天カード決済と被っていますので、明らかに対抗を意識したサービスだと思います。
参考記事…楽天カードで投信の積立が可能に!ポイント還元1%分もしっかり再投資可能!
ただ、こちらは還元率1%と倍の差がありますので、単純なサービスの比較では全く勝ち目がありません。
SBI証券がメイン口座かつ三井住友カードが普段の決済手段という人でもなければ楽天カード決済のほうが有利と言えそうです。
SBI証券が楽天証券をどのくらい意識しているかは分かりませんが、せめて後発なら還元率を揃えるレベルにまで仕上げて欲しかったところです。
また、サービスの暫定案が発表されたのは2020年7月28日・サービス開始は2021年6月30日ですので、約1年間もお預け期間があることになります。
サービス利用を検討していた人も、1年も空いてしまったら投資意欲がなくなってしまいそうです(笑)
対象的に楽天証券はサービス発表が2018年8月19日・サービス開始が2018年10月28日ですので、わずか2ヶ月間で導入という超スピード対応です。
還元率の差・対応スピードの差が出ている大きな要因はクレジットカード発行会社との関係性が考えられます。
楽天証券×楽天カードの場合、いうまでもなくどちらも楽天グループの企業ですので、調整は容易ですし囲い込みすることでグループ全体の利益を押し上げることが期待できます(いわゆる楽天経済圏)
しかし、SBI証券×三井住友カードはあくまで別グループ同士のコラボであり、同じように調整という訳にもいきませんし、両者にメリットがあって初めて存続できるサービスに過ぎません。
外部リンク…SBIグループとSMBCグループの資本・業務提携契約締結に関するお知らせ
還元率・スピード感・廃止リスクいずれも楽天カード決済の方が数段上手と言わざるを得ないでしょう。
もちろん楽天カード決済サービスにも改悪・廃止のリスクがありますが、1%→0.5%までの改悪なら互角で済みますし、サービス廃止までいく可能性もかなり低いのではないかとつみ次郎は考えています(フラグ)
ただし、毎月5万円以下の積立であれば楽天カード決済を利用するのがポイント還元の面では有利ですが、毎月5万円以上積立するのであれば両方を併用するという活用法が考えられますね。
両方フル活用した場合は毎月10万円積立で750ポイント獲得(還元率0.75%)となります。
むしろ第二の楽天カード決済という立ち位置に落ち着くかもしれません(白目)
まぁつみ次郎は毎月5万円も積立できないから関係ないんですけどね(号泣)
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三井住友ピザカード
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つみたてNISAに関する興味深いニュースがありました。
つみたてNISA対象商品の運用成績に関する考察となっています。
結論部分を引用します。
対象にしたのは、2018年1月末時点につみたてNISA対象商品だった140ファンド(ETF=上場投資信託を除く)。18年1月から20年12月までの36カ月間、年間の非課税枠40万円を最大限活用できるように毎月末に3万3333円購入した場合を計算した。
20年12月末時点で含み益になったのは、なんと140本中の139本だった。つまり99%以上のファンドが含み益になり、3年前にどのファンドを選んでもほぼプラスのリターンを得られたことになる。
出典「日本経済新聞」
つみたてNISAが始まったのは2018年からですので、開始直後からずっと毎月積立している人はほぼ全員含み益になっているということになります。
140本139本が含み益というのは素晴らしいですね。
残念ながら含み損になってしまった1本は東京海上・円資産インデックスバランスファンド(愛称:つみたて円奏会)です。
日本債券が全体の70%を占めており、残りの部分については情勢に合わせて日本株式・日本REIT・短期金融資産等を埋めていくインデックス型バランスファンドとなっています。
出典「東京海上アセットマネジメント(交付目論見書及び月報)」一部加工
直近では残りの30%を日本株式・日本REIT・短期金融資産等が10%くらいずつになっています。
いずれにせよ70%を占めている国内債券の成績に左右される部分が大きいですね。
また、つみたて円奏会の基準価額は2018年1月末と2020年12月末を比較すると-1.05%になっているため、積立ではなく一括で投資していた場合でもギリギリマイナスとなっています。
つみたてNISAでは債券単体の投資に投資することはできませんが、つみたて円奏会のように大半が国内債券で構成されたバランスファンドは結構な数存在しています(債券重視型・安定型という名前がついていることが多い)
姉妹サイト…債券重視バランスファンド比較
つみたて円奏会だけが特別大きなマイナスになったとは考えにくいので、少し時期がズレていたら違った結果になっていたかもしれません。
リターンにバラつきの出るアクティブ型も含めてこの結果ですので、少なくとも2018年1月末から積立投資を始めた人にとっては(紆余曲折ありつつも)幸運な3年間だったといえます。
ただ、140本中139本が含み益という素晴らしい結果は、つみたてNISAの対象になるような平々凡々な投信は全部同じような方向に動くということを示しているに過ぎません。
構造上リターンが似たり寄ったりになるインデックス型はもちろん、アクティブ型についても極端に方針の尖った投信(例:レバレッジ型、インバース型)は含まれていませんので、多少の差はあれど上昇・下落のタイミングは大体一緒でしょう。
もしかしたら違う世界線では140本中139本が含み損という悲しい結末を迎えているかもしれませんからね(パラレルワールド)
つみたてNISAでは相場に逆らうような投資はできないような仕組みになっていますから、上昇相場でより上がって下落相場でより下がらないという相対的に優位な投信を探すくらいしか工夫の余地はありません。
つみ次郎は年初一括投資とかの裏ワザを使ってはいますが、20年後には誤差みたいなもんです。
参考記事…【〇夜】2021年分のつみたてNISAに(ほぼ)40万円ぶちこみました
大多数はマイナスだけど自分だけ大幅プラスみたいな事は少なくともつみたてNISAでは考えにくいですから、同じような時期につみたてNISAを始めた人はある意味同じ舟に乗ったなまかといえるかもしれませんね。
その舟は私たちを爆益島に導いてくれるのか、それとも海の藻屑へと消える泥舟となってしまうのか…(次回予告)
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ツミタニック号(豪華客船)
いでこ次郎です(嘘)
つみ次郎も活用している個人型確定拠出年金(イデコ、iDeCo)は、任意に加入することができる公的年金制度の1つです。
外部リンク…iDeCo公式サイト
加入者側の目線で考えると、原則60歳まで引き出せないけど有利な条件で投資や貯蓄ができる枠組みということができます。
そしてその有利な条件とは、大きく分けて以下の2つです。
①掛金は全額所得控除できる
②運用益は全て非課税になる
iDeCoではインデックス型投資信託に投資することもできますので、ここら辺だけを見ると通常の証券口座(一般口座・特定口座等)よりも大分有利な条件が揃っているように見えます(以下:特定口座と表記)
いや総合的に見てもかなり有利だとつみ次郎は考えていますが、受取時の課税についても考える必要があります。
60歳以降に一時金として一括で受取る場合は退職所得・年金として分割で受け取る場合は雑所得としてカウントされるため、この辺りは各個人の退職金や公的年金等との兼ね合いを考える必要があります。
どちらもそんなにもらえる見込みがない貧乏人はあまり気にしなくていいかもしれません(号泣)
そしてこの受取時の課税は、①掛金は全額所得控除の話と繋がっています。
受取時に課税されるかもしれないから所得控除という形で埋め合わせしているという見方もできそうです。
そうすると②運用益は全て非課税というメリットが丸々残ります…ともいえないのがiDeCoの複雑さでもあります(辛)
シンプルに所得控除による節税額=受取時の課税額になる人であればそのように考えることもできますが、所得も課税もゼロになる人以外はほぼ皆無でしょう(専業主〇とかなら有り得そう)
参考記事…専業主婦でも確定拠出年金(iDeCo)に加入するメリットはある
少なくともつみ次郎のようなサラリーマンであれば、この2つが一致することはほぼ有り得ないといってよいでしょう(厳密には割引率とか考慮する必要もあり)
所得・退職金・そして将来の税制…不確定な要素が多すぎるため、そもそも正確に計算することは不可能です。
最終的に所得控除による節税額>受取時の課税額になるのであれば、iDeCoを活用するメリットが大きいという事になります。
逆に所得控除による節税額<受取時の課税額になるのであれば、①掛金は全額所得控除というメリットは全て吹き飛びデメリットにすらなってしまうため②運用益は全て非課税というメリットとの兼ね合い次第という事になります。
↓↓広告の下に続くデコ~
ここでやっとタイトルにある「iDeCoは運用益が非課税」という言葉の意味についてですが、これは運用益に約20%課税される特定口座と比較した場合のメリットを強調しているものです。
つみ次郎はこれを間違った表現だとは思っていませんが、iDeCoと特定口座におけるリターン面での差は運用益の課税有無だけではないという前提は押さえておく必要がありますね。
最終的にどちらが有利になるかは個人・相場・税制等に左右されるため神のみぞ知るところではありますが、少なくともつみ次郎は現状iDeCoのほうがリターン面では有利になる可能性が高いと判断しています。
ある意味では特定口座等より乏しく不利になるようなレベルで改悪されることはないだろうという信用に委ねている感はありますね(フラグ)
また、先ほど解説した所得税の話は拠出と受取時の話ですので、加入中の運用方針については運用益は非課税というメリットを活かした立ち回りを意識する必要があります。
iDeCoを証券口座の延長とみなすのであれば、リバランスやスイッチングのような売買を伴う役目を積極的に任せたいところです。
参考記事…つみたてNISA・iDECO・特定口座のスイッチングと出口戦略
逆に銀行口座の延長とみなして元本保証商品を中心に運用するのであれば、運用益は非課税というメリットは低金利下の現状ではほぼなくなりますので、所得税のくだりをよりしっかり意識しておく必要があります。
拠出・運用・受取…考えることが非常に多く複雑な制度ではありますが、60歳まで引き出し不可という根本的なデメリットを受け入れられるなら多くの人にメリットがある制度だとつみ次郎は考えていますので、今後も広く普及してほしいところです。
加入者が増えれば、制度改悪に対する圧力もかけやすいですからね(ゲス顔)
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いでこ次郎
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先日、今年初のお〇んぎんをゲットしました。
つみ次郎は既に2021年のつみたてNISA枠をほぼ埋め終わっていますので、iDeCo以外の余剰資金については必然的に特定口座にぶちこむことになっています。
参考記事…2021年分のつみたてNISAに(ほぼ)40万円ぶちこみました
参考記事…【2021年版】つみたて次郎の秘密のポートフォリオ
(ブログ収入等で多少変動はあるけど)毎月の余剰資金は現状2~3万円くらいなので、楽天カード決済で投信積立でもするのがセオリーではありますが、どうせ来年以降は半場強制的にそうなってしまう予定なので、今年も引き続き癖の強い銘柄を買っていきたいと思います(ドヤ顔)
2017年にぶちこんだ一般NISA枠が今年2021年で非課税期間終了するから、来年には一切無くなる予定 https://t.co/JhA9YUxd84
— つみたて次郎 (@tsumitatejiro) January 11, 2021
去年はNYダウ・トリプル・レバレッジ(3σ)と生活必需品セレクト・セクターSPDR(XLP)でしたが、今年も趣を変えて別の銘柄にしてみます。
「もう待ちきれないよ、早く(今年の銘柄を)出してくれ!」という方もいるようなので、もったいぶらずに早速お伝えしましょう。
SPYD
数年前から話題になりつつあり、そして忘れ去られようとしている成熟銘柄です(適当)
今更感が凄いですが、流行に流されず流行に背くこともなくマイペースに銘柄選定することがつみ次郎のモットーです(今考えた)
正式名はSPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETFで、S&P500銘柄のうち配当利回り上位80種に均等加重で投資できる高配当系ETFとなっています。
ぶっちゃけつみ次郎の好みからやや外れている感はありますが、それはあくまで単体で見た場合の話です。
理想はVYMやDLNといった分散度合いの高い高配当系ETFですが、つみたてNISAやiDeCoの制度設計上これらをメインに投資することはできません。
ポートフォリオの一部でサテライト的に投資するのであれば、分散度合いの低い高配当系ETFのほうがその役割に合っているという事になります。
こうして考えていった結果、SPYDが浮上したというという訳です。
金融やREITといったセクター比率が高いのは気になりますが、配当利回りに基づく機械的な選定+均等加重というコンセプトは悪くありませんし、信託報酬も0.07%と激安ですので及第点です。
また単価が約35ドルと安いので、チマチマ買うのに都合がいいのも高ポイントです(+0.01点)
これからもっと安くなって買いやすくなるかもしれません(フラグ)
新年最初の買付なので、奮発して10株ほど成行注文で購入しました(ショボイ)
果たしてつみ次郎を爆益の彼方に連れてイってくれるのか、それとも爆損という奈落のソ↑コ↓と誘うのか…?(次回予告風)
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SPYDT
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先日とても興味深いニュースがありました。
外部リンク…S&Pダウ・ジョーンズも中国通信3社除外へ、NY証取の方針転換で
インデックス投資ブロガー、つらお氏の記事で知りました。
外部リンク…全世界株式インデックスは「全世界株式インデックス(アメリカ政府によるフィルター適用)」へ?
まさにタイトル通りの懸念…つまり投資とは全然関係ない政治的事情で指数の中身が歪むというのが大きな問題と言えます。
上場廃止になってしまえば指数から除外するしかありませんからね(辛お)
今回は中国軍事関連企業がターゲットになっていますが、幅広い銘柄に投資してその平均リターンを得たいインデックス投資家からすれば有難迷惑な話と言えます。
多くのインデックス指数は来る者拒まず去る者追わずの精神で幅広い銘柄を受け入れしていますが、必ずしもそうとはいえない状況もしばしばあります。
最近だと、S&P500指数にTSLA採用なんかが話題になりましたね。
参考記事…S&P500指数に採用されるための条件
参考記事…テスラ(TSLA)がS&P500指数に採用されて爆上げ
緩やかな入れ替えが続くS&P500にとっては非常に大きな転換期だったといえるでしょう。
また、銘柄数の少ないインデックス指数(例:日経平均、NYダウ)は、今となっては最初から幅広い銘柄を採用というコンセプトから外れている指数とも言えます。
これらは指数別の話ですが、指数全般に影響を与えるルールにも作為的な部分が存在しています。
特に時価総額や流動性の面で扱いの難しい新興国株なんかは、そのルールによって構成比率がかなり抑えられていることが多いですね(笑)
参考記事…MSCIエマージング指数における中国A株の比率が高くなるかも
そして今回の中国株除外騒動(?)は上場廃止だから指数から外すしかないというこれらの比にならないくらいスケールの大きな話です。
幸い(?)、その候補に挙がっていたアリババとテンセントについては見送られており、最初に紹介した中国通信3社については取り消し要求が出ています。
外部リンク…米国、アリババやテンセントを投資禁止対象に追加せず-関係者
外部リンク…上場廃止の取り消し要求 中国通信3社、NY証取に
これが通ってしまったら自由で公正な取引に傷をつけることになりますし、インデックス含め投資家にも悪影響を与えかねません。
一言物申すなら投資に正義を持ち込むなといった所でしょうか?(ドヤ顔)
中国政府・中国企業に色んな闇の深い…(以下検閲済)
…というのは十分承知していますが、それによって投資家の選択肢は狭まる事になります。
強いて挙げるなら投資における正義とは儲かる事ですので、政府の事情が入り込む余地はありません(ドヤ顔2)
ここまで話を進めるとなんとなく頭にESG投資が思い浮かびました(笑)
参考記事…ESG投資とは? ~環境・社会・ガバナンスを重視した新時代の投資スタイル~
参考記事…ESG投資 VS ヴァイスファンド投資 ~正義と悪~
つみ次郎はESGに対して良い印象を持っていませんが、ESG投資するorしないという選択肢があれば問題ありません。
ただし、ESG以外への投資を制限するという風潮には抵抗するで
つい最近知りましたが、逆にESG投資を規制するという話も去年出ていたみたいですね(笑)
外部リンク…米のESG投資、駆け込み規制
こうしたルールに縛られず自由に投資できるのが個人投資家の魅力と言えるでしょう(唐突)
今回のニュースは米国政府による圧力でしたが、似たような話は世界各地で勃発してそうですね。
去年中国で起きたアント上場中止も、政府の都合が透けて見える点では似ています。
外部リンク…中国アントの上場中止、習近平氏が決定 WSJ報道
万が一今回の上場廃止案が通ってしまえば中国側が大きなダメージを受けることになりますので、報復措置を取ってくる可能性は十分考えられます。
そうなればお互い都合の悪い企業を潰し合う事になりますので、投資家も巻き添えをくらうことになるでしょう。
特に中国が本気出したら(以下検閲済)
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つみたて正義(ジャスティス)
投資手法における積立という言葉は当ブログでも頻繁に登場しています。
広義の意味では、特定の金融資産を少しずつ買付していく事を指します。
また、それと似たような言葉としてナンピンがあります。
こちらも特定の金融資産を少しずつ買付していくという意味では共通していますが、その目的や手法は大きく異なっています。
今回は、積立とナンピンの違いに焦点を当てて話を進めていきたいと思います。
もはや説明するまでもなさそうですが、積立の定義について再確認しておきます。
日常的に使われる言葉でもあり、少しずつ蓄えるという意味があります。
投資においてもほぼ同様の意味を持っていますが、基本的には一定の周期ごとに買付することを指すことが多いですね。
毎日・毎週・毎月・毎年…というように買付するタイミングを決めておき、相場に左右されることなく淡々と買付していく事になります。
最近では証券会社のサービス拡大により毎日積立が話題になりましたが、やはり最もメジャーなのは毎月でしょう。
サラリーマンの多くは毎月給料をもらっていますので、分かりやすい周期と言えます。
また、その積立金額が一定の場合は特にドルコスト平均法と呼ばれていますね。
厳密には異なりますが、投資における「積立」という言葉の多くは「ドルコスト平均法」という意味で使われていることが多いです。
参考記事…「積立」と「ドルコスト」の違い
それに対しナンピン(難平)というのは一般的に用いられる言葉ではなく、投資に関する専門用語といえます。
ナンピン買いと表現されることが多いですね。
保有銘柄が下落した時に買付することで取得単価を下げ損益分岐点を下げるのが目的になります。
何円下がったら買う・何%下がったら買うというルールをあらかじめ決めておく場合もあります。
ナンピン買いした後に無事上昇すれば大きな利益を上げることができますが、その後も下落し続けた場合は含み損もどんどん増えていく事になります。
へたなナンピン素寒貧という格言もありますね(辛)
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さてここからが本番ですが、積立とナンピンの違いについて様々な角度から考察していきます。
積立の場合、価格の変動が意思決定に影響を与えることはありません。
仮に価格変動に合わせて積立金額や積立時期を変更するのであれば、それはタイミング投資的な要素が一部含まれることになります。
ナンピン買いの場合、むしろ価格が下がることでその機会が訪れますので、価格変動(下落のみ)に合わせて意思決定を行う事になります。
積立は価格変動を考慮しない・ナンピン買いは価格変動を考慮するという事になります。
積立というのは基本的に一定周期ごとに買付を行いますので、投資する時期はおおむね決まっています。
その一方でナンピン買いは取得単価より下がった時が投資するタイミングですので、投資する時期はあらかじめ決まっていません。
その後はしばらく機会が訪れないかもしれないし、次の日大幅下落してすぐにその機会が訪れる可能性もありますからね(笑)
積立はおおむね定期的・ナンピンは不定期という事になります。
積立の場合、1回あたりの買付金額に大きなブレはないことがほとんどです。
これはドルコスト平均法が有効であると(一般的には)言われていることや、収入のブレ幅が少ない人ほど積立投資に向いているといった事情が関係してると思われます。
ナンピン買いは極端な話買付金額を増やせば増やすほど取得単価を下げる効果が高まりますので、チャンスと思えば一気に資金を投入するという戦略も考えられます。
もっとも、勝負に出た後も下落し続ければまさにへたなナンピン素寒貧になってしまいますが(辛2)
積立はおおむね一定額・ナンピンは不定額という事になります。
積立は取得単価は一切考慮せず淡々と買付しますので、積立をすることで取得単価が上がる時も下がる時もあります(取得単価の平均化なんて言われますね)
「上がったら嬉しい、下がっても安く買えて嬉しい」というのはよくあるフレーズですね(笑)
ナンピン買いは取得単価を下がるのが目的ですので、取得単価よりも上がった時は買付せずむしろ売却を検討することになります。
ナンピンは取得単価を下げるが積立はそうとは限らないということになります。
先ほどの取得単価の話にも通じますが、積立はあくまで長期的には右肩上がりという前提がありますので、必ずしも安く買う必要はありません。
ナンピン買いは取得単価を下げ損益分岐点を下げるのが目的であり、いわば安く買って高く売るための手法と言えます。
ここから考えると、積立は長期的・ナンピンは短中期的な投資手法であるといえます。
ナンピン買いの場合は下がっても嬉しい…なんて悠長なことを言っている暇はありませんので、予想に反して下がり続けるのであれば損切りという選択も必要になりますが、積立の場合はそもそも右肩上がりが前提ですので余程の事がない限り損切りはしません。
積立は損切り不要・ナンピンは損切り必要ということになります。
ここまでの比較を表にまとめてみます。
積立(ドルコスト) | ナンピン | |
価格変動 | 考慮しない | 考慮する |
投資時期 | 定期的 | 不定期 |
投資金額 | 一定額 | 不定額 |
取得単価 | 上下する | 下がる |
投資期間 | 長期的 | 短中期 |
損切り | 不要 | 必要 |
※よりハッキリ比較できるように積立→ドルコスト平均法としています。
積立とナンピンは似たような投資手法として挙げられることもありますが、その意味合いを考えるとむしろ対照的であるといえます。
下落相場においては積立した結果ナンピン買いになってしまうということはありますが、これは積立投資が持っている1つの側面に過ぎません。
その後上昇相場に転じた後の動きが天と地ほど違いますからね。
余談ですが、積立投資の優位性を説明する時にしばしば元の価格まで戻らなくても利益が出るという文言が登場します。
しかしこれは下がったところで買うと取得単価が下がるというメリットを強調していることになり、ナンピン買いと積立を混同してしまいかねない説明だとつみ次郎は考えています。
むしろこのメリットは元の価格まで戻っても損失が出るというデメリットと表裏一体です。
一番最初の話に繋がりますが特定の金融資産を少しずつ買付するという行動だけを見ると似たような概念であるだけに、その違いや意味合いについてはしっかり理解しておきたいところですね。
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〇ン〇ン次郎
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昨日1月16日は投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020がオンラインで開催されたようですね。
外部リンク…「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」とは?
つみ次郎も観戦チケット買おうかなと思っていましたが、タイミングを逃したため残念ながら今年も不参辛です(辛)
ただ、毎年律儀にファンド投票は行っていますので、投票結果についてはいつも通り触れていきたいと思います。
ちなみにつみ次郎は全5ポイントを楽天VYMにぶちこんでいます。
参考記事…投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020に投票しました
さて、今年はランクインしているのでしょうか?(分かりやすいフリ)
さっそくですが、ベスト10に入賞したファンドを一覧でまとめてみます。
1位 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
2位 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ・外国株式インデックス・ファンド |
3位 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) |
4位 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド |
5位 | ひふみ投信 |
6位 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) |
7位 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
8位 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) |
9位 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
10位 | 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね |
ベスト10のうち半分がeMAXIS Slimシリーズであり、去年に引き続き1位に君臨するのはオールカントリーとなっています。
残り半分については、おおぶねを除くといずれも各運用会社を代表するファンドとなっており、昔から根強い人気を誇っているため固定ファンが多い印象です。
裏を返せば、残りの流動的な票を全てeMAXIS Slimがかっさらっていると推測でき、もはや1強状態といっても過言ではないでしょう。
つみ次郎も9位のSlimS&P500は保有していますが、特定の1社(三菱UFJ国際投信)が強すぎるというのはあまり好ましい状況とは言えませんので、他社競合にも頑張ってもらいたいところです。
惜しくもベスト10入りにならなかったファンドは以下の通りです。
11位 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI) |
12位 | iFreeレバレッジNASDAQ100 |
13位 | MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信 |
14位 | たわらノーロード先進国株式 |
15位 | グローバル5.5倍バランスファンド(1年決算型) |
16位 | 結い2101 |
17位 | グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) |
18位 | eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) |
18位 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT) |
20位 | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) |
ベスト10は大体メンツが固定されているので、時代の流れ(?)的なものを知りたいのであればむしろこちらが本命といえるかもしれません(笑)
レバレッジ系ファンドが3つもランクインしており、ジャンル全体としての人気の高まりを感じることができます。
それとは対照的に、楽天VTI・楽天VTの人気が徐々に下がりつつあるのが気になるところです。
特に楽天VTに関しては2017年に1位を獲得していますが、その後は段々下がり今年は18位にまで転落しています。
やはり対抗馬のオール・カントリーが強すぎるというのが主な要因と言えるでしょう。
さらに気になる点としては、去年見事10位にランクインしたSBI・バンガードS&P500インデックス・ファンドが20位圏外になってしまっている所です(辛)
瞬間的に知名度を上げた1発屋的なファンドではないので、尚更その理由が気になりますね(21位とかにいるのかも笑)
ちなみにつみ次郎は今回以下の3つのファンドを入賞予想として挙げていましたが、いずれもその名前を拝むことはできませんでした(逆ギレ)
・NASDAQ100 3倍ブル
・NYダウ・トリプル・レバレッジ
・野村スリーゼロ先進国株式投信
参考記事…投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020に投票しました
まぁ1つ目はほとんど当たったようなもんだから…(甘判定)
去年に引き続きeMAXIS Slimが幅を利かせるランキングとなりました。
そのせいか1~10位はメンバーが固定されつつあり、ナニが上位にランクインするか?という結果発表的なワクワクは薄れている感が否めません。
その一方で11~20位は比較的入れ替えが多く、まさにファンドオブザイヤー(ドヤ顔)といった感じがします。
ランクインしている投信だから安心…というわけではありませんが、そもそもどんなファンドがあるか分からないといった初心者が知るきっかけとしては上出来だと思いますので、今後さらに話題になっていけばいいなと思います。
楽天VYMどこ?
(マジギレ)
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DT2020
楽天DT
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