One Tap BUY(ワンタップバイ)を始めたばい

わんたっぷ次郎ですたい。

One Tap BUY(ワンタップバイ)を始めたんで報告するばい。

 

One Tap BUYとは?

ワンタップバイは、日本株や米国株などを1,000円~という少額買付ができるサービスです。

基本的にはスマートフォンのアプリを経由して買付・売却を行うことになります。ワンタップバイという名前から「1回のタップで買える」という手軽さをアピールしています。

投資信託などでは金額による買付が当たり前になっていますが、米国株では1株・日本株では100株単位の株価に合わせて買付を行わなければならないため、金額指定で購入できるのは大きなメリットです。

ただし通常の証券口座と違い、取扱銘柄数が非常に少なく、日本株30銘柄・米国株30銘柄という極めて限定されたラインナップとなっています。

 

手数料について

少額買付可能なので、通常の証券口座に比べれば多少割高です。

売買手数料
日本株式…片道0.5%
米国株式…片道0.5%
(NY市場閉鎖時は0.7%)

また、米国株の場合は1ドルあたり片道35銭の為替手数料が発生します。

1ドル=110円の場合、買付額に対して約0.3%相当になるため、上記と併せると片道0.8%程度のコストになります。

ただし通常のネット証券の場合でも為替手数料含めて片道0.5~0.7%程度のコストは発生するので、少額買付できるメリットを考えれば十分すぎる水準でしょう。

主要ネット証券では1度の買付額を1,111ドル(約12万円)以上にしないと手数料が割高になってしまうため、1,000円単位の購入でも手数料負けしないというのは素晴らしいメリットです。

また、月額1,058円支払うことで売買手数料が無料になる「定額プラン」というサービスも存在しています。

頻繁に売買する場合や、逆に買付額が多い人にとっては通常の証券口座よりお得になる可能性もあります。

ただし米国株の場合為替手数料は無料にならないので注意が必要です。

投資できる範囲が極端に狭まるためオススメはしませんが、単なる少額投資家向けサービスにとどまらないポテンシャルを秘めています。

 

取扱銘柄について

それぞれ取扱銘柄は30銘柄です。外部リンクを張っておきます。

外部リンク「日本株取扱銘柄(One Tap BUY)
外部リンク「米国株取扱銘柄(One Tap BUY)

ちなみに米国株30銘柄は、NYダウに合わせているわけではありません。ダウ銘柄もかなり含まれていますが、全体としては消費者に馴染み深い銘柄を中心にチョイスされています。

ETFも存在しており、日本株では日経平均(ブル1倍・ブル2倍・ベア1倍)、米国株ではS&P500(ブル1倍・ブル3倍・ベア3倍)に相当するETFが存在しています。

特にSPYはシンプルにS&P500に投資することができるため、初心者から上級者まで広く活用できそうです。

 

つみたっぷ10種

つみたて次郎もさっそく1,000円ずつ買付しポートフォリオを作ってみました。

名付けて「つみたっぷ10種」です(笑)

下記10銘柄による等金額ポートフォリオです。

・コカ・コーラ(KO)
・モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)
・プロクター&ギャンブル(PG)
・シスコシステムズ(CSCO)
・インターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)
・インテル(INTC)
・マクドナルド(MCD)
・ファイザー(PFE)
・エクソンモービル(XOM)
・ゼネラルエレクトリック(GE)

MDLZを除けばNYダウ銘柄となっており、いずれも財政基盤の優良な老舗企業になっています(?)

…おっと失礼しました、GEは先日ダウ30種から外されていましたね(笑)
もはや優良企業かどうかも疑問である

参考記事…【悲報】ゼネラル・エレクトリック(GE)がNYダウ銘柄から除外される

各1,000円×10種なので、わずか1万円ポッキリで○○10種ポートフォリオを作成することができてしまいました。

今回は均等額にしましたが、調整が比較的容易なため配当加重のようなスマートベータ的ウェイトを採用しても面白そうです。

ちなみに追加投資する予定は今のところありません(笑)

 

 

One Tap BUYの問題点

少額で買付できるのは大きな魅力ですが、下記の致命的な弱点があります。

 

NISAに対応していない

ワンタップバイは、少額から気軽に投資を始めたいような若者をターゲットにしていると思われますが、少額投資家の場合「NISA」を利用しないのはとてももったいないです。

特に銘柄にこだわらないのであれば、つみたてNISAで日経平均やS&P500のインデックスファンドを積立するだけで十分ですし、個別株に絞りたい場合でも一般NISAという選択肢があります。

どちらにせよ個別株に少額投資するために非課税メリットを捨てることになるため、個人的にはよほど明確な投資戦略がない限り避けるべきではないかと思います。

参考記事「つみたてNISAの節税メリットは年間○%のリターン分に相当する

 

他証券口座に移管不可能

金額で買付可能ということは保有株数が中途半端になります。また、整数単位で株式を保有していても、他証券口座に移管したりすることは現在不可能となっています。

ワンタップバイと同等のサービスを提供している会社は存在していないため、他証券口座をメインで取引する場合そのまま残ってしまうことになりますし、最悪ワンタップバイ自体のサービス終了に伴い強制的に決済、含み益があった場合は課税されてしまうという最悪のシナリオも考えられます。

特に後者については投資額が多い人ほど受けるダメージも大きく、資産運用のメインとしてワンタップバイを活用するのは危険ではないかと思います。

いわば「ワンタップバイ独自の繰上償還リスク」を抱えているようなものです。

 

ワンタップバイを活用するなら

少額投資家ならNISAがあるし、ある程度まとまった資金を投下していくのであれば通常の証券口座のほうが好ましいため、「帯に短し襷に長し」状態ともいえます。

本来想定されているコツコツ投資としては使い勝手が悪く、むしろ「定額プラン」で積極的に売買するような使い方のほうがメリット活かせるような気もします。

つみたて次郎としては、「資産運用とは別枠のゲーム」として活用するのが良いのではないかと思っています。

具体的には次のような活用法はどうでしょうか?

 

長期投資の暇つぶしとして

特にインデックス投資家の場合、暇すぎて余計な事をしてしまいがちなので、少額をワンタップバイで運用するのはほどよい刺激になるのではないかと思います。

銘柄選別をミスろうが狼狽売りをしようが、最初から遊びと割り切ってしまえば問題ありません。

追加投資や配当金再投資も1,000円から可能なので、米国株クラスタでは定番の「○○10種」を簡単に運用できてしまう点も見逃せません(笑)

 

投資入門のチュートリアルとして

これから投資を始めるという初心者であれば、少額で個別株やETFを保有する感覚を掴むことができるため、投資に慣れるための教材として最適です。

実際に保有することで「投資したお金が変動する感覚」を掴むことができそうです。

投資信託の少額積立や、1株だけ買ったりすることで同じような体験は可能ですが、少額で複数個別株を保有することができるのはワンタップバイ独自の魅力であり、よりチュートリアルらしい仕様ではないかと思います。

その後は本格的につみたてNISAで投信積立するなり、一般NISAで個別株デビューできれば理想的な流れです。

 

ワンタップバイまとめ

手数料やサービス自体は素晴らしいですが、独特過ぎるシステムのため税制や証券制度と噛み合っていない部分が多く、資産運用の道具として考えた場合デメリットが目立ちます。

「少額で個別株やETF投資の体験ができる」以上の価値を見出すことは難しそうです。

とはいえ単元株未満の売買サービスというのは今後成長が期待できる分野でもありますし、ワンタップバイも現時点で十分なポテンシャルを秘めているのは間違いありません。

つみたて次郎は「つみたっぷ10種」を作って満足しましたので今後追加投資の予定はありませんが、もしかしたら一番少ない銘柄に1,000円ずつ追加投資してしまうかもしれません(笑)

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つみたっぷ次郎

One Tap BUY(ワンタップバイ)を始めたばい” に対して1件のコメントがあります。

  1. フジマロ より:

    んで、記事作成でいくらもろたんや?

  2. つみたて次郎 より:

    >>フジマロ様

    1円ももらってないですたい。

  3. とっつぁん より:

    毎月最後の金曜日に組入れ比率最低銘柄を10ドル分(約1000円)買い増していくルールで長い時間をかけてお金持ちになる。と、言う事ですね!

  4. つみたて次郎 より:

    >>とっつぁん様

    完全にアレの再現ですねw
    お金持ちになるまでに何百年かかるでしょうか…(笑)

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