【ラスボス】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が本日より設定されます
つみたて次郎です。
本日2018年10月31日より、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が新規設定されます。
現時点ではSBI証券及び楽天証券での販売が決定しており、開始日は次の通りです。
SBI証券…11月1日
楽天証券…11月2日
ありそうでなかった日本含む全世界株式×現物運用という仕様になっています。
同日つみたてNISA対象商品に追加されています。
本日(10/31)、#つみたてNISA 対象商品に新しく「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が追加されたよ!✨
商品の詳細については、「つみたてNISA対象商品届出一覧」の欄外を見てみてね!⬇️https://t.co/FZcJrHmRHz
— つみたてワニーサ (@Wa_nisa_FSA) 2018年10月31日
教科書的には幅広く分散投資を行い平均点を取りに行くのがインデックス投資であるため、時価総額に基づき世界全体に丸ごと投資する全世界株式インデックスファンドはその基本ともいえる存在です。
これまでは楽天・全世界株式インデックス・ファンドやSBI・全世界株式インデックス・ファンドがその役目を果たしていましたが、その立場を揺るがすようなポテンシャルを秘めています。
上記2ファンドは海外ETFで運用を行うファンド・オブ・ETF形式ですが、こちらのSlimオールカントリーはマザーファンドを経由して現物の株式を保有する伝統的運用であることが強みです。
先日楽天VTの実質コストが高めだったという事実が発覚しましたが、実質コストで勝てるのであれば乗り換えする人も結構出てきそうです。
ただしSlimオールカントリーはまだ設定されたばかりの新商品であることや、日本株式担当のマザーファンドが新設であるといった不安材料がありますが、おそらく十分な水準に抑えることができるのではないかと思います。
商品の中身自体だけを見れば、これまでのインデックスファンド業界を揺るがしてしまうラスボスのような存在です。
しかし現実的な問題として、どれだけ優れたファンドであっても人気が集まらなければ純資産総額が積みあがらず、コストの増大や最悪繰上償還といった結末が待っています。
日本国内では、株式型インデックスファンドは日本株・先進国株・新興国株という3ジャンルで考えられることが多く、それらをまとめた全世界株式ファンドはあまり人気がありません。
同じシリーズ内でもeMAXIS Slim 全世界株式(日本除く)やeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)よりもeMAXIS slim 先進国株式インデックスやeMAXIS Slim 新興国株式インデックスのほうが圧倒的に人気です。
そんな全世界株式ファンドの中で唯一人気を獲得しているといえるのが楽天VTですが、果たして「日本含む全世界株式ファンド」だから売れているのか、それとも「みんなの憧れVTに投資できる」から売れているのかは微妙なところです。
※VTとはバンガード・トータル・ワールド・ストックETFのこと。
もし後者が楽天VTの人気を支えているのであれば、Slimオール・カントリーは苦戦を強いられることになります。
どれだけの需要があるか予想が難しい状況であり、今後の純資産総額推移に注目していきたいですね。
なお大事なことなので再度お伝えしますが、本ファンドの設定年月日は本日2018年10月31日です。
この何気ない日付が後に大きな意味を持つようになるとは、今はまだ誰も知る由もなかったのだった…。
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Slim次郎
楽天のiDeCoにslim オールカントリーが選ばれたら、SBIから移動します。
でも、楽天に選ばれる可能性は楽天VTがあるから低そうですね…
>>らっきょ様
おっしゃる通り、楽天VTがあるので難しいかもしれませんね。
個人的には消去法で、マネックス証券が一番早く採用するのではないかと予想しています。