eMAXIS Slim 先進国株式の信託報酬が0.11826%に引き下げ!
つみたて次郎です。
最近ホットな投資信託といえば「eMAXIS Slim」シリーズで、つい先月の11月には信託報酬を2回引き下げる執念を見せ、圧倒的覇者に君臨した「eMAXIS Slim 新興国株式」は多くの投資家を驚かせました。
参考記事「eMAXIS Slim 新興国株式の信託報酬が大幅引き下げ!」
今回さらに、「eMAXIS Slim 先進国株式」にも同じような波が訪れたようです。「MSCIコクサイ(日本除く)」に連動する商品で、ニッセイをはじめとした競合がひしめく激戦区です。
これまで先進国株式インデックスファンドの最安値は、ニッセイとeMAXIS slimが同率で0.20412%でした。
そこにすい星のごとく現れたのが「EXE-iつみたて先進国株式ファンド」であり、0.1155%という大幅更新を披露しました(ベンチマークが違うので一概には比較できませんが)
そして今回、EXE-iに対抗する形で「eMAXIS Slim 先進国株式」が引き下げに動いた形です。
信託報酬の引き下げは、次の通りです。
0.20412%→0.11826%
三菱さん大丈夫なの?(2回目)
前回の新興国株式も強烈でしたが、今回もそれに恥じない素晴らしい引き下げを見せてくれました。
本気で三菱UFJ国際投信㈱の儲けが心配になってしまう出血大サービスです。
参考記事「アクティブファンドホルダーに感謝!」
さて、ここで代表的な先進国株式クラスの奴らと比較してみます。
略名 | 信託報酬 |
EXE-iつみたて 先進国株式ファンド | 0.1155% |
eMAXIS Slim先進国株 | 0.11826% |
ニッセイ先進国※ | 0.20412% |
※正式名称は「 <購入・換金手数料なし>ニッセイ先進国株式インデックスファンド」
新興国株式の時と同じツッコミになりますが、大幅値下げしてもEXE-iに負けているのは同じです。
レポートにわざわざ「引き下げは 12 月 26 日時点における他社類似ファンドの情報を元に決定されたものです。」と書かれているので、もう少し頑張ってほしかったです。残念。(12月26日はEXE-iが発表された日)
ここまで大体新興国の時のコピペ
とはいえ、「EXE-iつみたて 先進国株式ファンド」には米国外株式部分の三重課税という致命的なデメリットや、指数との乖離というリスクを背負っている点には注意です。
参考記事「ファンズ・オブ・ETFの将来性」
したがって、信託報酬では最安値ではなくとも、実質的なリターンを考えれば「eMAXIS Slim先進国株」は非常に優秀であることが分かります。
これにより、先進国株式と新興国株式の最有力候補は「eMAXIS Slim」となりました。
低コストリーダーであるニッセイを大幅に更新したのは大きく、楽天やEXE-iもかなり苦戦するのではないかと思います。
今後他社が追随するのか、それともeMAXIS Slimの一人勝ちで終わってしまうのか?今後の動きが楽しみです。
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三菱さんえげつないですね…(驚嘆)
彼らがemaxis slim全世界的なもの出してしまったら、楽天vさんもexe-iさんもたわらさんもさよならでしょうか。
つみたてはexe-i つみたてグローバルにしようかと思ってましたが強敵出現で心揺らぎます。
今思えばわざわざslimと似たような「つみたてんとう」を新規設定したのは、slimをよりslimにするための布石だったようです。
既にeMAXIS全世界株があるから全世界版もすぐ出せるような気がしましたが、これだと日本株が入ってないんですよね。
日本含めた全世界株をslimで出せば、まさに独壇場になりそうです。