【祝】楽天バンガードファンドの信託報酬が一部引き下げ

つみたて次郎です。

当ブログでも頻繁に登場する楽天・バンガード・ファンドですが、一部商品について信託報酬引き下げが発表されました。

外部リンク…「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ 実質的にご負担いただく運用管理費用の引き下げについて

下記6ファンドが引き下げ対象になっています。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)

略称 変更前 変更後
楽天VT 0.2296% 0.2196%
楽天VWO 0.2696% 0.2496%
楽天VYM 0.2096% 0.1896%
株式重視型 0.2446% 0.2376%
均等型 0.2546% 0.2496%
債券重視型 0.2646% 0.2616%

 

楽天バンガードは、バンガードETFまたはバンガード投信を実質的な投資対象とするファンド・オブ・ファンズ形式の投資信託です。

信託報酬は、投資元信託報酬+0.1296%が基本となっています。

今回の引き下げは、つい先月発表されたバンガードのETFの信託報酬引き下げがその理由となっています。

参考記事…バンガードETFが信託報酬引き下げ【VT・VWO・VYMなど】

楽天VT、楽天VWO、楽天VYMの3種については投資元ETFの引き下げがそのまま反映されています。

バランスファンドの3種については、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンドをファンド内部で組み合わせて運用されています。

本家VTについては引き下げされているので、VTへの投資比率に応じて引き下げ幅も変わっています。

出典「楽天投信投資顧問」

公式資料でとても分かりやすくまとめられています。

つみ次郎はこのうち楽天VYMを保有しているので、嬉しいニュースですね。0.02%の引き下げはデカいです。

 

 

楽天バンガード含めファンド・オブ・ファンズ形式で運用されるファンドの特徴は、投資元ファンドの変化の影響を受けることです。

今回の場合は、本家バンガード(ETF)の変化が楽天バンガード(投信)に影響を与えています。

特に楽天VTについては、本家VTの変更により2回目の引き下げとなっています(0.2396%→0.2296%→0.2196%)

今のところは完全にメリットになっていますが、万が一バンガードETFの信託報酬が上がってしまった場合はデメリットにもなってしまうことは押さえておきたいですね。

VYMI「せやな」

また、楽天バンガード自体の上乗せ分(0.1296%)の引き下げが期待されるのではないかと思います。

楽天バンガードが登場した当初から言われていますが、バンガードETFの水準に対して0.1296%の上乗せは高すぎるという批判があります。

皮肉にもバンガードETFの信託報酬がゼロに近づくほど、その割高感が目立つことになります。

つみ次郎としてはETF→投信に変換するコストとして妥当だと思っていますが、Slim先進国株ニッセイ外国株式がトータルで0.11826%なことを考えるとちょっと引き下げを期待してしまいますね。

 

あと気になったのが、隠れた楽天バンガードといえる楽天・インデックス・バランス(DC年金)について言及がなかった点です。

こちらも本家VTが15%ほど組み込まれているので、単純計算で0.0015%の引き下げになると思っていました。

ただしこちらはDC専用、楽天等上乗せ分がなぜか0.0648%と他の楽天バンガードとは異なる事情を抱えているので、また後で発表されるのかもしれません(引き下げなしは流石に考えにくい)

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楽天バンガード次郎

【祝】楽天バンガードファンドの信託報酬が一部引き下げ” に対して1件のコメントがあります。

  1. ととろ より:

    こんにちは。

    いつも楽しく読ませて頂いています。
    いつぞやは、コメントした際に丁寧な回答をいただきありがとうございます。
    ETFの信託報酬が安くなったのは非常に良いことですね。ただ、どのタイミングで買えば良いか思案中です…笑
    2018年12月頃に大きく下落しましたが、それ以降、値上がりし、買えていないのが現状です。
    ポートフォリオの50%を日本円で保有しており、為替も円安ぎみ、株価も高いで新規購入に手が出せません。
    VTを主軸に考えてますが、積み立て二郎さんはどのように購入されてるんですか?

  2. つみたて次郎 より:

    >>ととろ様

    どうもこんにちは。
    基本的に私は為替も株価も無視する方針なので、現時点では毎月給料から投資可能額をそのまま投信積立に充てているだけですね(笑)
    値上がりが続く状況で日本円が50%もあるということで焦りもあるかと思いますが、急いで買付することなくVTと円のバランスを重視して考えていきたいところです。
    もし当初からキャッシュ比率を50%程度と決めているならVTが下落した時にリバランスすれば自動的に買付することになりますし、逆に今の状況でVTが買えず不満ということはもう少しリスク許容度を高められるかもしれませんので、キャッシュ比率を50%から40%、30%…と少しずつ下げていくことも検討できます。
    いずれにせよ思い切った方向転換は危険ですので、「ポートフォリオの微調整を繰り返す」という気持ちで慎重な判断を心がけてください。

  3. ととろ より:

    つみたて次郎さま

    ありがとうございます。
    キャッシュ比率は20〜30パーセント程度を考えていますので、もう少し投資したいところです。
    12月以降、株価が崩れるかと思いキャッシュを多く確保し過ぎたようです。
    少しずつ買い付けに回します。
    ただ、一括投資の方が手数料が安いので迷いどころですね(たいした金額ではないですが…)
    とはいえ、下がる下がると皆さん敏感になっていますので、慎重にリバランスを繰り返します。

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