【楽天証券】つみたてNISA×毎日100円積立×投信15種で3%のポイント還元を得る方法【楽天銀行】
つみたて次郎です。
つみたてNISAを利用できる金融機関は多数ありますが、当ブログでは楽天証券を推奨しています。
参考記事…つみたてNISA×楽天カードで資産運用
楽天カード決済を行うことで投資額に対して1%のポイント還元を受けることができるため、他社より若干有利な条件で積立投資を行うことができます。
1%の還元でもかなり太っ腹ですが、楽天証券では全く別の積立設定を行うことで3%のポイント還元を受けることが可能になっています。
具体的な積立方法
3%還元される理由や条件等は一旦さておき、何をすればいいかについて最初にまとめてみます。
①楽天証券と楽天銀行を連携(マネーブリッジ)
②15本の投信を100円ずつ毎日積立する
3%のポイント還元を受けるためには、①の関係から実質的に楽天銀行から引き落としにする必要があります。
また、②の理由から毎日積立・複数ファンドの保有が必須となります。
特に15本※というファンド本数は一般的にかなり多いと思われますので、ポートフォリオの運用管理に支障が出てしまう可能性はあります。
※ただし実質的に必要な投資信託の種類を半分に減らすことも可能です。詳しくは後で説明します。
逆に上記の条件を飲めるのであれば、3%ポイント還元という破格のリターンを得ることができます。
毎日積立は金融機関の営業日のみ積立されるので、実質的には毎月20回ほどの積立になります。
そのため毎月当たりの必要資金は大体このくらいになります。
100円×15本×20営業日=30,000円
この場合は30,000円×3%=900ポイントを毎月獲得できることになります。
つみたてNISAの上限が毎月33,333円ですので、フル活用する人であれば自然に検討できる水準となっています。
また、後述する積立設定の条件をすべて満たせるのであれば、30,000円以下の投資資金でも3%のポイント還元を目指すことは可能です。
逆に30,000円以上の投資資金がある場合は3%以下の還元率になってしまいます。超えた部分は楽天カード決済等、別の積立方法を考えましょう。
3%還元の仕組み
今回ポイントを得るメインエンジンとなるのは、楽天銀行で導入されているハッピープログラムサービスです。
外部リンク…ハッピープログラムの対象サービス
ユーザーのランクによって特典内容が変化していますが、今回の場合はVIP会員orスーパーVIP会員になっている必要があります。
VIP会員の条件は、資産総額100万円以上or毎月20件以上取引のどちらかを満たしていることですが、今回の積立をすると自動的に後者の条件を満たすことができます。
その場合、楽天銀行から引き落としされるたびに3ポイントが付与されることになります(1日15回まで)
前述した方法だと100円の積立が行われるたびに3ポイント獲得できます。投信が違うごとで別の引き落とし扱いになるので、毎日3ポイント×15本=45ポイントずつ獲得できることになります。
投信積立した行為自体にポイントが付与されるのではなく、投信積立を利用して楽天銀行の取引回数を増やすことでポイント付与されるということになります。
1日45ポイントが上限ですので、15本以上積立してもポイント面では意味がないということになります。
逆に15本以下であれば、投資資金に応じて本数を減らしても3%のポイント還元は達成できることになります。
補足と参考リンク先の紹介
楽天証券でつみたてNISAの積立設定を行う場合、楽天銀行引き落としでは最低金額が1,000円以上となっています。
そのため楽天証券と楽天銀行を自動入金(スイープ)で連携する工夫が必要になります。
また、本ファンドを利用するにあたっては投資信託を最大15本用意する必要がありますが、多くの投信では「受取型」「再投資型」として分配金の扱いが2パターン用意されています。
そしてそれぞれは別々のファンドとして扱いされるため、これを利用すると実際に用意する本数を少なくすることが可能となります。
例えばeMAXIS Slim 先進国株式を投資先とする場合、eMAXIS Slim 先進国株式(受取型)とeMAXIS Slim 先進国株式(再投資型)で実質的に2本とカウントすることができます。
分配金が出ないファンドであればどちらを選んでも中身は変わらないですからね。
ただし万が一分配金が出てしまった時には手動で再投資する必要があります。
今回の積立方法は裏技的な立ち位置ですが、他ブロガーの方々が既に発見・実践している内容をまとめています。
ここまでの記事作成に当たっては下記の外部リンクを参考にさせていただきました。
外部リンク…楽天証券100円投資信託積立を利用したウラ技(楽天銀行ハッピープログラムスーパーVIP達成と3%ポイントゲット)を紹介します
外部リンク…楽天証券&楽天銀行のハッピープログラムでポイントをザクザク貯める方法
外部リンク…「たわら男爵15種」の構成銘柄を変更しました
外部リンク…楽天証券 × つみたてNISAで必ず年3%の利益を生み出す最強投資法
より詳しい説明が載っていますので、興味のある方は読んでいただくことをおすすめします。
ここまでは積立設定の方法・メリットを中心にまとめてきましたが、これより先はつみたて次郎の見解等について述べていきますので引き続きご覧ください。
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15本を選ぶ工夫について
毎月約30,000円を投資する場合、15本のファンドを保有しなければなりません。
ただし前述したとおり受取型・再投資型で2本扱いできるため、実質的には8本以上ですね。
類似ファンドが多く存在するジャンルであれば、本数を無理やり増やしてもポートフォリオの影響を抑えることができます。
例えばMSCIコクサイの場合、十分低コストなファンドだけでも下記7本が存在しています。
ファンド名 | 信託報酬 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.11772% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.11772% |
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) | 0.2052% |
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) | 0.2052% |
つみたて先進国株式 | 0.216% |
Smart-i 先進国株式インデックス | 0.216% |
たわらノーロード 先進国株式 | 0.216% |
これを各受取型・再投資型で設定するだけで7本×2パターン=14本ですので、後はもう1本適当に加えればいいでしょう。
少なくともMSCIコクサイのようなメジャー指数を中心にポートフォリオを組むのであれば、本数を増やしても似たようなポートフォリオを再現できると思います。
繰上償還リスク等の分散になるというオマケもついてきます。
参考記事…似たような投資信託を複数保有するメリット
ただしつみ次郎の様に米国株ファンド100%でポートフォリオを組みたい場合、つみたてNISA対象になっている米国株ファンドは現在全部で5本しかないので完全にカバーすることは出来ません。
バランスファンドを組み込んだりしたい場合も、調整が難しそうです。
デメリットについて
3%のポイント還元は破格ですが、当然その代償となるデメリットもいくつか存在します。
つみ次郎が思い浮かぶ範囲で挙げていきたいと思います。
①全体の信託報酬が割高になる
→最安値ではないファンドも保有しなければならない。
②端数処理によっては不利になる
→100円積立なので、端数切り下げなら損をする。
③リバランス等の管理が面倒
→保有ファンド数が極端に増えてしまうため。
④理想のポートフォリオからずれる
→複数保有するため一部妥協が必要になる。
ただし①②については、3%還元のメリットで打ち消せるため致命的なデメリットではないでしょう。
インデックスファンドの信託報酬はどんどん下がっているため、最安値ファンド(Slim・ニッセイ等)と2番手の差はせいぜい0.1%程度の世界です。
3%還元なら単純計算で30年分に相当しますので、わずかな信託報酬差よりも最初にもらえる3%のほうが大きいのではないかと思います。
3%÷(0.2052%−0.11772%)≒34年
ざっくり計算#分かる人には分かる— つみたて次郎 (@siegeljiro) 2019年2月19日
②端数計算については、最悪のケースでも損するのは100円当たり1円(=1%)に過ぎませんので、3%もらえるなら問題ないです。
また、切り上げされている可能性もあるので、その場合はむしろメリットになります。
なのでこの投資法を実践する致命的なデメリットは③④となります。
特に④については、ファンドを複数保有するために理想的なポートフォリオから投資先・投資比率を変えなければならないケースも考えらえます。
米国株100%にしたいけど先進国株を一部混ぜなければならない、とある資産クラスの比率が当初よりも若干多くなる(少なくなる)…などはあり得そうです。
なお、上記とは別にポイント改悪・廃止というリスクも存在していますが、その場合は積立中止すればいいだけですので大きなダメージにはならないでしょう。(大量のファンドがポートフォリオに残ってしまいますが)
つみ次郎は現在見送り中
ここまでいろいろ見解を述べてきましたが、つみ次郎は今のところ実践していません(笑)
最大の理由としては、つみ次郎の方針に合うファンドが15本(厳密には8本)まだ登場していないからです。
参考記事…つみたて次郎の秘密のポートフォリオ
低コストな米国株ファンドがどんどん増えてほしいところですね。
普通に国際分散型株式ポートフォリオとかを組む分にはデメリットも大分抑えられるので、現時点のラインナップでポートフォリオを構築できる方は羨ましくて仕方がありません(泣)
今後有力ファンドがだんだん増えてくれば、つみ次郎も実践してみたいと考えています。
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100円次郎
現在、つみたてNISAで2本だけ毎日100円積立している者です。(残り枠は楽天カード積立に充当)
別に買い付け許容できる銘柄が数本しかなくても、やれば良いと思うんですけどね。
15本に満たないからやらないだなんて、理由として理解できないなぁと感じました。