eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の第2回運用報告書から実質コストを計算してみる
つみたて次郎です。
つみ次郎も絶賛保有中であるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の第2回運用報告書が出ていたので、それを元に実質コストとかを計算していきたいと思います。
ちなみに第1回の時も計算しているのでよろしければご覧ください。
参考記事…eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の第1回運用報告書から実質コストを計算してみる
報告書より実質コストを計算
運用報告書より一部引用します。
出典「三菱UFJ国際投信」
まずは信託報酬における、消費増税や引き下げというイベントを消化する必要があります。
まずは決算期間中の信託報酬について計算したいので、期間別の信託報酬をまとめてみます。
4月26日~5月21日…0.1728%
5月22日~9月30日…0.162%
10月1日~11月11日…0.165%
11月12日~4月27日…0.0968%
決算期間の間にめっちゃ信託報酬下がってて草
参考記事…SlimS&P500とニッセイ外国株式等の信託報酬が引き下げ
参考記事…消費税と信託報酬と、時々、投信ブロガー
参考記事…eMAXIS SlimがSBIに対抗して信託報酬引き下げ【S&P500・全世界株】
上記の信託報酬を元に計算すると、決算期間中における実質的な信託報酬は0.1333%でした。
そして報告書(a)に記載されている信託報酬は0.119%となっていますので、
0.1333% ÷ 0.119 ≒ 1.12倍
という補正を費用明細合計にかけてあげればよいということになります。
0.163% × 1.12倍 ≒ 0.1826%
これが1年間当たりの費用率…すなわち実質コストになります。
ここから信託報酬を引けば隠れコストになります。
また、この隠れコストに最新の信託報酬(0.0968%)を足してあげれば、これから保有する投資家が負担するであろうコストを予測することができます。
決算期間準拠 | 最新情報準拠 | |
信託報酬 | 0.1333% | 0.0968% |
隠れコスト | 0.0493% | 0.0493% |
実質コスト | 0.1826% | 0.1461% |
あくまで運用報告書から簡易的に求めた目安ではありますが、十分低く抑えられていることが分かります。
去年の隠れコスト(0.081%)より下がっているのも安心ですね。
参考記事…eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の第1回運用報告書から実質コストを計算してみる
なお、上記の計算は受益者還元制度による信託報酬引き下げを考慮していませんので、計算上はもう少し低くなるはずです。
参考記事…【受益者還元】eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の純資産総額が1000億円を突破
資産額に応じて変動する要素なので、うまく計算する方法が分かりませんでした(懺悔)
また、運用報告書に直接掲載されている総経費率は0.15%でした。
出典「三菱UFJ国際投信」
こちらが公式発表のコストという事になりますが、つみ次郎が計算した最新情報準拠の実質コストとほぼ一致していますね(信託報酬引き下げを考慮した総経費率?)
S&P500ファンドは競合商品が少なく歴史も比較的新しいので他と比較しずらいのが辛いですが、絶対的に見れば十分低コストで安定した運用ができていると思いますので、今後も安心してガチホ♂していこうと思います(Slim厨)
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Slim次郎