・つみたてNISA×楽天カードで資産運用
・楽天証券とSBI証券を比較
・iDeCo(イデコ)のネット証券を比較
・つみたてNISAとは？(姉妹サイト)

つみたて次郎です。

税金に関する興味深い記事がありましたので紹介します。

外部リンク…世界の富豪83人「私たちに課税を」 新型コロナ

タイトルそのまんまでありますが富裕層に対する大幅な課税強化を富裕層自身が訴えているという何とも綺麗なニュースです(棒)

受け取り方は様々ですが、つみ次郎が思ったことを雑に連ねていきたいと思います。

 

 

金融資産課税フラグ？

投資クラスタとしてまず思い浮かぶのはコレですね。

配当課税や所得課税を強化しても、既に資産を築き上げた富裕層へのダメージは限定的ですからね。

例えばテスラのCEOを務めるイーロン・マスク氏は18億ドルという巨額報酬を受け取る見込みのようですが、イーロン・マスク氏の既に保有している財産約600億ドル(大半はTSLA)からすれば大した額ではありません(感覚麻痺)

外部リンク…テスラＣＥＯ、連日の株高で18億ドル相当の報酬に近づく

身も蓋もない表現をすればこれから稼ぐカネではなく既に稼いで貯めこんだカネをぶんとらなければ格差是正にはつながらないという事です。

まぁこれをあからさまにやると富裕層が国外に逃げてしまいジンバブエみたいなことになってしまうので、事実上困難な話ではあります。

 

 

超富裕層だけ狙い撃ちできるか？

仮に資産課税を導入できたとして、そもそも超富裕層はタックスヘイブン等を利用して節税(という名の合法脱税)をすることができますので、最も課税したい超富裕層はのらりくらり逃げてしまう可能性があります。

結果として中途半端な小金持ちが課税強化されてとばっちりを受ける…という未来が容易に想像できます。

資産を世界中に分散するという究極のリスクヘッジを取れる超富裕層に課税するためには世界規模で共通された課税ルールが必要になってきますが、国同士の争いが絶えない現状では不可能といっていいでしょう。

 

 

寄付すればええやん…とは思わない

この手の話が出ると「だったら自発的に寄付すればええやん」という意見を目にすることが多いですが、つみ次郎としては寄付という個人的な施しで問題を解決するという手段を当たり前にしてはならないと思っているのであまり賛成できません。

寄付というのはあくまでお金を集める補助的・単発的な手段に過ぎませんので、金持ちの寄付で成立する格差是正に意味はないと思っています(辛辣)

今回たまたま83人の富豪が自ら声を挙げてくれただけであり、全ての富豪が格差是正に協力的なわけではありませんからね。

むしろ格差是正に協力的な富豪のほうが変態でしょう(笑)

寄付が前提で成り立つ世界というのは寄付しない奴はダメという価値観を生み出しかねません(もうそうなってる？笑)

 

 

大統領選へのアピール？

2020年11月3日に大統領選挙が行われますが、トランプVSバイデンという構図になっています。

そしてバイデンは格差是正のため大企業や富裕層への課税強化を訴えていますので、後はお察しください(闇深)

 

 

言ってることは正しいけど…

富裕層への課税強化というのは格差是正を解消するための必須事項ですので今回のニュース自体は好意的に受け止めたいところですが、素直に受け止めきれない要素が多いのも事実です(辛)

既にカネの大小に興味はなく今後は私財を投げて社会貢献をして名誉を手に入れたい…と本気で思っている富豪が存在するというのは容易に想像できますが、そこまで心清らかな富豪が83人もいるとは思いません(笑)

アメリカではBLM運動(という名の暴動)も起きていますので、身の安全を守りたいという保身の気持ちも多少はあると思います(屑の発想)

また、超富裕層はカネの力で政治を動かすこともできますので、結局超富裕層に有利な税制に落ち着いてしまうという最悪の結末も有り得なくはありませんからね。

…とまぁここまで批判的な立場で物申してきましたが、あんまり言いすぎると2,000万円寄付したさっしー(馴れ馴れしい)を売名呼ばわりするようなクソダサムーヴと同類なってしまうのでこの辺でやめておきます(笑)

参考記事…さっしー、豪雨被害で2千万円　大分県と日本赤十字社に寄付

 

ブログ村ランキング
指原次郎

 

・つみたてNISA×楽天カードで資産運用
・楽天証券とSBI証券を比較
・iDeCo(イデコ)のネット証券を比較
・つみたてNISAとは？(姉妹サイト)