【PER・PBR】S&P500(除GAFAM)の各種指標を求めてみた【配当利回り】
GAFAM次郎です。
GAFAMというのは米大型グロース株の頭文字をとった略称です。
参考記事…【頭文字】GAFAの親戚【ハイテク】
リーマンショック以降、米国株リターンの大部分がGAFAM等の大型グロース株によって生み出されているという話をよく聞きます。
参考記事…【悲報】ビッグ4(MAGA)がS&P500リターンの大部分を稼ぐ
また、GAFAMがS&P500に占める割合も上昇しており、バブルを警戒する動きも一部であります。
良くも悪くもGAFAMへの投資比率が投資家の運命を大きく左右することになるでしょう(フラグ)
さてここからが本題ですが、時価総額が非常に大きい5社(6銘柄)が市場を大きく動かしているというのは、時価総額加重平均指数を保有しているインデックス投資家にとっても重要な所です。
米株インデックス派はもちろん、全世界株インデックス派でも全体の1割くらいを占めていますからね。
そして今回は、GAFAMを除いたS&P500について調べていきたいと思います。
具体的には、実績PER・予想PER・実績PBR・実績PBR・実績配当利回りの5項目を手動で求めてみました。
GAFAMとS&P500のデータ
まずはGAFAM各種銘柄とS&P500全体のデータをまとめてみます(2020/7/10現在)
S&P500についてはiシェアーズ・コアS&P500ETF(IVV)のデータを使っています。
各種データについてはETF.com・mourningstar・BlackRock・楽天証券を参考にしました。
個別株とETFという構造の違い、元データの違い等から数値のズレはあると思いますので、あくまで参考値としてお願いします(特に予想PER・予想PBR)
ちなみにGAFAMがS&P500全体に占める割合は22.98%でした。
この約23%をS&P500から除外してアレコレするというのが本記事の趣旨という事になります。
S&P500(除GAFAM)のデータ
ようやくメインディッシュです。
上記のデータを元に、GAFAMを除いたS&P500の各種指標を求めると以下のようになりました。
便宜上S&P495と表記します。
※画像データなので拡散や考察等でご自由にお使いください(笑)
当然ですが各種指標は割安の方向に傾きます。
たった5社(6銘柄)を除くだけでこれほど変わると考えるか、時価総額上位5社(6銘柄)を除いてもこれしか変わらないと考えるかはアナタ次第です(笑)
ちなみに計算する途中で気づいたのですが、配当利回り以外については逆数に変換する必要があります(多分)
例えばGOOGの実績PERは30.47ですが、これを逆数にすると3.28%となります(つまり株式益回り)
後はGOOGがS&P500に占める割合は1.69%だから…みたいな感じでGAFAM銘柄が貢献している数値を除外して計算しています。
あんまり変わらない…(辛)
個人的にはGAFAMを除いてもあんま変わらんなぁという印象です。
また、GAFAM以外でも割高に評価されている銘柄はたくさんありますので、やはりスマートベータ系ETFを用いて定量的に割高銘柄を除外したいというのがつみ次郎の考え方です(いつもの結論)
例えばバンガード・米国バリューETF(VTV)なら実績PERは20.20・実績PBRは2.07まで下がりますからね(笑)
そもそもPERやPBRが役に立たない…という風潮もありますが、少なくともつみ次郎は同一市場上においては今後も有効であり続けると信じているので、ひたすら米株バリュー派(モドキ)として相場に立ち続けたいと思います(震え声)
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GAFAM次郎