新セクター「コミュニケーションサービス」爆誕!
シーゲル二郎です。
米国株は、業種別に10のセクターに分類することができます。セクターごとにまとめられたETFなどの人気もあり、どの国に投資するかよりもどのセクターに投資するかが重要という声まであります。
そんなセクターに、来年から新しい仲間が加わるようです。
外部リンク「the wall street journal」
君の名はコミュニケーションサービスセクターという、なかなかナウい感じの名前です。
その代わり、電気通信セクターが消えます。(こっちのほうが大事件かな?)
現在電気通信には、AT&T(T)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、センチュリーリンクの3社しか含まれておらず、S&P500に占める割合もわずか2%ほどです。
これらの3社は全て新しいコミュニケーションサービスに移動するようになります。
また、FANGでまとめられる、フェイスブック(FB)、アマゾン(AMZN)、ネットフリックス(NFLX)、グーグル(GOOG)も、新セクターに移動する可能性があるようです。
コミュニケーションサービスセクターは、人気グロース株+不人気バリュー株という、とんでもないカオスなセクターになってしまいそうです。
一番大変なのは、既に情報技術セクターや一般消費財セクターに投資している人です。
有名どころでは、「バンガード・米国情報技術セクター(VGT)」や「バンガード・米国一般消費財セクター(VCR)」などですね。
電気通信セクターも関係ありますが、セクターETFより個別株で持っている人が多いと思うので影響は少なそうです(多分)
今回のセクター移動に伴い、セクターETFの中でも入れ替えが行われます。
米国におけるセクター別では、今回入れ替え候補のウェイトは非常に大きいです。
米国情報技術セクター
→フェイスブックとグーグルの2社で全体の約17%
米国一般消費財セクター
→アマゾンとネットフリックスの2社で全体の約13%
まだ確定ではありませんが、入れ替えがあった場合、その影響力は絶大です。
これらのセクターETFに投資している人たちは、FANGのような企業に投資できるツールとして利用していた人が多いと思います。(特に情報技術はね)
したがって、情報技術や一般消費財のセクターETFに投資していた人は、ポートフォリオを見直さなければなりません。
一部を売却して、コミュニケーションサービスセクターの新ETFを買うといった方法が基本的になりそうですね。その場合、抱き合わせで電気通信の地味な奴らもついてきます(笑)
売却を伴う場合、ガッツリ税金も取られてしまいますね(泣)
にほんブログ村
ドンマイ