勤労感謝の日は、株主こそ感謝が必要

シーゲル二郎です。

本日11月23日は勤労感謝の日です。皆さんゆっくり自分を労いましょう。今日も出勤してる社畜は知りません。

というのは冗談で、勤労感謝の日は、1948年に祝日の日として制定され、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨が決められました。

ようするに、「頑張って働いている人に感謝しよう」という、全労働者が泣いて喜んでしまいそうなすんばらしい日なのです。

ですが、戦前は全く違う意味を持った重要な日でした。

戦前は「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれていて、天皇が国民を代表して「豊作を感謝する日」でした。

みんなが集まって新米やお酒を神々に捧げ祝う、いわば収穫祭ともいえるイベントです。ですが、戦後GHQ指導の下、日本の弱体化を進める一環として、違う内容に書き換えられていきました。

現在でも宮中では行われているようですが、国民への知名度は皆無です。

本来の意味を考えると、労働者への感謝というよりも、大地の恵みに感謝するという意味合いが強い祝日でした。

どちらも大事なことなので、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいですね。

ここまでは非常に良い話ですが、ここからは少しドス暗くなっていきます。

現在の意味である「労働者に感謝」というフレーズですが、立場によって意味は全く違います。

家族にとっての労働者とは、生活を支えてくれる大切な人です。プレゼントをあげたりして労ってあげましょう。

消費者にとって労働者とは、日々必要なものを生産してくれる人です。その対価として利益を上乗せした代金を払うことで、労働者は給料を得ることができています。

株主にとって労働者とは、自己の利益を得るためのコマに過ぎません。労働者に払われる給料は、株主の儲け分が差っ引かれています。

労働者に感謝といっても、3つの立場に分けてみると、全く違う意味になってしまいます。

一番感謝するべきなのは、実際に労働者から利益を吸い取っている株主であるのは明白ですね。

シーゲル二郎はドス黒い人間なので、将来は株主の立場から労働者を感謝できるようになりたいです。

今のところは感謝される側の人間ですけどね(泣)

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労働者に感謝(意味深)

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