つみたて次郎式「世界4分割投資法①」
つみたて次郎です。
最近、グローバルマクロ戦略というものに興味を持っています。
各国の経済や金利などに合わせ、グローバルな視点からポートフォリオを組んでいく戦略のことです(多分)
つみたて次郎も知識として勉強中ですが、現在だと、相対的に割安な新興国株をオーバーウェイト、割高な米国株をアンダーウェイトが基本になります。
※米国一国集中をやめるわけではありません。
以前紹介したボビー・オロゴン氏の投資法も、グローバルマクロ戦略に分類されるようです。
参考記事「ボビー・オロゴン氏に学ぶ世界4分割投資法」
今回の内容を読む前に、先に読んでおくことを推奨します。
さて、ボビー・オロゴン氏は、世界を4つの地域(日本・米国・欧州・新興国)に分け、これから資金が向かいそうな地域に先回りして集中投資しているようです。
アベノミクスでは、日本株のウェイトを増やし、大儲けしています。
しかし、大多数の平凡な投資家の場合、経済動向を読んで集中投資というのは非常に危険なので、ある程度の分散を保ちつつ、割安な地域を増やすというのが現実的です。
投資クラスタでも、新興国株や、その中でも特に割安なロシア株をオーバーウェイトしている人が結構います。
そこで、つみたて次郎がグローバルマクロ的なポートフォリオを組んでみました。
次の4つのETFを組み合わせて作成しています。
ETF名 | 信託報酬 | 投資範囲 |
バンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI) | 0.04% | アメリカ株 |
バンガード・FTSE・パシフィック(VPL) | 0.10% | アジア太平洋先進国株 |
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツ(VWO) | 0.10% | 新興国株式 |
バンガード・FTSE・ヨーロッパ(VGK) | 0.14% | ヨーロッパ先進国株式 |
お馴染みバンガードの、超低コストETFたちです。これを組み合わせてみます。
4つを全て均等にしてみました。内容の是非はともかく、見た目は非常にスッキリしています。
なんちゃってグローバルマクロですので、真面目に検討はしないでください(笑)
ポートフォリオ全体に対する信託報酬は、0.095%となっています。
一般的な国際分散に対し、アメリカがアンダーウェイト、他3つはオーバーウェイトになっており、現在だとちょうどいい感じになっています。
それぞれ経済圏が別々であり、流通している通貨もバラバラです。
経済圏の違い+為替変動により、それぞれ違った動きをすることが期待できるので、リバランスにより相対的に割安な地域に資金が多く投入されます。
同じ程度のリターンが期待できる株式クラスのみで構成された等金額ポートフォリオであり、リバランスボーナスによるリターン向上が見込める内容となっています。
また、ドル、ユーロ、円、その他通貨にまんべんなく投資できているので、特定通貨の崩壊時でも安心?です。
新興国株が多いため下落リスクは高めですが、経済圏や通貨が分散されているので、未曽有の危機に対する耐性がありそうです。
通常の国際分散だと、特にアメリカやドルに対するポジションが大きいので、その点が気になる人であれば悪くないバランスかもしれません。
つみたて次郎がもし宝くじに高額当選したら、割と本気でこんな感じのポートフォリオを組みます(笑)
真の意味でリスク分散を重視したポートフォリオといえますね。
ただ、上記だと主要国の中でキャナダ(カナダ)が含まれないことや、VGKやVPLの信託報酬がやや割高な点を踏まえると、さらに工夫できるポイントがあります。
長くなりましたので、続きは明日にしたいとおもいます。
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