シーゲル二郎10種の海外売上比率
シーゲル二郎です。
シーゲル二郎が妄想で考えたシーゲル二郎10種の海外売上比率について調べたのでお伝えします。
シーゲル二郎10種とは、シーゲル二郎が実際投資していないけど、こんなポートフォリオを組んでみたいという妄想から生まれた仮想ポートフォリオです。
バフェット太郎10種と被らないように10銘柄を選び、均等分散で保有します。
※妄想なので実際は投資していません。
内容はこの通りです。このポートフォリオをイケてると思うかクソダサいと思うかはあなた次第です。
安定したフリーキャッシュフローによる安定した配当金を得られる企業を中心に選んでいます。また、注目を浴びずらい地味な企業を選んでいます。
参考記事「配当金は現金ではなく購買力だ!」
そんな愉快な銘柄たちの海外売上比率は次の通りです。
ティッカー | 会社名 | 米国外売上比率 | セクター |
---|---|---|---|
UL | ユニリーバ | 68% | 生活必需品 |
BTI | ブリティッシュ・アメリカン・タバコ | 60% | 生活必需品 |
DEO | ディアジオ | 63% | 生活必需品 |
MMM | スリーエム | 59% | 資本財 |
EMR | エマソン・エレクトリック | 52% | 資本財 |
UTX | ユナイテッド・テクノロジーズ | 43% | 資本財 |
MDT | メドトロニック | 43% | ヘルスケア |
ABT | アボット・ラボラトリーズ | 70% | ヘルスケア |
INTC | インテル | 78% | 情報技術 |
CSCO | シスコシステムズ | 43% | 情報技術 |
※横スクロールできます。
※実際には投資していません。
ADR銘柄を含んでいるため、米国外の売上比率です。一部を除き2016年12月時点です。
会社名をクリックすると企業分析の記事へ飛びます。
(妄想上は)等金額保有なので、単純に平均すればポートフォリオ全体の海外売上比率が分かります。
シーゲル二郎10種の海外売上比率…約58%
時期は不明ですが、同じ2016年のS&P500が約43%なので、大きく上回っています。直近のS&P500の海外売上比率は56%になっているというデータもあるので、現在はさらに高いと思われます。
シーゲル二郎10種を選ぶ際には、海外売上比率を重視して選びました。シーゲル二郎は米国企業ではなく多国籍企業に投資したいと思っているので、このような数値になりました。
資本財がやけに多いのは、シーゲル二郎がコングロマリット大好きだからです。
参考記事「コングロマリットが高いリターンをもたらす理由」
シーゲル二郎の妄想記事ですが、コングロマリットはあらゆる面からバフェット派、シーゲル派、配当暮らし派から嫌われる要素を持っています。
人気がなく割安で放置されれば、将来のリターンには好影響です。
また、連続増配企業が非常に多く、歴史があり倒産リスクは極めて低いです。市場平均を超えるかどうかは別ですが、配当金再投資でバイアンドホールドするには最適な企業群だと思っています。
製造されている機械類が実体経済に役立っていて、応援していきたいという気持ちも少し入っています。今後金融危機が起きても、世の中に役立つ企業はそう簡単に倒産しません。
ポートフォリオを見ても直接感じ取ることはできないと思いますが、ジェレミー・シーゲル氏の教えに大きな影響を受けています。
ジェレミー・シーゲル氏の著書を読んでシーゲル二郎が理解できたのは、たったの2つです。
①長期投資では株式が一番優れている
②投資家の期待と実際の差がリターンを決める
株式だけに投資するのはシーゲル派の多くが実践しています。ですが、②の部分については、グロース株や新興国株に対する見解として取られることが多いです。
シーゲル派の多くは、過去の実績から生活必需品やヘルスケア、高配当銘柄へのウェイトが高い人が多いです。
ですが、シーゲル二郎はこれらの戦略を全面的に信頼することはできません。これらの事実が広まった以上、株価に織り込まれてしまい「成長の罠」と同じような結末を迎える可能性が否定できないからです。
特に生活必需品やヘルスケアはディフェンシブ性が高く、今までの結果ではローリスクハイリターンでした。ですが、そのような都合のいい状況が今後もずっと続くという予想は楽観的です。
3回目の登場になりますが、「株式投資の未来」で書かれているお気に入りの文章で最後にしたいと思います。
生活必需品セクターの過去半世紀の成績が、一般消費財セクターを上回ろうとは、だれが予想しただろう。
シーゲル派の一人として、赤い文字が半世紀後に逆転していないことを願います。
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シーゲル派vs市場平均の結末はいかに?