楽天×バンガード ラインナップ予想 前編

シーゲル二郎です。

楽天投信投資顧問×バンガードのコラボで誕生した「楽天・バンガード・ファンド」シリーズが大人気です。

通常投資信託ではみんなから集めたお金を複数の金融商品に分散しますが、このシリーズはバンガード社が提供する海外ETFを買付するだけです。

簡単に言うと、みんなから集めた投資資金でたった1つのETFを買い続けるという内容です。

楽天が間に入る分コストは高めですが、本来は海外ETFだったものが投資信託という形で購入できるので、大きなメリットがあります。

売買手数料が不要になって、ドルではなく円で買えて、100円という少額からでも買えるようになります。

ETFと投資信託の歪をうまく利用した楽天の作戦勝ちです。

現在は2つのラインナップが出ています。

ファンド名 投資先 信託報酬
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 全世界株式 0.2396%
楽天・全米株式インデックス・ファンド 全米株式 0.1696%

 

全世界は「バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)」、全米は「バンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI)」をひたすら買い付けるだけになります。

どちらもETFの信託報酬に0.1296%が上乗せされています。それを踏まえても非常に低コストで、特に全米のほうはシーゲル二郎の主力にする予定です。

楽天としてはただETFを買うだけなので、管理も楽だと思います。投資信託だと信託報酬以外に0.1~0.2%ほど余計なコストがかかる場合が多いですが、どのくらいに抑えられるか注目です。

 

 

楽天投資顧問投信のホームページでは、次のような興味深い一文があります。

楽天・バンガード・ファンドは、楽天投信投資顧問の新しいインデックス・ファンド・シリーズです。運用に当たっては高度な分散投資を効率的に実現するバンガードETFを活用し、お客様の資産形成に資する低コストで良質な投資信託として、長期国際分散投資に広く活用されることを目指します。
また、今後のファンド追加にもご期待ください。

今回の2本だけではなく、今後の続投が期待できます。そこで、需要はないと思いますが今後のラインナップ予想をしてみたので紹介します。

第1弾が2本立てだったので、第2弾も2本立てだったとして予想をしてみます。

 

予想① 

・楽天・ヨーロッパ株式インデックス・ファンド

・楽天・新興国株式インデックス・ファンド

 

それぞれヨーロッパ市場の株式、新興国市場の株式に連動します。元となるETFはヨーロッパが「バンガード・FTSE・ヨーロッパ(VGK)」と新興国が「バンガード・FTSE・エマージング・マーケット(VWO)」となっています。

最初が全世界と全米という地域ごとだったので、地域別に攻めていくパターンです。

先進国株式(米国除く)も候補でしたが、日本が含まれており需要が少ないと思ったのでボツです。

ヨーロッパのほうは類似商品がないので、売れ行きは未知数です。

新興国株式は類似商品が多数ありますが、もし信託報酬がETFに0.1296%上乗せだけであれば、合計0.2696%となります。(VWOは0.14%)

新興国株式クラスの投資信託では、ニッセイから出ている「<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックス」の0.36612%が現在最安値なので、大差をつけて最安値の座を奪います。

楽天にとってのメリットとデメリットは次の通りです。

 

メリット…新興国株は最安値商品として売り込める。積立NISAにも流せる。

※10月31日補足…積立NISAでは現在指数が認められていないかった…

デメリット…対となるヨーロッパが未知数すぎる。だけど他に有力候補がいない。いずれにせよ積立NISAには流せない。

 

他に予想②と予想③を用意しています。妄想が止まらないですが、文字数がそこそこになったので続きは今夜18:00の記事にします。

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