【悲報】バフェット氏、IBM株をほとんどを売却

つみたて次郎です。

日本経済新聞にて、ウォーレン・バフェット氏に関する興味深いニュースが取り上げられていましたので紹介します。

外部リンク…バフェット氏、IBM株を9割強売却 10~12月期 アップル株は買い増す (日本経済新聞)

バフェット氏が保有しているインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)の9割強を売却していたことが分かりました。

バフェット氏がIBMに投資し始めたのは2011年です。バフェット氏は、食品や日用品などの分かりやすいビジネスモデルを好んでおり、ハイテク企業は「理解できない企業には投資しない」ということで、投資することはそれまでありませんでした。

そのため、バフェット氏が初めて投資したハイテク株として一躍有名になりました。しかし、その後IBMのリターンはイマイチで、2017年には保有株を一部手放していました。

結果として、バフェット氏初めてのハイテク企業投資は、失敗として終わったことになります。そのかわり、現在は同じくハイテク企業のアップル(APPL)を買い増ししているようです。

IBMは、ハイテク企業にしてはかなり割安に放置されており、売上も減少傾向の比較的地味な企業です。

ワトソンなどの人工知能技術により再建を図っている段階ですが、見通しは暗いようです。

しかし、BtoBのシステム構築などではかなりのワイドモートを築いており、高い利益率は健在です。

そして何より、フリーキャッシュフローが安定していて配当利回りも高いため、配当重視の投資家には非常に人気が高いです。ちなみにバフェット太郎10種にも組み込まれています。

IBMの配当利回りは現在4%近くもあり、バフェット氏売却に伴い株価下落が予想されるため4%越えも間近かと思われます。

とはいえ、現在米国債の長期金利が上昇傾向にあるため、IBMのような低成長高配当株は魅力がありません。

参考記事「米国ディフェンシブ株の時代は終わった!

ちなみにつみたて次郎は、iFreeNYダウや楽天VTI経由で間接的に保有しています。

バフェット氏が売却というニュースは悲しいですが、むしろバリュー株投資家にとってはご褒美かと思います。

何となくゼネラル・エレクトリック(GE)の背中が見えてきたような気がしました(笑)

個人的にはIBMもGEも投資家から見捨てられた負け犬のような立場になりつつあるため、つみたて次郎的にはどちらも保有し続けたいです。

どちらもNYダウから除外されないようお祈りしておきます。

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ワトソン次郎

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