バンガードETFの経費率が下がりました(VB・VO・VTV・VUG・VV)
つみたて次郎です。
運用会社大手の米バンガードより、海外ETFの経費率改定が発表されました。
外部リンク「2018年バンガードETF®・米国籍投資信託の経費率改定のお知らせ」
2018年2月にはVTの経費率削減で話題になったばかりですが、さらに5商品にメスが入りました。
参考記事「バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)の信託報酬が0.10%に引き下げ!」
今回引き下げられた商品は下記の5つです。
ETF名 | 変更前 | 変更後 |
バンガード・スモールキャップ(VB) | 0.06% | 0.05% |
バンガード・米国ミッドキャップ(VO) | 0.06% | 0.05% |
バンガード・米国バリュー(VTV) | 0.06% | 0.05% |
バンガード・米国グロース(VUG) | 0.06% | 0.05% |
バンガード・米国ラージキャップ(VV) | 0.06% | 0.05% |
大型株・中型株・小型株のトリオと、バリュー・グロースのコンビが一律引き下げされました。もともと低水準でしたが、さらに引き下げられ0.05%という超低水準です。
広い範囲をカバーする「バンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI)」や「バンガード・S&P500(VOO)」の信託報酬は0.04%ですから、ほとんど差はありません。
米国株インデックスに限り、ほぼ追加コストなしで好みのアセットアロケーションを組める時代になったといっても過言ではありません。
ETFならば信託報酬以外の隠れコストも差が出にくいですからね。
特に小型株効果を期待できるVBは、米国株クラスタにも人気があります。
個人的には、やはり「バンガード・米国バリュー(VTV)」に目を引かれました。
当ブログで頻繁に登場する「バンガード・米国高配当株式(VYM)」と並び、つみたて次郎が注目しているETFです。
少し極端ですが、ポートフォリオを全部VTVにしてもよいと思っているくらいです(むしろ早くそうしたい)
ちなみに高配当株は自然とバリュー株になりやすいので、VTVとVYMも銘柄が多く重複しています。
いつもVYMを連呼しているので高配当信者と間違われがちですが、本質的には米国バリュー派を目指していますので誤解しないようお願い申し上げます(投資してるとは言ってない)
つみたて次郎は、特定の属性を持つ銘柄を集めたスマートベータETFをとても評価していますが、あくまで手数料や課税を無視した世界でなければ活躍することは難しいです。
そのうち、分散投資するための必要経費ともいえる信託報酬については、ほぼ完璧に克服したといってもいいのではないでしょうか?
バンガードは、信託報酬以外にも貸株等で稼ぐ手段があり、経費率がゼロになる可能性もゼロではありません。
もし経費率がゼロになったのならば、コストを気にせず自由なポートフォリオを構築することができます。
これまでは、市場全域をカバーしたインデックスファンドこそコストを最小限に抑えられるとされていましたが、これからの時代は通用しなくなる理屈になるかもしれませんね。
ETFという偉大な発明により、スマートベータは間違いなく明るい道を歩んでいるといえます。
0.01%を犠牲にするだけで超過リターンを期待できるということが、どれだけ素晴らしいことかうまく伝えられないのが残念です。
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VTV次郎