S&P500に対する盛り上がりを感じる

S&P500次郎です。

S&P500指数は、米国の大型株約500社からなる時価総額加重平均のインデックス指数で、世界一有名な指数の1つといって差し支えありません。

米国市場は長期的に右肩上がりで成長しており、インデックス投資家の投資先としても人気が高いです。

また、ウォーレン・バフェット氏も推奨していることもあり、実績だけでなく知名度も抜群です。

参考記事…バフェット「資産の90%をS&P500に投資せよ」

そんなS&P500ですが、日本国内の投資クラスタの間でも人気が高まっているのを感じます。

厳密に言えば数年前からその傾向はみられていましたが、最近それが加速しているのではないかと思っています。

大きな原因としては、米国個別株→S&P500に方針転換する人はいても、S&P500→米国個別株に転換する人はあまりいないからだと予想しています。

つみ次郎がブログを始めた2017年では、米国高配当株(シーゲル流の応用)が大流行しており、特に生活必需品セクターやヘルスケアセクターは大きな人気を得ていました。

セクターETFであるVDCやVHTもかなり注目されていましたね。

しかしその後、相次ぐ利上げにより高配当株は軒並み大きな下落に見舞われ、高配当株=ディフェンシブというイメージが崩れ始めることになります。

その後注目を浴びるようになったのがFANG及びFAAMG(ちょっと古い)といった大型ハイテクグロース株です。

QQQやVGTなども注目を浴びましたね。

しかしその後は筆頭格であるアマゾン(AMZN)含め大きく暴落し、こちらも大きなダメージを背負うことになります。

結局万能な投資先などないのなら、全部入りのS&P500でいいやんという結論になるのも無理はないと思います。

シゲ二郎つみ次郎も最初の頃は個別株投資を検討していましたが、今ではすっかり諦めてインデックスファンドのみに絞っています(笑)

黒 歴 史…早く個別株投資家になりたい(妖怪人間風)
参考記事…つみたて次郎の秘密のポートフォリオ

いろいろ混ざっていますが、基本的にはS&P500一本打法に準ずるポートフォリオではないかと思います(苦笑い)

 

 

本記事のサムネ画像はこれですが、いつも辛ませていただいている投資ブロガーのSPオヤジ氏から拝借しています。

外部リンク…「賞金は、とりあえずS&P500に投資します」って聞けたらゴールだと思う

リスク資産はバンガード・S&P500(VOO)iFreeS&P500インデックスでほとんどを占めており、ブログ名「S&P500で遺産形成」に恥じないポートフォリオになっています。

 

また、最近辛ませていただくようになったりんり氏もS&P500を中心としたポートフォリオを組んでいます。

外部リンク…2月分の11万円入金しました。現在のポートフォリオと今月の投資計画

ブログ名は「S&P500ETF(VOO)と米国株に投資するりんりのブログ」となっており、こちらもかなりストイックなS&P500投資になっています。

 

上記のお二人以外にもS&P500を中心に投資している方は多数いるかと思いますが、ほぼ全てS&P500にしているという方は意外と少ない印象です。

つみ次郎も似たようなポートフォリオではありますが、混じりけが多すぎるので同じグループに混ざることはできなさそうです(泣)

 

S&P500投資の良いところは、それ自体が非常に幅広い分散投資になっているため誰かと利益相反になりづらいところです。

これが個別株(特に小型株)であれば買い煽りなどで誰かに高値に売りつけたりできますが、S&P500を自らの利益のために動かせるような個人はほぼいない(はず)です。(トランプ大統領などは除く)

もし自由自在にS&P500をコントロールできる人がいるならば、世界経済を支配する闇の権力者みたいな陰謀論に発展してしまいます(笑)

S&P500が結果として人気を集めているのも、広く推奨しても悪影響になりづらいという理由がありそうです。

 

その一方、S&P500といえど完璧な指数ではありませんし、将来のリターンが約束されているわけではありません。

現在全世界のうち米国市場が占める割合は55%程度に過ぎませんし、S&P500は米国市場のうち時価総額基準で75~85%程度をカバーしているので、ここから計算すると全世界株式市場におけるS&P500のカバー率は45%くらいとなります。

しかもこれは浮動株調整後ですので、計算方法によってはS&P500が世界全体に占める割合はもっと減りそうです。

S&P500への投資は一般的に分散投資といわれていますが、見方を変えれば世界の半分弱に集中投資ということもできます。

そのためS&P500の将来に確信が持てない場合はさらに範囲の広いVTなどが選択肢となりますし、もしS&P500の人気が衰えるとすれば「S&P500以外の残り半分強」の株式が好調で推移するのが大きな理由となりそうです。

また、記事の前半では高配当株とグロース株の下落とS&P500について述べましたが、逆に今後明らかにS&P500に対して優秀なジャンルが出現すれば、相対的にS&P500の人気は衰えることになります。

「S&P500より〇〇のほうがいい」というフレーズはずっと繰り返されそうなので、S&P500といえど人気を一定にキープするのは難しいのかもしれません。

つみ次郎もVTV(米バリュー)や楽天VYM(米高配当)とか持っていますが、やがてはS&P500に乗り換える時期が来るのかもしれません(笑)

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S&P500次郎

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