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つみたて次郎です。

SBIアセットマネジメント㈱が満を持して(?)発表したSBI・バンガードS&P500インデックス・ファンドについて、先日の9月26日より新規設定されました。

参考記事…SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが新登場！VOOだけを保有する投資信託

また、9月12日～9月25日を新規募集期間として定めていたので、その間に集まった資金を最初から運用することができるため、SBIとしても勝負所だったのではないでしょうか？

その結果として、新規設定された9月26日時点で純資産総額は約16億円でスタートしています。

この時点で、同じくSBIアセットマネジメントから出ている雪だるまシリーズたちと肩を並べるレベルになっています。

略称	純資産総額
SBI・ﾊﾞﾝｶﾞｰﾄﾞS&P500	1,637百万円
雪だるま全世界株式	3,556百万円
雪だるま新興国株式	2,268百万円
雪だるま先進国株式	1,440百万円

※いずれも2019/9/27時点。

設定してから何年も経過している各ファンドと並べても違和感のない数値であり、設定日直後の時点で雪だるま先進国株を超えているのはいろんな意味で衝撃的ですね(笑)

特にインデックスファンドのような、人気のブレ幅が比較的小さい投資信託は、設定直後の初期段階でうまく資産を集められないと類似の他社ファンドに人気を奪われやすい構造になっています。

インデックスファンドは低コストであることが宿命ですので、運用額が少ない→隠れコストが多くなるという負の連鎖を断ち切らないと人気を得るのは難しいです。

雪だるまシリーズは、皮肉にも最初に必要だった雪だるまの芯をうまく作ることができなかったといってもよいでしょう(辛辣)

雪だるま全世界株「辛い」
雪だるま新興国株「辛い」
雪だるま先進国株「激辛い」

その一方、雪だるまシリーズではないSBIﾊﾞﾝｶﾞｰﾄﾞS&P500(以下：SBIVOO)が最初に雪だるまの芯をうまく作れた(と思われる)のは対照的です。

バンガードのVOOに連動という単純明快なアピールポイント、そしてその勢いを無駄にしない長めの募集期間が見事今回の結果につながったのではないかと思います。

 

 

また、募集期間中にライバルファンドたちに動きがなかったというのも大きな要因といえるでしょう。

具体的にはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)であり、特に前者は執拗な対抗引き下げをキメまくる三菱UFJ国際投信㈱が率いるeMAXIS Slimシリーズですから、今回何もしてこなかったのは意外でした。

今回SBIVOOが集めた16億円のうち、結構な割合が本来上記2つに流れる資金だったと思われますからね。

逆に募集期間に合わせて信託報酬対抗引き下げを行っていれば、苦しい結果になっていたと思われます。

わざわざ同水準のファンドがあれば、新規設定されたほうのファンドを選ぶメリットはほとんどありませんからね。

ただ、SlimS&P500については引き下げについて検討しているらしい…という噂もあるようですので、ホルダーとしては期待しておきたいところです。

 

昨日、三菱UFJ投信の方と話しましたが、追随する方向とのことでした。
ただ、色々と工夫が必要らしく、そのあたりの調整に時間がかかっているとのこと。

— ILLUDE 18-19 @つみたてNISA &個別株 (@Naofumi5) September 26, 2019

 

ちなみにつみ次郎は、現時点でSlimS&P500と楽天VTIの両方を保有していますが、SBIVOOについても最低限の基準を満たせば(信託報酬が仮に並んだとしても)並行して投資していきたいと考えています。

つみたてNISAの枠は今年分使い切ってしまったので、早くても来年からの話ですけどね。

SBI系のファンドで最もネックだった不人気に伴う純資産総額の少なさについては、今回16億円集めたことも含めてSBIVOOは乗り越えてくれそうな予感がしますので、来年までにSlimS&P500や楽天VTIと肩を並べていてほしいところですね。

参考記事…SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドが新登場！VOOだけを保有する投資信託

 

今日の一言

オッス！オラSBI。 今、すっげー強い奴(Slim,楽天)と戦ってて現金玉(ファンド)を作る為にみんなから少しずつ現金(投資資金)を分けて欲しいんだ。 SBIVOOに毎月33,333円積立設定してくれ！ヨロシク！

 

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