【霧末】配当利回り何%以上が高配当株?

つみたて次郎だ。

突然だが、とある底辺ユーチューバーを紹介しよう。

 

外部リンク…YouTube(霧末)

 

出典「YouTube(霧末)

 

もはや説明するまでもないが霧末のことだ。

どれも素人が作ったような短編動画で、ほとんどは真顔で見れるネタ動画で極稀に投資の話がぶちこまれている。

参考記事…チー牛について語ろうか

そんな糞チャンネルだが、先日ちょっとまともな動画があったので紹介しよう。

 

 

基本的に文字を垂れ流しているだけなので、動画を見る時間のないせっかちな野郎のため文字起こししておいたぞ。

 

米国株投資家に人気の投資スタイル、高配当株投資。

配当利回りの高い株を買い、配当を再投資し、資産を殖やしていくというスタイルだ。

ところで、この高配当株投資。

高配当株とは、配当利回り何%を指すものであろう。

3%以上?4%以上?5%以上?

俺は、何%以上とはカッチリ決まっていないと思う。

俺が代わりの基準としているのは、VTIより配当利回りが高いか否か、である。

VTIは米国全体の株に投資するのとほぼ同じ効果になることから、VTIの配当利回りは、米国株の平均といえるだろう。

平均より高ければ高配当。

何て分かりやすい基準であろう。

俺が配当利回り何%以上なら高配当株という考えを支持しないのは、米国株全体の平均、つまりVTIの配当利回りも時期によって変化していくから。

VTIと比べて2%が高利回りの時もあれば、低利回りの時もあるだろう。

平均と比べれば立ち位置が分かりやすい。

基準も一定ではないということだ。

VTIより配当利回りが高いだけでは物足りない、せめてあと1%欲しいというならば、VTIの配当利回り+1%以上を高配当株とすればいい。

そんなもん自分の好きに設定したらいい。

ただ、VTIを基準に使うというのは、なかなか理にかなっていると俺は思っている。

うふふ。

今回はここまで。

チャンネル登録汁。

出典「YouTube(霧末)

 

内容についてはつみ次郎も全面的に同意ではある。

ただ、ごく当たり前のことを500文字程度にまとめて無駄にかっこいいBGMつけて無理やり動画にしているという事を考えると、ユーチューバーとしては失格だろう(辛辣)

文字を垂れ流すだけなら糞ブロガーと何ら変わらない。

ちなみに動画の文字起こしは著作権的にはグレーみたいだが、辛(さいわ)い親告罪なので霧末にバレなければ問題はない。

くれぐれも本記事を霧末にチクったりすることがないようにしてほしい(口止め)

…さて、ここまではとんだ茶番だ。

ここからは真面目な投資の話といこうではないか。

 

VTIの分配利回りをチェック

ETF.comによると、バンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI)の分配利回りは6月20日時点で1.39%となっている。

ようするにこれを超えていれば高配当株と考えていいわけだ。

この理屈で言えば、配当利回り1.5%の株も高配当株ということになる。

これはある一面で見れば正しいが、一般的に1.5%しかない株を高配当株というのは違和感しかないであろう。

仮に1,000万円をぶちこんでも年間にわずか15万円しか配当をもらうことができない。

しかもここから税金が引かれるから、1ヶ月分の生活費程度にしかならない(つみ次郎基準)

つみ次郎の感覚では、世間の言う高配当株というのは最低でも配当利回り3~5%くらいを想定していると思う。

では、なぜそのようなギャップが生まれるのだろうか?

もちろん米国市場と日本市場の差も大きく関係しているだろう。

参考に、MSCIジャパン指数に連動しているEWJの分配利回りは2.06%となっている(ドル建て)

ただ、この違和感の差はもっと違うところから生まれているとつみ次郎は考えている。

次の項目で考察していこう。

 

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分配利回りを重視する人の特徴

そもそも高配当株が欲しい人は、配当金を多く欲しいと思っていることがほとんどだろう。

当たり前の話に聞こえるが、非常に重要な視点である。

そして配当金の大きなメリットとして、株価の上下よりも配当金の上下は安定しているという点がある。

価格変動から得られるキャピタルゲインは予想しづらいが、配当から得られるインカムゲインはある程度予測できるという事だ(減配・無配当のリスクはもちろんあるが)

だからこそ〇〇円貯めれば配当だけで生活できる!とうフレーズが流行するのである。

例えば配当利回り10%を想定するなら、2,000万円用意すれば税引前で年間200万円、税引後でも150万円くらいは配当を得ることができる。

独身で慎ましく生活するのであれば、セミリアイアも十分検討できる水準だろう。

そしてこの考え方は、自分が欲しい配当額から必要な資金額を逆算しているのが大きなキモである。

配当狙いの投資家にとっては、市場平均より配当が多いというのはなんら大きな意味を持っておらず、自分にとって必要な配当額を確保できるだけの配当利回りを超えているかどうかこそが重要なのではないだろうか?

したがって、霧末が提唱しているVTIより高けりゃ高配当株説というのは定義上は正しいが、配当投資家にとっては基準にはなりえず、逆に配当を重視しない投資家にとってはそもそも高配当株かどうかなんて関係ない…というジレンマにぶつかってしまうのである。

 

配当を重視しない高配当投資家の場合

さきほど高配当株が欲しい人はほとんど配当金を多く欲しい人といったが、それに当てはまらない一部例外もいる。

高配当株の過去リターンから高配当株は市場平均を超える説を支持する人々であり、つみ次郎もそのうちの1人である。

ようするにもらえる配当金自体はどうでもいいが、それを再投資して市場平均をアウトパフォームしたいという勢力である。

著名人ではバフェット太郎氏などが該当する。

その場合、絶対的な配当利回り額というのはさほど大きな意味を持たず、市場平均よりどれだけ高いか?というのは非常に重要である。

その中でも超高配当株を狙う人・まんべんなく高配当株を狙う人と別れることになるが、後者であればバンガード・米国高配当株(VYM)あたりが投資候補となりうる。

VYMの分配利回りは2.62%となっており、VTIよりも1.2%ほど高い。

霧末が言っていたVTIの配当利回り+1%以上を高配当株という仮ルールにちょうどいい感じの水準だ。

絶対的な水準で言えば2.62%は高配当とは言えないかもしれないが、相対的な水準で言えば高配当株の平均と考えることもできるだろう。

 

相対評価と絶対評価

今回の話は相対評価・絶対評価という話に繋がる。

相対評価とはとある集団の中でランク付けを行う方式であり、絶対評価は一定の基準を超えればクリアという方式である。

投資では相対リターン・絶対リターンという形でよく目にする。

そして世の中の多くの事柄は、どれも相対評価であることが多い。

みんな100点でハッピー…という や さ し い せ か い は小学校低学年までの話だ(ドヤ顔)

特に投資においては、大きな苦労もせずそれなりの相対評価を得られるインデックス投資という手法が確立されているのでその意味合いは特に大きい。

参考記事…市場平均ポートフォリオの長期リターンは上位1%?

インデックスファンド同士で比較する際も相対評価が重要である。

なぜなら信託報酬がただ安いだけでは話にならず、他の競合商品より安いことがほぼ唯一の価値になるからだ。

参考記事…金融商品の価値と互換性

インデックス投資の存在・金融資産の存在意義を考えれば、最終的には全て相対評価で語ることができてしまうのが投資という残酷な世界であるといえよう。

だからこそつみ次郎は、年間〇%でお金が増える!とか配当利回り〇%以上を目指す!みたいな絶対評価に基づいた投資手法を危ういと考えているし、投資に限らず常に相対評価を大切にしている。

市場平均が長期的に大幅マイナスになってしまうような暗黒期であっても、自分だけはプラスリターンや安定配当を得たい…というのであれば話は別だが、それを実現するためにはとてつもない大きなリスクを背負う必要があるという事をお忘れなく…(意味深)

 

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