【2倍】iFreeレバレッジFANG+が爆誕
つみたて次郎です。
iFreeシリーズを運用する大和アセットマネジメント㈱より、いろんな意味で盛り上がりそうな新商品が発表されました。
iFreeレバレッジFANG+
もう名前で概要はわかると思うので話を進めていきます(笑)
基本情報
項目 | データ |
名称 | iFreeレバレッジFANG+ |
運用会社 | 大和アセットマネジメント |
設定年月日 | 2020年8月19日 |
信託期間 | 無期限 |
信託報酬 | 0.9845% |
信託財産留保 | なし |
連動指数 | NYSE FANG+指数 |
レバレッジ | 2倍 |
為替ヘッジ | あり |
NYSE FANG+指数は、以下10銘柄を均等加重する方針になっています。
社名(ティッカー) | 国籍 | セクター |
フェイスブック(FB) | 米国 | コミュニケーション |
アマゾン(AMZN) | 米国 | 一般消費財 |
ネットフリックス(NFLX) | 米国 | コミュニケーション |
アルファベット(GOOG) | 米国 | コミュニケーション |
アップル(AAPL) | 米国 | 一般消費財 |
ツイッター(TWTR) | 米国 | コミュニケーション |
エヌビディア(NVDA) | 米国 | 情報技術 |
テスラ(TSLA) | 米国 | 一般消費財 |
アリババ(BABA) | 中国 | 一般消費財 |
バイドゥ(BIDU) | 中国 | コミュニケーション |
FANGの4銘柄に色々足した感じですね。
見ての通り大型ハイテクグロース株で構成されていますが、マイクロソフト(MSFT)が含まれていないのは今見ると違和感がありますね(笑)
参考記事…【頭文字】GAFAの親戚【ハイテク】
10銘柄で均等加重なので、1銘柄当たりの目安は10%となります。
どこかで見たことのあるポートフォリオですね(笑)
これに2倍のレバレッジをかけたのが本ファンドとなります。
いずれもキャピタルゲインを狙える銘柄ですので、今後もハイテク優位の上場相場が続くのであれば大きなリターンを得られる可能性があります。
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競合商品について
本ファンドの競合は、他社ではなく同じ大和アセットマネジメント(以下:大和AM)で運用されている投信が多いですね。
FANG+投信で考えた場合
レバレッジなしのFANG+投信としては、以下の商品が有力です。
・iFreeNEXT FANG+インデックス(0.7755%)
・FANG+インデックス・オープン(0.7975%)
そしてどちらも運用会社は大和AMとなっています。
ちなみにオープンのほうはつい最近(2020年4月)設定されたもので、後発なのに信託報酬が高いです(半ギレ)
販売会社を見る限りではiFreeNEXTがネット向け・オープンが実店舗向けというよくある棲み分けになっています。
それはさておき、上記のような投信にレバレッジ2倍をかけたのが本ファンドであるといえます。
信託報酬+0.2%くらいで2倍になるのはオトク感がありますね(笑)
つみ次郎のイメージですがハイテクに強気な人はレバレッジにも強気なイメージがあるので、これらからの乗り換えも結構ありそうな気がします。
余談ですが、本ファンドの属ずるシリーズはiFree(無印)なので名前の統一感が全然ないです(辛)
米株レバ投信で考えた場合
レバレッジ投信も大和AMの得意とするジャンルであり、米国株×レバレッジで考えると以下のような商品が有力です。
・NZAM・レバレッジ 米国株式2倍ブル(0.88%)
・iFreeレバレッジ S&P500(0.99%)
・iFreeレバレッジ NASDAQ100(0.99%)
・NYダウ・トリプル・レバレッジ(1.1%)
NZAM以外の3種は大和AMが運用しています。
さらに細かくジャンル別にすると、S&P500×2倍・NASDAQ100×2倍・NYダウ×3倍という選択肢が存在していることになります。
特にNASDAQ100についてはより広くハイテク株をカバーする指数なのでFANG+とモロに競合しますね。
なぜか同日に設定される競合商品
さらに気になる点としては、同じく2020年8月19日に大和AMより設定される以下の3投信についてです。
・FANG+2倍ブル(1.166%)
・FANG+2倍ベア(1.166%)
・FANGブルベア・マネーポートフォリオ(毎月変動)
名前の通り、いずれもFANG+に関係する投信となっています。
また、マネーポートフォリオについてはスイッチング(乗り換え)でのみ購入可能という特殊なものとなっています。
出典「EDNET」
マネーポートフォリオ×スイッチングのくだりは興味深いのでまた別記事でまとめてみたいと思います。
今回の注目したいのはFANG+2倍ブルで、NYSE FANG+指数の2倍程度の動きになるように運用されるとのことです(デジャヴ)
ようするに信託報酬以外はiFreeレバレッジFANG+とほぼ同じという事ですね(笑)
しかし、それを全く同じタイミングで設定するというのは前代未聞です(迫真)
同じ運用会社が信託報酬違いで実質同じ投信を複数展開するのはよくある光景です(例:SlimとFat)
属するシリーズの違いや前述したスイッチングのくだりで差別化しているのかもしれませんが、それを差し引いても似たような投信を乱立させるのはあまり良い印象を持ちません。
それなりに需要はありそう
全体的に大和AMの投信状況みたいな記事になってしまいましたが、FANG+の2倍レバレッジ投信というコンセプトは刺さる人にささる内容だと思います。
その一方、単にハイテクに投資したいのであればFANG+ではなくNASDAQという選択肢がありますし、レバレッジ投信というジャンルでも今回紹介したS&P500やNYダウに連動するものがあります。
グローバル3倍3分法のような債券込みのレバレッジ投信という選択肢もありますので、競合商品が多すぎるのは否めません。
綜合的に見れば十分戦っていける投信の1つではあると思いますけどね。
そこ、天井のフラグとか言わないでください(威圧)
これまで数多にもわたるフラグ系投信(?)が設定されていますが、まだまだ暴落の予兆はありません。
FANG+に採用されるような銘柄が相場を引っ張るターンはまだまだ続きそうです…(フラグ)
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FANG+次郎
興味ありますが、アリババとバイドゥは外してほしいです。
最近、アメリカ株(VTI・VOO)→ナスダック(QQQ)→GAFAMと、どんどん集中度合いが高まってきているような気がします。
GAFAM暴落のフラグは立っていると思いますが、決算はアナリストの予想を超えた良いものだったみたいですし、どうなるんでしょうね。。。
>>いずも様
米国株オンリーのほうが需要ありそうな感じはしますね(笑)
>>らっきょ様
だんだん分散→集中になっているのは私も興味深いですw
GAFAMが決算で大コケしてからが勝負(?)だと思います。