アップルの時価総額がサウジアラムコを追い抜いて世界一位に

つみたて次郎です。

これまで時価総額世界一を誇る株式会社はサウジアラムコでしたが、7月31日にアップル(AAPL)が追い抜き逆転したようです。

外部リンク…アップルが時価総額世界一、サウジアラムコ抜く-好決算で株価10%高

追い抜いた時点での時価総額は1兆8,170億ドルでした。もう少しで2兆ドルに迫る勢いですね。

アップルが時価総額1兆円を突破したのは2018年8月なので、わずか2年足らずで2倍近くにまで成長したことになります。

最初にニュースを見た時は「サウジアラムコそんなに暴落してたんか?」という見当外れな見方をしてしまいましたw

 

 

これまでは浮動株調整前最大がサウジアラムコ・浮動株調整後最大がアップルというちょっとモヤモヤする状況でしたが、今後は浮動株関係なくアップルが世界最大と言い切ることができますね。

 

 

指数におけるアップルとサウジアラムコ

時価総額では現時点でほぼ亀甲♂している2社ですが、浮動株比率が大きく違うため時価総額加重指数における構成比率には天と地ほどの差があります。

国際分散された指数の場合、アップルの占める割合は現在3~4%くらいですが、サウジアラムコはわずか0.01~0.02%ほど含まれているか、あるいは全く含まれていないという状況です。

参考記事…インデックスファンドにおけるサウジアラムコの構成比率は〇%

これは浮動株比率(固定株比率)が大きく関係しています。

参考記事…浮動株調整後時価総額加重平均とは?

サウジアラムコが上場したのは2019年12月ですが、総発行株式数2,000億株のうち1.5%にあたる30億株をIPOで売出しています。

外部リンク…サウジアラビア:サウジアラムコがIPOの売出株価を発表

ここから雑に計算すると、サウジアラムコの浮動株比率は1.5%となります(考え方これであってる?笑)

有り得ませんが仮にアップルの浮動株比率を100%とする場合、アップルとサウジアラムコの構成比率は67:1のバランスになるはずです(100%:1.5%)

しかし実際には、アップル3%:サウジアラムコ0.02%なので構成比率は150:1と大きくズレています。

これはサウジアラムコ有利の条件で揃えているので、実際はもっと大きな差があります。

サウジアラムコが採用されている指数であっても、時価総額・浮動株比率だけではない基準によって構成比率がかなり抑えられているという事になりそうです。

元々新興国株は指数に採用されにくかったり、採用されても色んな制限を課されることが多いみたいですからね(詳しくは知らん)

 

 

時価総額から何を考える?

時価総額世界一の企業が入れ替わったというのはイベントとして面白いですが、特に競合する2社というわけでもないですし、投資家目線で見ても特に何か変わるようなことはなさそうですね(辛辣)

今後サウジアラムコの浮動株比率が上昇したり各種指数への組み入れが見直されたりすれば、インデックスファンドの中でも存在感をマシマシしてくるかもしれませんが、まだまだ先の話でしょう(フラグ)

ただ、時価総額世界2位の企業が時価総額加重インデックス指数にはほとんど(全く)含まれていないという事実について、今一度振り返ってみてはいかがでしょうか?(投げやり)

参考記事…インデックスファンドにおけるサウジアラムコの構成比率は〇%
参考記事…VTや楽天VTへの投資は正しい国際分散投資といえるのだろうか?

 

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