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つみたて次郎です。

SBIアセットマネジメント㈱が運用する人気ファンド「EXE-iつみたて」シリーズについて、2018年9月5日より名称が大幅に変更されます。

外部リンク「ファンド名称等変更に関するお知らせ」

 

変更後の名称

同シリーズは現在3種類存在していましたが、全て名称変更になります。

 

EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド
→SBI・全世界株式インデックス・ファンド

EXE-iつみたて先進国株式ファンド
→SBI・先進国株式インデックス・ファンド

EXE-iつみたて新興国株式ファンド
→SBI・新興国株式インデックス・ファンド

 

従来のEXE-iという文字は消え、SBIとインデックスという文字が追加されました。

この3種以外にもEXE-iシリーズは存在しますが、それらとの差別化を図りたいという意図が感じられます。

個人的には変更後のほうが分かりやすくて好きですが、「楽天・バンガード・ファンド」と似ている名前に寄せているのが気になります。

楽天は基本的に「楽天・○○株式インデックス・ファンド」という名称を付けていますので、似ているというかほぼパクリといってもいいネーミングです。

 

 

愛称について

また、国内の投資信託では、正式名称の他に愛称が定められていることが多いですが、変更後の愛称が面白いので紹介します。

 

EXE-iつみたてグローバル→SBI全世界株式

	変更前	変更後
ファンド愛称	(なし)	雪だるま(全世界株式)
日経新聞掲載	エグつグロー	雪だるま世界

 

 

EXE-iつみたて先進国→SBI先進国株式

	変更前	変更後
ファンド愛称	(なし)	雪だるま(先進国株式)
日経新聞掲載	エグつ先進国	雪だるま先進

 

EXE-iつみたて新興国→SBI新興国株式

	変更前	変更後
ファンド愛称	(なし)	雪だるま(新興国株式)
日経新聞掲載	エグつ新興国	雪だるま新興

 

共通点として、「雪だるま」が愛称に使われています。

雪だるまは、複利で増えていくイメージとしてよく使われていますので、その流れでの採用かと思います。

投資クラスタの方でも、ハンドルネームやブログタイトルに雪だるまを使っている人は結構多いですね。

その一方、一般世間的には「借金が雪だるまのように増えていく」といった負の複利を連想させる部分もあり、受け手によっては大きくイメージが異なる愛称かもしれません。

個人的には、旧略称が「エグつ○○」だったことに驚きました(笑)

 

SBIの迷走?

個人的には、あまり良いニュースととらえることは出来ませんでした。

EXE-iつみたてファンドはまだ歴史の浅いシリーズであり、いずれも設定日から1年も経過していません。

それにもかかわらず名称変更に踏み切ったということは、おそらく当初想定していたほどの人気を獲得できていないのではないかと思います。

参考記事「楽天バンガード vs SBIインデックスファンド(旧：EXE-iつみたて)」

つみたてNISAでも採用されており、長期間の投資を見据えたファンドとしては、大きなイメージダウンにつながりそうです。

また、元々のEXE-iつみたてシリーズが楽天バンガードの後発的な立場でしたが、今回の変更で名前が類似することにより、より楽天の二番煎じという悪いイメージを強調してしまう懸念があります。

愛称として定められた「雪だるま」も、スタンダードなインデックスファンドにつける名前としてはイマイチな気がしますし、なんとなく面白い名前だからつけた感が否めません。

SBIアセットマネジメント㈱のブランドであるEXE-iを切り捨てたのも大きく、既存EXE-iシリーズにも影響を与えそうです。

元々良いイメージのなかったEXE-iつみたてシリーズですが、今回の名称変更でさらに不安になってしまいました。

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