【謎】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のマザーファンドに関連する臨時レポートが出ました
つみたて次郎です。
eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)を運用する三菱UFJ国際投信㈱より、謎のレポートが出ていましたので紹介します。
外部リンク…eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)ポートフォリオ構築のお知らせ
本ファンドは10月31日に設定されたばかりの新商品ですが、こんなに早く臨時レポートが発表されるのは極めて珍しいです。
また、その内容も非常にマニアックであり、投資対象のマザーファンドに関する説明が主になっています。
出典「三菱UFJ国際投信」
特に注目したいのが、日本株式インデックスマザーファンドです。
先進国株及び新興国株については、既存の巨大マザーファンドを使っているため安心ですが、日本株については連動指数がMSCIジャパン・インデックスとなっており、国内ファンドとしては非常に珍しいです。
参考記事「東証株価指数(TOPIX)とMSCIジャパン・インデックスを比較」
そのためマザーファンドの規模や運用方法について懸念がありましたが、純資産総額は3億円でほとんどが現物運用になっているとのことなので、とりあえず一安心です。
とはいえTOPIXや日経平均であれば2,000~3,000億円のマザーファンドがあるため、オール・カントリーが抱える独自の弱点であることには変わりがなく、実質コスト等への影響に注目していきたいですね。
先日は楽天投信投資顧問㈱からも謎レポートが出ていて驚きましたが、今回の謎レポートはそれ以上の驚きでした。
参考記事…【謎】楽天バンガードの費用明細に関する臨時レポートが出されました
これらの謎レポートは、間違いなく「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」を意識していると思われます。
内容があまりにマニアックすぎるため、つみたて次郎のような細かい部分にこだわる神経質な投信ブロガーに向けた情報発信と考えるのが自然です。
ある意味あざといですが、自社のファンドに投票してもらうための工夫といえます。
それだけFund of the Yearが運用会社にとっても無視できないイベントになりつつあるといえるでしょう。
今回のFund of the Year 2018は、実質的に楽天バンガード vs eMAXIS Slimの頂上決戦といっても過言ではないのかもしれません。
つみたて次郎もぶっちゃけ優勝するのはこのどちらかだと思いますし、上位もこの2つが幅を効かすのではないかと思います。
そしてそこに現れるダークホースがニッセイアセットマネジメント㈱が抱える<購入・換金手数料なし>という構図になりそうですね。
もしかしたらニッセイからも謎レポートが発表され、さながらファンド界の三国志を拝めるかもしれません(笑)
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謎レポート次郎
謎のレポートが出た理由は、一部のブログ等で日本株のマザーファンドが100%先物運用ではないかとの憶測が流れた為だと思われます。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-1084.html
確かにその可能性はありそうですね。
もしそうだとすれば、これほど迅速にレポートを出した三菱の機動力は半端ないですね…。
確実に優位性を維持していきたいという良い意味での執念を感じます。