ゼネラル・エレクトリック(GE)が無配転落しててワロタ
米国株を語らない米国株ブロガー、つみたて次郎です。
つみたて次郎も保有している超人気株ゼネラル・エレクトリック(GE)ですが、無配転落していたみたいです(他人事)
10月30日に発表された第3四半期決算にて今期の配当金が0.12ドル→0.01ドルと引き下げられたため、正しくは大幅減配ですね。
配当利回りは0.4%前後となり、低配当株の仲間入りです。
株価も下落、配当もほぼゼロということで、非常に苦しい展開になっています。
1株当たりの株価も10ドルを切っています。
つみたて次郎は少額保有でしたので小ダメージで済みました(笑)
GE坊やも健在です。
何回終了すんねんw(今年2回目)
GEとともに生きる: 高配当優良株に投資した投資家の末路 https://t.co/gy4Euonp0B
— つみたて次郎@高配当派 (@siegeljiro) 2018年10月31日
しかし今回で無配転落という1度しか使えないネタを使ってしまったため、今後のGEネタを探すのに苦労しそうですね(笑)
つみたて次郎はGE株そのものよりも、減配がもたらす配当利回り低下により、スマートベータ系ETFへの組み込みがどうなるかについて興味があります。
配当利回りに注目して銘柄選定を行っているETFの場合、おそらく次のリバランスでポートフォリオから外されることになります。
逆にバリュー系のETFであれば、しばらく採用されることになるかもしれません。
赤字予想なためPERは算出不可になっていますが、PBRは約1.3倍と割安になっています。
配当利回りと違いバリューに関する指標は複数存在するため一概にはいえませんが、GEがグロース株ではなくバリュー株寄りなのは間違いないでしょう。
つみたて次郎は高配当ETFとバリューETFどちらも興味がありますが、より注目しているのは高配当ETFです。
それは今回のGEのような、「割安だけど配当が出せない企業」をはじくことができるからです。
高配当は一種のバリュー要素ですが、配当を基準とした足切りをしているのが大きな違いです。
参考記事…【VYM】高配当株とバリュー株の重複について考えてみる【VTV】
GEが投資先として適格であるかどうかは誰にも分かりませんが、現実問題として高配当ETFでは除外される可能が高く、バリューETFではしばらく採用され続ける可能性があるということです。
ここだけ切り取るとバリューETFが不利のような感じに聞こえますが、高配当ETFは配当性向が高いだけの割高高配当株や、減配がほぼ確実な見掛け倒し高配当株を含んでしまうという問題点を抱えています。
当然ながらバリューETFのほうがより割安株に忠実な投資方針を採用していることになり、高配当ETFは「大幅減配株を切り捨てる」という若干クオリティを重視した投資方針を自然と採用しているということになります。
さらに厳しいクオリティを求めているのが連続増配ETFといえます。
GEと各ETFの関係をまとめると次のようになります。
連続増配ETF…とっくにGEを除外している。
高配当ETF…これからGEを除外する。
バリューETF…しばらく保有する(と思う)
バリューについては基準が複雑であるため例外もありそうですが、連続増配と高配当は単純明快な基準があるためほぼ間違いないでしょう。
この3つの中で選択するのであれば、どのタイミングが一番自分の投資判断に近いですか?
※11月4日追記…高配当ETFとして代表的なHDVでは、2017年9月時点でGEを除外しています。そのため上記分類における高配当ETFには当てはまらず、誤解を生みかねない表現になっていました。詳しくはコメント欄をご覧ください。
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ゼネラルエレクトリック次郎
高配当ETFでしばしばライバル扱いされるVYMとHDVですが、HDVはデフォルト懸念の独自基準により2017年9月の時点でゼネラル・エレクトリックを除外しています。
「減配可能性のあるヤバそうな銘柄を事前に弾く」役割が期待される意味で、HDVはなかなかユニークなスマートベータ系ETFだなと、今回の一件で感じた次第です。
もちろん、VYMとHDVのどちらが優れているかという話ではなく、それぞれ一長一短。最終的には好みの問題ですね。
ブログこれからも応援しています!
>>ののん様
HDVのGE除外についてはすっかり見落としていました(泣)
教えていただき助かりました。
VYMとHDVの違いについてもまさにおっしゃる通りで、その部分をどう評価するかがカギですね。
HDVはその意味で、連続増配ETFよりも厳しい選定基準で動いているETFといえますね。
とても重要な部分なので、記事中にも追記させていただきます。いつも応援ありがとうございます!