ウルトラバランス高利回り債券(年2回決算型・隔月決算型)が登場!新興国債やハイ・イールド債を含めたレバレッジ型バランスファンド
つみたて次郎です。
アストマックス投資信託顧問㈱より、面白いファンドが登場していたので紹介します。
バージョン違いで2種類存在しています。
・ウルトラバランス高利回り債券(年2回決算型)
・ウルトラバランス高利回り債券(隔月決算型)
先日登場したウルトラバランス全世界株式と同じく、レバレッジ型の投資信託になっています。
レバレッジファンドは最近いろんな所から登場していますが、その中でも今回紹介するウルトラバランス高利回り債券はその商品設計に大きな特徴があります。
基本情報(2019/11/14時点)
項目 | データ |
ファンド名 | ウルトラバランス高利回り債券 |
運用会社 | アストマックス投資信託顧問㈱ |
設定年月日 | 2019/11/14 |
信託報酬 | 0.827% |
為替ヘッジ | なし |
投資区分 | 債券+純金 |
レバレッジ比率 | 2.9倍 |
交付目論見書より、具体的な資産配分の説明部分について引用します。
出典「アストマックス投資信託顧問」
ハイ・イールド債券と新興国債券については、iシェアーズの海外ETFを経由して保有します。
その他各国の国債及び純金については、先物取引でレバレッジをかけた取引を行います。
結果として、信託財産に対して290%(2.9倍)のレバレッジがかかっている状態になります。
他のレバ投信と比べると株式が一切組み込まれていないのが大きな特徴ですね。
上記のグラフがちょっと見づらい…と思うのは私だけでしょうか?(辛辣)
実質的な投資先及び比率について、円グラフに直してみました。
ハイ・イールド債券と新興国債券のインパクトが大きいですが、ポートフォリオ全体のバランスで考えると全体の3割以下なので、思っていたよりは丸いような感じがします。
ちなみにハイ・イールド債券と新興国債券を全世界株式に置き換えるとウルトラバランス全世界株式になります。
米国債70%+フランス債券70%+日本国債35%+純金35%は固定にして、残りの80%で様々なバリエーションを出していくつもりでしょうか?
競合ファンドについて
レバレッジ型バランスファンドとしては、以下のような商品が存在しています。
・グローバル3倍3分法ファンド
・ウルトラバランス世界株式
・米国3倍4資産リスク分散ファンド
・楽天・米国レバレッジバランス・ファンド
上記はいずれも株式+多めの債券が基本的な方針となっていますが、今回登場したウルトラバランス高利回り債券は株式クラスを一切組み込んでいないため、直接競合にはなさなさそうです(高コストファンド含めて探せばありそうだけど)
評価が分かれそうな一品
レバレッジ投資自体賛否両論ですが、その中でもハイ・イールド債券や新興国債券のようなリスクの高い資産クラスにレバレッジをかけるというのは、意見が真っ二つに分かれそうな感じがしますね。
また、名前に「バランス」とついていますが、債券+純金で構成された投信はバランスファンドというジャンルに収まるかも怪しいです。
ある意味では、株式の役割をハイ・イールド債や新興国債に任せているということかもしれません。
正直あまり人気は集まらなさそうですね(辛辣)
信託報酬も0.827%とやや高いですし、高リスク資産投信+中リスク資産先物という組み合わせもちょっと中途半端な気がします。
最近人気を集めているとはいえ、レバ投信というジャンル自体まだまだマイナーですし、その中で尖った内容のファンドを展開していくのはなかなかりリスキーではないでしょうか?
また、先発であるウルトラバランス全世界株式とは異なり、年2回決算型・隔月決算型という2種類のパターンを用意しているのもやらしいです。
高利回りと分配型投信の相性は抜群ですからね(白目)
ファンドの略称はウルトラ高利にしましょう(アカン)
本ファンドの登場により、(悪い意味で)アストマックス投資信託顧問の方針が見えてきたような気がします。
ウルトラバランス〇〇がどんどん増えていきそうな予感がしますね(フラグ)
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ウルトラバランス次郎