積立NISAは「eMAXIS Slim」シリーズがおすすめ!
つみたて次郎です。
今年から積立NISAが始まります。皆さんどの商品を積立するかは決まりましたでしょうか?
去年は各社から様々な新商品や、既存商品の信託報酬引き下げなどが相次いで行われ、間違いなく日本の投資業界において激動の年となりました。
そして、2017年におけるその頂点に君臨したのは、間違いなく「eMAXIS Slim」でしょう。
三菱UFJ国際投信㈱が運用会社となっている低コストシリーズで、執拗ともいえる信託報酬引き下げを行い、まさに圧倒的覇者として現在君臨しています。
そのきっかけとなったのが、SBIアセットマネジメント㈱から満を持して発表された「EXE-i つみたて先進国株式ファンド」と「EXE-i つみたて新興国株式ファンド」の存在です。
これらに拳で抵抗するために、それぞれ発表された直後に引き下げを発表しています。
対応する指数は全然違うにもかかわらず、競合になりそうな商品を潰していく姿勢は素晴らしいです。
今後他社が引き下げを発表しても追いつくのは難しい水準まで下げられており、仮に他社が抵抗してもまた追随しそうなしつこさを感じます。
そんな「eMAXIS slim」シリーズですが、つみたてNISA対応商品ではわずか4本しかない少数精鋭です。
ファンド名 | 投資先 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 国内株式インデックス | TOPIX | 0.17172% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | MSCIコクサイ | 0.11826% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | MSCIエマージング | 0.2052% |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 8資産バランス | 0.2268% |
指数別に考えると、いずれも信託報酬は最安値になっています。(TOPIXのみニッセイと同率1位)
指数別も含める場合、先進国株式と新興国株式は、引き下げ後も「EXE-i つみたて先進国株式ファンド」と「EXE-i つみたて新興国株式ファンド」に負けているのですが、これらは「ファンド・オブ・ETF」形式のため、余計なリスクを背負うことになります。
したがって、現時点での安牌としては「eMAXIS Slim」が間違いないでしょう。
国際分散インデックス株式投資をするのであれば、上記の国内株式・先進国株式・新興国株式の3つを好みの割合で組み合わせるのが現時点のベストだと思います。
さて、今後の「eMAXIS Slim」ですが、主要ジャンル3つで実質最安値という特徴を生かせば、今後さらにeMAXIS Slim帝国を築くことができそうです。
具体的には、先進国+新興国で新しいSlimを作れば、「野村つみたて外国株投信」の需要を奪えます。
さらに踏み込んで国内+先進国+新興国で新しいSlimを作れば、「楽天VT」と「EXE-iつみたてグローバル」の需要を奪えます。
それぞれ野村・楽天・SBIの3社は事実上抵抗する術がなく、逆に三菱にとっては難しいシナリオではないので、今後三菱率いる「eMAXIS Slim」の天下統一が拝めるかもしれません。
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三菱天下
お知らせ
つみたてNISA専門の解説サイト「つみたてNISAとは?」を立ち上げました。
制度の概要やメリット、投資信託の選び方などを初心者にも分かりやすいようにまとめています。
オススメ記事のリンクを載せておきますので、よろしければご覧ください!
あけましておめでとうございます。
本年も楽しく読ませていただきます!
私emaxis slim 全世界(含日本)を渇望しているところでありますが、ステークホルダーを納得させることは難しそうですね…
先日コメントしてからこんな記事があったのを思い出しました。
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-561.html
でも個人投資家からの期待が大きければ夢ではないかも?
株100%・日本入り全世界・現物株運用・低コストと揃っていれば本当に破壊的なのですけどね。
期待して待ちます。
あけましておめでとうございます。
今年も応援よろしくお願いします。
記事の方は読んでみましたが、あくまでslimはfatの派生のような扱いなんですね。
商法がえげつないだけに、慎重にならざるを得ない部分もありそうです。
既存のeMAXIS全世界株が日本を含んでいないという点も、大きな障害になりそうですね。