【悲報】SPYDが4割の減配
つみたて次郎です。
みんな大好きSPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF(SPYD)が大きな減配を発表したようですね。
設定後の分配金は以下のようになっています(単位:米ドル)
3月 | 6月 | 9月 | 12月 | |
2015年 | - | - | - | 0.331160 |
2016年 | 0.277192 | 0.325596 | 0.326104 | 0.584971 |
2017年 | 0.317590 | 0.342752 | 0.362827 | 0.398982 |
2018年 | 0.348771 | 0.376101 | 0.450710 | 0.443350 |
2019年 | 0.339422 | 0.461955 | 0.447676 | 0.497170 |
2020年 | 0.396187 | 0.365715 | 0.263572 | - |
2020年9月分の分配金は0.263572ドルですが、去年同時期(2019年9月分)と比較すると約41%の減配となります。
個別株なら日常茶飯事ともいえる水準ですが、ETFでこれだけ大きな減配というのは珍しいですね。
ちなみに2020年6月分は約21%の減配でした。
配当に着目したETFですのでその存在意義ともいえる分配金が半分近くになってしまうというのは〇ルダーにとっても死活問題といえます。
2019年9月~2020年6月の分配金で計算した場合の実績配当利回りは約6.0%ですので、仮に今後も41%の減配が続き株価も大きく変化しない場合は3.6%くらいの配当利回りに落ち着くと思われます。
株価はこのような推移になっています。
高配当な個別株の場合、減配後すぐに株価が下落することもしばしばありますが、ETFの場合は直接的に株価に影響を与えるわけではないので安心(?)ですね。
ただ、ETFの構成銘柄(SPYDの場合は約80銘柄)の平均が4割減という結果をもたらしているわけですので、SPYDの銘柄選定は本当に正しいのか?という視点は必要です。
元々逆張り性の高いETFですからここが踏ん張りどころだとは思いますけどね。
その他高配当ETFとの兼ね合い
SPYD以外のETF(特にVYM・HDV)も多少なり減配している可能性が高いので、他ETFの分配発表についても後で記事にする予定です(今月末には大体出揃うはず)
他ETFと比較してどうなのか?という相対評価が重要です。
また、配当利回り〇%でインカムゲット…と考えていた人にとってはとんだ災難ですが、SPYDの利回り水準や特性を考えるとある程度減配を前提にしたETFであるとも言えますので、どうしても分配金が安定しないとヤダという人は減配リスクが小さい連続増配ETF(VIGなど)を検討したほうがよいかもしれません。
ようするに利回り高いけど減配リスク大と利回りそんな高くないけど減配リスク小を天秤にかけるという事です。
つみ次郎は分配金が欲しくて高配当戦略をとっているわけではありませんが、考え方としては前者の方が好みです。
SPYDの場合、今回の減配発表を4割減配しても3%以上の配当利回りを確保できると割り切れる人でないと長期保有は難しいかもしれません。
SPYD壊れる~♂
元々賛否両論(否多め)な上にハイテクが強い相場が長く続いているため酷評されることも多いSPYDですが、さらに今後もETFソムリエ(笑)によってしばかれる♂ことになりそうです。
つみ次郎はREIT多めなセクター比率が嫌なので保有していませんが、ある程度分散された高配当ETFであれば多少尖り方が違うだけで向いている方向は一緒ですので、SPYDが沈むときは一緒に沈没すると思っています(VYMを眺めながら)
参考記事…【2020年版】つみたて次郎の秘密のポートフォリオ
SPYDの不調が続くのであれば、おそらくつみ次郎もアンダーパフォーマーとしての役割を果たすことになるでしょう(辛)
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SPYDT
PF拝見しましたが、グロース系、レバレッジ系なく意外というか
言動あれなのにむっちゃ堅実やん!と思いました
遊び枠で尖ったETF欲しくなりませんか?
>>めだか様
PF記事にはまだ載せていませんが、最近はダウ3倍も少しずつ積立しています(笑)
https://siegeljiro.com/3%cf%83-buy
ごく一部の遊び枠ではありますけどね。
尖ったETFが欲しい気持ちはありますが、信託報酬や資産規模などを考えると納得できる候補がない感じです。
つみたてNISAやiDeCoの自由度がもっと高ければVYM・VTV・XLPの割合はどんどん増やしたいです(泣)