【朗報?】年金問題の影響で証券口座の開設数が増加中
つみたて次郎です。
先月あたりからずっと世間を賑わせている年金2,000万円問題ですが、残念ながら悪い意味で現在も盛り上がっています。
参考記事…老後までに2,000万円貯めるゲームが始まりました
参考記事…金融庁報告書を巡る攻防と対策
参考記事…つみたてNISA恒久化と年金問題と金融庁
元々は金融庁が作成した報告書に過ぎなかったものが、まさかここまで大きな話になるとはつみ次郎も全く想像していませんでした(辛)
もちろん年金問題というか、年金制度の在り方というのは今後も議論していく必要はありますが、どうも変な方向に加熱しているような気がしてなりません。
結果として、金融庁が推進していきたかったつみたてNISAやiDeCoを活用した資産形成というメッセージは、闇の中に消えてしまうことに…なってしまいそうでしたが、思わぬ形で影響を与えているようです。
ネット証券「口座開設増加⤴️」老後2000万円問題の影響も
NISA
株式投資や投資信託で得た利益を非課税にする制度の
口座を開く申し込みが増え、・楽天証券では前の月のおよそ2倍
・マネックス証券は1.5倍
・SBI証券では1.2倍7/14 NHK
最初は失敗を繰り返しながら学ぶものだから…😅 pic.twitter.com/uu2SbzZQnl
— にこそく(市況民) (@nicosokufx) 2019年7月14日
どの程度が年金問題の影響かは分かりませんが、楽天証券・SBI証券・マネックス証券といった大手ネット証券における口座開設申込数が爆増しているようです。
野〇證券とかの伸び率も気になる
特に楽天証券の前月比2倍は素晴らしいですね。
楽天証券はつみたてNISAとの相性も良く、楽天ブランドの知名度も高いため、初心者を呼び込む土壌があるといえます。
ライト層の顧客にとっては使い勝手がよさそうです。
もちろん個別株投資家やポイント乞食といったヘビー層にとっても優秀ですけどね(笑)
結果として金融庁は、自身を犠牲にして投資の必要性をアピールすることに成功したといえるかもしれません(笑えない)
Twitterにて的確なコメントがあったので紹介します。
証券会社的には、金融庁の2000万問題で投資が話題になって、でも積立インデックス推しの金融庁の影響力が低下するのが理想だろうから、大勝利だよね。#積立インデックスは証券会社は儲からない
— 闇夜のにゃんこさん (@mukumuku555) 2019年7月14日
金融庁はこれまで、毎月分配型投信への警告・制約の多いつみたてNISA制度の導入などといった、金融機関に対して厳しい姿勢で対応していくスタイルを貫いていました。
しかし今回の一件により、金融庁の力が低下した状態で投資に意欲を持つ人が増えるというのは、かなり危うい状況であるともいえます。
身も蓋もない言い方をすれば、金融機関や市場にとって都合の良い鴨投資家を大量デビューさせることになりかねないということです。
つみ次郎も当ブログを通じて、コツコツ資産形成を行う投資家を増やしていければいいなと思っていますが、今回のような流れで投資を始める人に対しては、かなり慎重な判断を心掛けてほしいと思っています。
年金制度というのは全体・個人のどちらにとっても長期間向き合っていかなければならない問題であり、一朝一夕で対応できるものでもありません。
将来を見据え、ゆっくり計画を立てていきましょう。
最後におまけツイートを張っておきます。
老後2000万円問題をきっかけにNISAやiDeCoの申込が増加中らしいが、これで1番得するのはつみたて次郎じゃねえのか。
— 霧末 (@kirimatsu10) 2019年7月8日
2000万円問題の黒幕はお前だったのか…
— 霧末 (@kirimatsu10) 2019年7月8日
※つみ次郎は金融庁と一切直接的な関係はありません。
ブログ村ランキング
ねんきん次郎