DCニッセイ外国株式インデックスの信託報酬が0.20412%→0.1512%に引き下げ!SBI証券iDeCoオリジナルプラン利用者に朗報
つみたて次郎です。
<購入・換金手数料なし>ニッセイシリーズで有名なニッセイアセットマネジメント㈱より、DC専用ファンドの信託報酬引き下げが発表されました。
外部リンク…確定拠出年金(DC向け)ファンドの信託報酬率引き下げ(投資信託約款変更)について
具体的には下記9本の投信について信託報酬が以下のように変更されます。
ファンド名 | 変更前 | 変更後 |
DCニッセイ国内債券インデックス | 0.1944% | 0.1296% |
DCニッセイ日本債券インデックス | 0.1944% | 0.1296% |
DCニッセイ国内株式インデックス | 0.1728% | 0.1512% |
DCニッセイ外国債券インデックス | 0.2268% | 0.1512% |
DCニッセイ外国株式インデックス | 0.20412% | 0.1512% |
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型) | 0.1728% | 0.1512% |
DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型) | 0.1944% | 0.1512% |
DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型) | 0.2160% | 0.1512% |
DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型) | 0.2376% | 0.1512% |
今回の引き下げにより、国内債券・国内株式・バランスファンドの各ジャンルにおいては他社商品と並び信託報酬最安値になりました。
ちなみに「国内債券」「日本債券」と似たようなファンドが2つ存在していますが、どちらもNOMURA-BPI総合指数をベンチマークにしているようです。
外国株式については残念ながら最安値(0.10789%)までは引き下げられませんでした。
SBI証券iDeCoオリジナルプラン利用者歓喜?
今回信託報酬が引き下げられたファンドはいずれもDC専用ファンドですので、個人型確定拠出年金(iDeCo)等の利用者で、ラインナップの制約上最安値ファンドを選べなかった人に恩恵があるといえます。
最も多そうなパターンだと、SBI証券iDeCo(オリジナルプラン)の利用者でDCニッセイ外国株式インデックスに投資している場合かと思われます。
SBI証券はiDeCoの開設先としては鉄板ですし、王道をゆく♂先進国株式中心に運用している人もかなり多いですからね。
SBI証券のiDeCoは、2018年11月よりオリジナルプラン(旧)とセレクトプラン(新)という2つのプランに分かれており、事実上セレクトプランが上位互換になっています。
参考記事…SBI証券のセレクトプランとオリジナルプランはどちらを選ぶべきか?
なのでこれからiDeCoを始める場合はセレクトプランほぼ一択といえるのですが、2018年11月以前にiDeCoを利用していた人はオリジナルプランという扱いになります。
オリジナルプラン⇔セレクトプランの切り替えは手数料無料で行うことができ、つみ次郎も変更済みです。
ただし、同じ証券の中でも移管扱いになってしまうので、数か月に渡って旧口座で現金化→移管手続き→新口座でスイッチングというタイムラグが発生してしまいます。
プラン変更でより信託報酬が安いファンドに切り替えられるというメリットがある一方、一時的に現金化されてしまうため上昇相場だと機会損失になってしまうデメリットがあります。
移管手続きの最中に稲妻が走ったら辛いですからね。
iDeCo内で運用している額が多い人や、残りの運用期間が短い人にとっては特に大きなデメリットといえます。
このデメリットを考慮して、あえてオリジナルプランに留まるという選択をした人も結構いるのではないかと思います。手続きとかも若干面倒ですからね。
というよりも、信託報酬の差が縮まっている現状では、上記リスクを抱えてまで最安値に乗り換えるメリットが薄くなったともいえます。
先進国株式の場合、それぞれのプランにおける信託報酬最安値商品は下記のようになります。
オリジナルプラン
・DCニッセイ外国株式インデックス(0.20412%→0.1512%)
セレクトプラン
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックス(0.10789%)
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(0.10789%)
変更前の信託報酬で比較すると0.09623%、変更後の信託報酬で0.04331%の差となります。
先進国株式インデックスを中心に運用する場合、プラン変更で節約できる信託報酬ということもできますね。
プラン変更によって得られるメリットが小さくなったので、これまで以上にプラン変更するorしないという悩ましい選択を突き付けられることになりそうです。
いずれにせよ既にオリジナルプランに留まりDCニッセイ外国株式を保有し続けるを選択をした人にとっては、今回の信託報酬引き下げは予想外の嬉しいニュースだったのではないでしょうか?
最後に再度補足しておきますが、これからSBI証券でiDeCoを始めようという方については迷わずセレクトプランを選んで大丈夫ですのでご安心ください(笑)
参考記事…SBI証券でiDeCo(イデコ)を始めるメリットとおすすめファンド
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