金融 | つみたて次郎の投資日記 https://siegeljiro.com シーゲル流×積立NISA×iDECO Sat, 31 Oct 2020 03:01:45 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.0.11 134557597 バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)分析 https://siegeljiro.com/brk-b-bunseki https://siegeljiro.com/brk-b-bunseki#respond Tue, 19 Sep 2017 09:00:13 +0000 http://siegeljiro.com/?p=2825 シーゲル二郎です。

今回は、バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)を分析していきます。

世界一の投資家、ウォーレン・バフェット氏がCEOを務める投資持ち株会社です。

 

連続増配…0年

S&P格付…AA

採用インデックス
・?

 

投資家なら必ず知らなければならない企業です。ニューヨーク証券市場に上場している株式会社ですが、実態はバフェット氏が運用するETFだと考えたほうが近いです。そのため、個別株の1つとして考察されることは少ないです。

バフェット氏の投資手腕を信じるなら、マネをするのではなくバークシャーハサウェイ株を買いましょう。

バークシャーハサウェイには、クラスAの株(BRK.A)とクラスBの株(BRK.B)があります。もともとはクラスAしかありませんでした。現在(2017/9/18)のクラスAの株価は約3,000万円です。そのため、一般庶民では買うことができず、基本的に機関投資家同士の売買に使用されます。

クラスBの株価は約20,000円なので、庶民でも買うことができます。クラスBは、利益配分はクラスAの1,500分の1、議決権は10,000分の1です。クラスAより議決権が薄まっているので、株価は

B×1,500株<A×1株

にならないとバランスが取れないことになります。もしクラスBに買いが集まり、クラスAとのバランスが取れなくなった場合、A株を買ってB株を空売りすることで瞬時に修正が行われるので、上記の状態は維持され続けます。

この仕組みは、ETFと投資先のバランスが崩れたときにも同じ現象が起きます。例えば、NYダウ30種に連動するETFよりNYダウ30種をバラバラに買ったほうが安い時は、NYダウ30種がバラ買いされてETFが空売りされます。

バークシャーハサウェイは、例外を除いては配当金を全く出しておらず、リターンはすべてキャピタルゲインのみです。得た利益は、次の投資先に向けられます。自社株買いも通常は行われません。

バークシャーハサウェイの実態はバフェット氏が運用するアクティブファンドに近いです。そのため、会社の資産の多くは株式であり、現在のPBRは1.4倍くらいで推移しています。PERが1.2を切った場合、PBRが1.2倍を超えるまで自社株買いすることを公言しています。

そのため、PBRが1.2倍付近になったらお買い得ということになります。

逆に言えば、基本的にPBRは1.2倍以上です。リーマンショック前には1.8倍だったこともあります。PBRがちょうど1倍だと会社が持っている株主資本と株価が釣り合っていることになります。

普通の株であれば、成長が期待できるので1倍を超えるのがほとんどですが、ETFとして考えると、通常は1倍以外ありえません。なぜなら、ETFは運用会社に代わりに投資してもらっているだけで、信託報酬を除けばETF価格と投資先の価格は一致しなければならないからです。上記のA株とB株が釣り合わなければならないのと同じです。

バークシャーハサウェイをバフェット氏が運用するアクティブファンドと考えると、本来の価値より20%以上のプレミアム価格で販売されていることになります。もちろん売るときも20%以上プレミアム上乗せで売れますが、あまり好ましい状態ではありません。

バフェット氏も高齢なので、万が一があればPBRが1.2倍を下回る水準でしか売れない危険性もあります。

 

「バークシャーハサウェイ」という名前は、1965年に紡績業の会社の名前です。当時バフェット氏は、師匠であったグレアム氏のバリュー株投資を実践しており、資産を多く持っている企業を丸ごと買収し、業績改善をテコ入れする戦略を得意としていました。紡績業は当時の時点で斜陽産業であったので、利益が出ているうちに他の会社を買収して巨大化していきました。現在は名前だけが残っている状態です。

事業内容は、さまざまな企業を傘下に持っているので、コングロマリットといわれることが多いです。その中でも4分の1を占める保険業が中心という見方が多いです。保険業は顧客から先に掛け金を預かり、必要に応じて保険金を払うビジネスモデルなので、しばらくはキャッシュを自由に使うことができます。そのキャッシュを別会社に投資し、リターンを得るのが基本戦略です。

保険会社の筆頭では、ダイレクト自動車保険で全米2位のGEICO(ガイコ)が有名です。バフェット氏が総資産の4分の3を投資したことで知られており、教科書的には×の超集中投資です。

他にも、マクレーンという食品卸売企業が全体の4分の1を占めており、あまり話題にはなりませんが事業の核その2です。

上場企業株も保有しており、バフェット銘柄として有名です。上場企業で保有している分の割合は次の通りです。

 

会社名 構成比率
クラフト・ハインツ 17%
ウェルズ・ファーゴ 16%
アップル 12%
コカ・コーラ 11%
アメリカン・エキスプレス 8%
IBM 5%
フィリップス66 4%
その他 27%

 

上位7銘柄で7割以上を占めており、集中投資といえます。とはいえ、バークシャーハサウェイにはマクレーンやGEICOなどの非公開企業も多いので、このポートフォリオをマネしても同じリターンを得ることはできません。

バフェットがIBMを売ったとかの情報は、バークシャーハサウェイ全体では小さな話です。

 

通常通りの分析では測れませんが、売上は右肩上がりで美しいです。投資会社なので、リーマンショックでは大きくダメージを受けています。

 

営業CFマージンは15%ほどですが、企業構造が特殊過ぎて高いのか低いのかはわかりません。投資CFはそこそこあります。

 

ずっと無配なのでDPSはありません。バフェット氏は課税される配当金を嫌っています。とはいえ、今後は支払われるような予兆もあります。現時点では、インカムゲインは全くなしのキャピタルゲインのみを狙う株です。

 

自己資本比率は約45%です。レバレッジは2倍強で推移しています。傘下の企業は事業が安定しているものが多いので、レバレッジをかけて積極的なリターンを狙っています。ボラティリティが低い株×レバレッジの仕組みはバフェットロボと呼ばれたりします。

 

現時点情報(2017/9/18)

株価…179.89ドル
予想PER…21.54倍
配当利回り…0%
連続増配…0年

無配当なので配当利回りはゼロです。このブログで初めて紹介する無配当株です。チャートにS&P500も一緒に乗せておきましたが、継続してアウトパフォームしています。配当金が考慮されていませんが、配当金込みでもバークシャーハサウェイが勝っています。

 

あまりに特殊過ぎてまともに分析することは不可能です。基本的にウォーレンバフェット氏や、№2のマンガー氏の投資手腕を信じるor信じないしかないと思います。また、2人とも高齢なので、万が一の時には暴落するリスクもあります。

シーゲル二郎は理解できないものには投資しないし、経営者の良し悪しで左右される企業は嫌なので、バークシャーハサウェイに投資する気はありません。バフェット氏のマネをしてる投資家は非公開企業の利益を得ることができないので、素直にBRK.Bを買ったほうがいいですよ。

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ウェルズ・ファーゴ(WFC)分析 https://siegeljiro.com/wfc-bunseki https://siegeljiro.com/wfc-bunseki#respond Sun, 17 Sep 2017 09:00:57 +0000 http://siegeljiro.com/?p=2719 シーゲル二郎です。

今回は、ウェルズ・ファーゴ(WFC)を分析していきます。

米国大手のリテール銀行です。

 

連続増配…6年

S&P格付…A

採用インデックス
・S&P100
・S&P500

 

米国内でのみ活動する商業銀行なので、日本では一般人の知名度は皆無です。しかし、投資家においては、そこそこ有名です。

なぜかというと、世界一の投資家、ウォーレン・バフェット氏が多額の投資をしており、バフェット銘柄として知られているからです。

ウェルズ・ファーゴは、資産規模では米国3位、時価総額では米国2位の巨大商業銀行です。

銀行は、大きく分けて次の2つに分類できます。

 

商業銀行…お金を預かり、必要な人に貸し付ける。

投資銀行…株や投資信託などの金融商品の売買をしたり、資産運用を行う。

 

一般的に銀行と言われて思い浮かぶのは、商業銀行かと思います。日本だとみずほ銀行などですね。

投資銀行は、野村證券などが有名です。資産運用をしている人以外はあまり利用しないですね。

規模の大きい銀行では、両方兼業することも多いです。しかし、ウェルズ・ファーゴは、商業銀行業務のみであり、みんなから預金を預けてもらって、必要な個人や企業に貸し出すという昔ながらの間接金融事業が中心となっています。

バフェット氏が投資を決意した理由の1つは、この昔ながらの古臭いビジネスモデルを守り続けているからです。

 

事業の半分が小規模融資が占めており、個人向け、中小企業向けなどが含まれています。これは、他の大手銀行と比べると珍しい事業構成です。

通常規模の大きい銀行ほど、大手企業や機関投資家などの大口融資が多くなる傾向にあります。また、投資銀行業務もしていないので、大手銀行にありがちなデバリティブ(金融派生商品)のようなインチキ商品を開発したりもしていません。

バフェット氏は、「デバリティブは大量破壊兵器だ」と強く非難しており、複雑な金融商品に対するリスクを警告しています。(といってバフェット本人もチャンスがあれば手を出しているようですが)

ウェルズ・ファーゴがバフェット銘柄として君臨しているのも、この堅実な経営方針をずっと貫いているからですね。

中小向け融資、住宅ローン、店舗支店数では全米1位です。もっとも国民に近い位置でビジネスをしている銀行ともいえます。規模は全く違いますが、日本でいう信用金庫やJAバンクみたいな感じですね。

 

事業内容は米国内のみです。地域は西部での活動がメインですが、他行の買収を重ね米国全土に広がっています。

 

堅実経営であるウェルズ・ファーゴも、リーマンショックでは大ダメージを受けています。しかし、リーマンショック中に、米国銀行で総資産額4位だったワコビアを買収しており、利益はその後激増しています。

売上と純利益の推移は安定しています。

 

営業CFマージンは最高で20%ほどですが、バラつき過ぎて参考になりません。お金が商売銀行なので、キャッシュフローを安定させることは不可能です。商業銀行ならなおさらです。

 

2008年は無理に増配した感じが読み取れます。また、ワコビア買収の資金もかさんだことも2009年の減配に関係していると思われます。

最近では利益も配当金も安定しています。しかし、キャッシュフローがあまりにも安定していないので、連続増配を期待するような株ではないでしょう。

 

商業銀行なので負債を増やしてナンボです。自己資本比率は10%前後と低めです。

ROEは12%と、あまり資本効率がいいとはいえません。

 

現時情報(2017/9/17)

株価…51.66ドル
予想PER…12.47倍
配当利回り…3.04%
連続増配…6年

2016年の急落は、行員による不正な口座開設問題が発覚したからです。。ウェルズ・ファーゴの従業員には厳しいノルマが課せられており、顧客の個人情報を勝手に使って口座数を水増しする手口が日常化していたようです。

事件を受け、株価は急落、CEOも辞任することになりました。

また、2017年には、自動車ローンを契約した顧客に、分かりづらい抱き合わせで自動車保険にも加入させていたことが発覚し、再び信用を失うことになりました。

もともと割安な金融セクターですが、その中でも特に割安となっています。

 

ウェルズ・ファーゴは、長期投資で金融セクター企業を探す際に、筆頭候補として挙げられる優良企業です。昔ながらの小口融資が中心であり、比較的不況に強いです。

個人や中小企業の顧客が多いということは、小口の預金も多いということです。小口の預金は、金融危機でも引き下ろされることは少ないです。

あなたもリーマンショックの時に銀行に駆け付けたりしてないですよね(笑)

その反面大口の預金は、金融市場に敏感なので、頻繁に出し入れされる不安定な預金ともいえます。

バフェット氏は、BtoB企業よりも、BtoC企業を好みます。消費者に近い位置で商売をしたほうが、銀行でも安定しやすいのは同じですね。

また、ウェルズ・ファーゴは、無茶苦茶な金融商品の扱いがないし、そもそも融資基準が厳しいことで有名です。

そのため、不良債権も少なく、焦げ付きのリスクも低いです。

 

長期投資では、不況でも利益が落ち込みにくいことが大きなアドバンテージになります。なぜなら、不況下では多くの企業が経営不振に陥り、株価も割安になりがちだからです。

ウェルズ・ファーゴは、リーマンショック時にダメージが少なかったので、他のボロボロになった金融機関を買収して事業を拡大することができました。全米4位のワコビアを買収できたので、一気に成長することができました。

不況の時に同業種を買収できる企業こそ、長期投資では高いリターンをもたらします。ウェルズ・ファーゴは、銀行の中で圧倒的に不況に強いビジネスモデルであり、それだけで投資に値する優良企業ともいえます。

アリとキリギリスにおける、アリのような地味さと堅実さを持っている企業です。

 

ここまではべた褒めですが、2016年の口座水増し問題と、2017年の自動車ローン問題は、ブランドに大きな傷をつけました。もともと接客サービスが良いイメージの銀行として有名だったので、そのクリーンなイメージに傷がつきました。

とはいえ、銀行業務に直接影響するような大問題ではないので、むしろ割安に買えるチャンスかもしれません。

バフェット氏は最近持ち株比率が10%を超えてしまい、ビジネス上の制約が出てしまうので、一部を売却しています。しかし、ウェルズ・ファーゴが今後もバフェット銘柄であることには変わりなく、永久保有銘柄となりそうです。

堅実経営、バフェット銘柄、小さな不祥事と、タイミングとしてはいい時期だと思います。とはいえ、あくまで金融機関には変わりないので、一歩間違えるとヤケドしそうですね。

 

 

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JPモルガン・チェース(JPM)分析 https://siegeljiro.com/jpm-bunseki https://siegeljiro.com/jpm-bunseki#respond Sun, 10 Sep 2017 03:00:21 +0000 http://siegeljiro.com/?p=2269 シーゲル二郎です。

今回は、JPモルガン・チェース(JPM)を分析していきます。

世界有数の多国籍銀行です。

 

連続増配…6年

S&P格付…A-

採用インデックス
・NYダウ
・S&Pグローバル100
・S&P500

 

日本ではあまり馴染みがありませんが、名門モルガン家をルーツに持つ巨大銀行です。

銀行には、大きく2種類に分けることができます。

 

商業銀行…お金を預かり、必要な人に貸し付ける。

投資銀行…株や投資信託などの金融商品の売買をしたり、資産運用を行う。

 

一般的に銀行と言われて思い浮かぶのは、商業銀行かと思います。日本だとみずほ銀行などですね。

投資銀行は、野村證券などが有名です。資産運用をしている人以外はあまり利用しないですね。

 

JPモルガン・チェースは、2000年の大規模合併により誕生しました。主に商業銀行を行うチェース・マンハッタンが、投資銀行が中心のJPモルガンの買収したことで、名前を合わせてJPモルガン・チェースになりました。

チェース・マンハッタンはロックフェラー系、JPモルガンはモルガン系の財閥企業なので、異なる毛色でマッチングになりました。

余談ですが、シーゲル二郎は名前の割合からJPモルガンが買収したのかと思っていました(笑)

そのため、事業内容は投資銀行が6割、商業銀行が4割と、幅広く展開しています。

出典「ビジネス+IT

銀行の総資産額ランキングです。上位は中国勢が独占しており、JPモルガン・チェースは11位です。とはいえ、米国の金融セクターでは時価総額最大で、約36兆円です。ちなみにメガバンクの一角である三菱東京UFJは約10兆円です。

???「やられたらやり返す、倍返しだ!」

 

世界有数の名門多国籍企業ですが、このざまです。アメリカが金融の中心だとしても許容できません。

 

バリバリ金融機関なので、リーマンショックでドカンとへこんでいます。その後の利益は安定しているので、及第点です。

 

このグラフが銀行のすべてを物語っています。リーマンショックで大きくマイナスなのはいいとして、ばらけすぎです。ただ、利益は安定しているので、不気味です。

長期投資では、企業の倒産が一番の脅威です。そして、倒産が引き起るのは、資金繰りがショートした時です。フリーCFが安定していないということは、そのまま倒産リスクが高いことを表します。

 

利益はちゃっかり安定しているのがムカつきますね。とはいえ、2009年に極端な減配をしていうます。帳簿上の利益と実際の現金収入は違うことを心得なければなりません。

 

銀行なので負債を増やしてナンボです。そのため、自己資本比率は10%ほどで低めです。また、顧客から集めた資産からカネを生み出すので、ROEも低めです。

 

現時情報(2017/9/10)

株価…88.4ドル
PER…13.04倍
配当利回り…2.39%
連続増配…6年

最近のトランプ相場や利上げ祭りで直近では上昇しています。とはいえ、リーマンショックの恐怖が投資家には焼き付いており、PERは約13倍と割安です。

世界の名門が投げ売りされています。

銀行という時点で興味はありませんでしたが、ヒドイです。利益は安定しているのに、フリーCFが安定しないというのは、事業が好調でも現金収入は安定しないよと認めているようなものです。

もしくはインチキ会計だとか。相手はお金のプロですから。

長期投資における企業価値は、生み出される余剰現金(=フリーCF)であり、そこが安定しなければ安心して投資することはできません。

また、金融政策でも大きく左右されます。トランプ相場や、FRBの利上げで急上昇するということは、企業努力でどうにもできない部分で利益が左右されてしまうということであり、大きな弱点です。

シーゲル二郎は、金融というものをあまり信用していません。そもそもお金自体が、みんなの信用だけで成り立っている魔法の紙屑です。

また、世界最大の詐欺といってもいい「信用創造」で、見かけのお金を増やすことができ、あぶく銭を稼ぐことができます。

じゃあなんで投資信託なんかやっているんだというと、「現金よりはマシ」だからです。

 

話がそれましたが、積極的にJPモルガン・チェース含め金融セクターに投資をしたいとは思いません。ただ、このJPモルガン・チェースは、間違いなく世界征服に関係する企業の一角です。(笑わないで)

シーゲル二郎の持論では、実業を営む多国籍企業が世界征服の実働部隊で、虚業である多国籍銀行やFRBがその親玉だと思っています。
参考記事「世界経済の支配者①

どうせ投資をするなら、実働部隊である実業に直接投資をしたいです。

 

 

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ゴールドマン・サックス(GS)分析 https://siegeljiro.com/%e3%82%b4%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b5%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%b9gs%e5%88%86%e6%9e%90 https://siegeljiro.com/%e3%82%b4%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%b5%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%b9gs%e5%88%86%e6%9e%90#respond Sun, 10 Sep 2017 03:18:42 +0000 http://siegeljiro.com/?p=2282 シーゲル二郎です。

今回は、ゴールドマン・サックス(GS)を分析していきます。

世界一の投資銀行です。

 

連続増配…5年

S&P格付…BBB+

採用インデックス
・NYダウ
・S&Pグローバル100
・S&P500

 

名前がかっこいいですね(嘘)。ガソリンスタンドではありません。世界トップの投資銀行です。デリバティブ(金融派生商品)など複雑な金融商品を駆使し、利益を得る業務が中心です。

社員の給料が非常に高いことでも有名です。リーマンショック前では、平均年収が6,000万円を超えていたなんて推測も出ています。現在では減ってしまいましたが、浮世離れした水準であることは確かです。

社員の多くは出来高制での採用のため、実力がすべての厳しい世界です。成果を挙げれば年収数億円も普通ですが、成果が出なければ即クビです。

一言でゴールドマン・サックスを表すと、「インチキ頭脳集団」です。

金融至上主義の悪いところを集めて長時間コトコト煮込んで濃縮したような、とんでもない悪徳企業です。ゴールドマン・サックスは、株式の評価業務も行っており、日本企業のオリンパス損失隠し事件の時にも暗躍していました。

もともとオリンパス株の格付を上げ、「買いを推奨」という評価をつけていましたが、ゴールドマン・サックスは空売りしていました。ようするに、株価が下がれば儲かる状況です。

その後、オリンパスの損失隠しが発覚、株価はもちろん大幅下落で、ゴールドマン・サックスは大儲けしました。また、値下がった株をしこたま買い集め、オリンパスの大株主になっています。

ようするに、自分で買っていない、むしろ逆に空売りしていたのに、顧客には買えと言っていたんです。ですが、得られた利益は推定たったの20億円ほどだったので、ゴールドマン・サックスにとってははした金にもなりませんでしたが。
金男「インサイダー万歳!」

また、リーマンショック中に巨額の利益を得たという黒い噂もたっています。実は、破綻したリーマンブラザーズと、ゴールドマンサックスは会社をかけた大きな賭けをしていました。

その内容は、「NYダウが11,000ドルを超えるか超えないか」です。

仕組みは複雑なので端折りますが、リーマンは超えない、ゴールドマンは超えるに賭けてギャンブルをしていました。

そして、結果は11,000ドルを超え、リーマンは大損、ゴールドマンは大儲けしました。

ですが、リーマンブラザーズは破綻しており、賭けに敗れた代償は公的資金で補填されたそうです。つまり、アメリカ国民の税金が、しょーもない賭け事の尻ぬぐいに使われたということです。

多国籍銀行は非常にきな臭いネットワークがあるので、実はリーマンもゴールドマンも黒幕は同じじゃないかという噂もあります。

噂が正しければ、自分の手下同士で賭け事をさせて、勝った分はそのまま懐へ、負けたほうは自己破産みたいなインチキを平気でやっていたわけです。

ちなみにこの方法は、ゴールドマンに限らず投資銀行のお得意技です。そのため、会社にお金を残さず、気前よく経営陣や従業員に支払われるのも特徴です。お金が残っていては自己破産できませんからね。ギャンブルで生活費を使ってしまったからねだるダメ人間と同じです。

国民は声を上げてこのインチキ集団と闘わなければなりません。

 

2009年の利益はなんだろうな(すっとぼけ)

 

いい加減にしろよ。

 

配当性向低すぎワロタ。

 

ノーコメント。

 

現時情報(2017/9/10)

株価…217.2ドル
PER…11.97倍
配当利回り…1.36%
連続増配…5年

割安低配当。以上。

全く期待していなかったので、期待どおりでした。

シーゲル二郎は、あくまで生活に役立つ商品やサービスを通じて、世界経済を支配している強い企業に投資をしたいと思っています。
参考記事「多国籍企業が世界を支配する

ゴールドマンに限らず、投資銀行は、人々の生活を支えるどころか、むしろ破滅に導く存在です。もちろん、資産運用は、世界中すべての人に必要なものだと思っていますが、それを餌にして顧客からカネを巻き上げるのは間違っています。

例えば、バリバリ商業銀行であるウェルズ・ファーゴ(WFC)や、ETFなどを販売するブラックロック(BLK)などは、それぞれ真っ当な資金配分、資産運用の手助けをしています。

ゴールドマン・サックスが、短期投資家から利益を吸い上げることで、アクティブ投資家を目指す人も減ってしまいます。インデックス投資家は、アクティブ投資がいなければ生きていけないので、デリバティブに無縁の我々長期投資家まで巻き沿いを食らってしまいます。

また、多国籍銀行は一枚岩であることを考えると、次に破綻するシナリオをたどるのはこのゴールドマン・サックスかもしれません。こんな危険で害悪な企業に投資したくはありません。

ただ、値嵩株のため、NYダウ構成比率の7%近くを占めています。とっとと抜けてほしい(切実な願い)

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ザ・トラベラーズ(TRV)分析 https://siegeljiro.com/trv-bunseki https://siegeljiro.com/trv-bunseki#respond Sat, 09 Sep 2017 01:53:17 +0000 http://siegeljiro.com/?p=2183 シーゲル二郎です。

今回は、ザ・トラベラーズ(TRV)を分析していきます。

米国大手の損害保険会社です。

 

連続増配…12年

S&P格付…A

採用インデックス
・NYダウ
・S&P500

 

米国での売り上げが9割以上を占めるローカル保険屋なので、知名度は皆無です。NYダウに採用されている優良企業ですが、時価総額は約4兆円弱と、30銘柄の中では最も低いです。

同じくNYダウ採用で時価総額世界最大のアップル(AAPL)が約90兆円なので、20倍以上の差があることになります。

とはいえ、日本で同じ時価総額4兆円弱の企業を探すと、セブン&アイ・ホールディングスあたりと同じくらいの規模なので、いかにNYダウ銘柄が桁違いかわかります。

ちなみに日本最大はトヨタ自動車で約20兆円です。

 

事業内容は、法人向けが過半数を占めます。労災保険、賠償責任保険、自動車保険、住宅保険と、幅広く展開しています。

 

金融セクターですが、リーマンショックではへこんでいません。金融リスクよりは、災害発生時の保険金支払いがリスクとなります。保険契約者から定期的に保険料を徴収できるので、売り上げは非常に安定しています。今後の予想もほぼ横ばいで面白くはありません。(誉め言葉)

 

全ての年度で営業CF=フリーCFとなっています。まぁ保険屋ですから設備投資は皆無でしょう。営業CFマージンは15%前後となっており、十分高収益といえます。

 

配当性向は低いですが、自社株買いに積極的な企業として有名であり、配当性向が100%を超えることも珍しくありません。配当金よりも自社株買いで株主還元する企業です。

 

自己資本比率は25%と低めですが、安定しており美しいです。利益のバラツキがあるためROEもぶれていますが、心配ないレベルです。

 

現時情報(2017/9/9)

株価…119.8ドル
PER…12.77倍
配当利回り…2.45%
連続増配…12年

PERは13倍を切っており非常に割安です。配当利回りは2.45%と高くありませんが、その分自社株買いが凄まじいので、今後の増配率は期待できそうです。自社株買いをすればするほど、発行株式数が減って株価上昇や増配に好影響です。

直近では暴落していますが、アメリカで発生している大型ハリケーン「イルマ」の影響で、保険金支払いが増加すると思われているからです。

業績自体は文句なしの優良企業です。しかし、今後の成長は鈍く、金融セクターであるため株価も割安です。

そのため、トラベラーズの自社株買いが素晴らしい効果をもたらしています。株価が安い状況であれば、税金が発生する配当金よりも自社株買いのほうが有利です。株価が安ければ、それだけ安く自社株を買い戻すことができ、効率的に発行株式数を減らすことができます。

自社株買いは、端的に言うと配当金の後払いです。今のうちに自社株買いをすすめて株数が減るほど、将来の配当金を少ない株主で分け合うことができます。

そのため、現在配当利回りは低めですが、今後の舵取り次第ですさまじい増配を続けることも可能でしょう。

 

さて、シーゲル二郎は米国内の地理的リスクを背負うことになる損害保険会社はあまり投資したいとは思いません。これは企業努力どうこうでなく、保険という業種柄避けれらない問題です。

不謹慎でありますが、今回のハリケーン「イマル」でも、フロリダ州などで猛威を振るっており、米国内でビジネスを行う企業も一時的な損失を出すことになります。米国株投資家もダメージは避けられません。

米国株投資家がいくら「米国企業は多国籍展開してるから国際分散投資できてる」といっても、あくまで米国企業の主戦場は米国なのですから、米国の地理的・政治的・経済的リスクを大きくとっていることは自覚しなければなりません。

そのため、米国株投資家は、アメリカと一枚岩であるビジネスに積極的に投資をするべきではないと思っています。トラベラーズは、ほぼ米国内のみで損害保険を展開しているので、米国で大きな災害があったとき真っ先にダメージを受けることになります。

とはいえ、金融セクター、低い配当性向という嫌われ要素を持っているけど、安定して自社株買いを続けるトラベラーズは長期投資で報われる可能性は高いです。大事なのは投資家の期待がかからないことです。利益のバラツキも少ないし、フリーCFも十分です。

NYダウとして保有する分には全く問題なく、素晴らしい優良割安株といえるでしょう。

 

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アメリカン・エキスプレス(AXP)分析 https://siegeljiro.com/axp-bunseki https://siegeljiro.com/axp-bunseki#respond Sat, 09 Sep 2017 03:53:07 +0000 http://siegeljiro.com/?p=2195 シーゲル二郎です。

今回は、アメリカン・エキスプレス(AXP)を分析していきます。

クレジットカードの「アメックス」で有名です。

 

連続増配…5年

S&P格付…BBB+

採用インデックス
・NYダウ
・S&P500

 

日本ではあまり普及していませんが、富裕層向けクレジットカードとして高いブランド力を誇るカードです。

AMEX(アメックス)カードが事業の主力です。左側がグリーンカードで、最初に作ることができます。継続的に利用したり利用金額が増えたりすると、上位グレードの招待がされ、いずれは右側のゴールドカードを手に入れることができます。

さらに、ブラック、プラチナなんてグレードもあるみたいで、ある程度の収入と地位がなければ持つことができないので、カードを保有していることが一種のステータスにもなっています。

ちなみに、世界一の富豪ビルゲイツ氏と、世界一の投資家バフェット氏はアメックスカードの愛用者ですが、上位グレードの招待がきているにもかかわらず、ずっと最初のグリーンカードを使っています。

理由は、「年会費がもったいないから」

とはいえ、アメックスカード自体が審査が厳しく、グリーンカードですら年額12,000円もかかります。(日本では)

シーゲル二郎の使っている楽天カードは年会費無料だし、審査もゆるゆるです(笑)

クレジットカードそのもののシェアは、次の通りです。

出典「NILSON REPORT

1位はビザ(VISA)で、世界シェアの半分以上を握っています。2位のマスターカードと合わせて8割以上を支配しています。3位のユニオンペイ(銀聯)は、中国で高いシェアを誇っています。凄まじい勢いで成長しています。

アメックスカードは、たった3%しかシェアがありません。クレジットカードは、ネットワーク効果が重要で、市場シェアが高いことがそのまま強みになります。なぜなら、クレジットカードが使えるお店が少ないと、決済手段の役割が果たせないからです。

実際、ビザは大体のお店で使えますが、アメックスは結構使えないところも多いです。使える場所が少なければ、カードを持っていても買い物できないということですから、不安になります。そのためか、ビザのシェアはどんどん拡大しています。店側としては、ビザには加盟しないけどアメックスには加盟するという選択肢は取れません。そのため、アメックスのシェアが低いことは、そのまま利用者の不便につながりかねません。

しかし、アメックスはあくまで富裕層向けであり、高級なお店では、だいたいアメックスは使えるようになっています。そもそも商売相手が違うので、低いシェアでも固定の顧客をつかむことができています。

ビザに比べて、アメックスはカード1枚当たりの利用金額が3倍近くもあるそうです。ちなみに日本企業のJCBは、大体半分くらいだそうです(泣)

また、ビザやマスターカードと、アメックスでは、大きくビジネスモデルが違います。ビザやマスターカードは、決済システムを金融機関に提供するだけであり、実際にカードを発行するのは別の会社です。シーゲル二郎はVISAブランドの楽天カードを使っているので、カードを発行しているのはあくまで楽天です。

そのため、楽天は自社サービスや利息で儲けることができますが、回収できなかった場合、全額自腹を切ることになります。

アメックスを発行するアメリカン・エキスプレスは、自社でカードの発行まで行います。そのため、年会費でがっぽり稼げるし、空港ラウンジサービスなどの旅行者向けサービスを提供することもできます。

その代わり、顧客がローンを返せない時には、大ダメージを食らうことになります。

ビザやマスターカードが情報技術セクター、アメリカン・エキスプレスは金融セクターに分類されているのもこのためです。幸い顧客が富裕層なので、返済されないリスクは抑えることができ、金払いがいいのでサービスでしっかり儲けることもできています。

 

地域はアメリカに偏っており、顧客が富裕層ばかりなので、アメリカ経済の動向が非常に重要です。バブル崩壊でダメージを受けやすいと思います。

 

リーマンショックでちゃんとへこんでいますが、その後はずっと横ばいで全く面白くありません。今後の予想も横ばいで、美しいグラフです。

 

営業CFマージンは30%弱あり超高収益です。投資CFも少ないので、ボロ儲けです。安定しており美しいです。

 

配当性向は低めですが、トラベラーズ(TRV)と同じく自社株買いで株主還元をするスタイルです。利益は右肩上がりで美しいです。

 

最近はどちらも安定しており、美しいです。金融業のため自己資本比率は10%強と低めです。

 

現時情報(2017/9/9)

株価…84.2ドル
PER…14.74倍
配当利回り…1.58%
連続増配…5年

PERは割安ですが、配当利回りは2%を切っており微妙です。金融セクターでは自社株買いが流行しているのでしょうか。

このアメリカン・エキスプレスは、1960年代に一度倒産の危機にあっています。とある会社にサラダ油を担保として6,000万ドル融資したら、返せないうえに、サラダ油も実際には存在しておらず、大損をしました。いわば詐欺に巻き込まれたといってもいいです。

???「一体いつからサラダ油が存在すると錯覚していた?」

当時のアメリカン・エキスプレスにとって6,000万ドルは高額だったので、倒産の可能性もあり、株価は大暴落しました。その時にチャンスとばかりに投資をしたのが、あのバフェット氏です。

バフェット氏が投資をした理由は、非常に単純です。近所のお店を見て回ったら、事件に関係なくみんなアメックスカードを使っていたので、事業そのものに影響はないと思ったからです。

一時的な要因で下落している株は買いであるという格言を、いともたやすく実行してしまうのが投資家の素質です。結果、株価は2年で3倍以上になり、大きな利益を手に入れることができました。2017年現在もずっと保有しており、バフェット銘柄として有名です。

まぁ超有名な優良企業なので、業績も素晴らしかったです。ただ、ビジネスモデルが好きではありません。

もっといえば金融自体が好きではないのですが、特にアメリカン・エキスプレスは、富裕層向けというところが問題です。長期投資家は、不景気でも安定的に稼ぐことができる企業に投資をしなければなりません。

富裕層向けのサービスは、不景気で受けるダメージも大きいです。不景気では、富裕層から中間層への移籍が行われるので、富裕層の数は減ります。ただ、顧客が長年付き合いのある優良顧客ばかりなので、その点は安心できます。成金よりも、昔ながらの富裕層を相手にしているイメージはあります。※イメージです。

しかし、あくまでも長期投資は、貧乏人向けビジネスのほうが有利です。例えば、ハンバーガーショップで考えれば、貧乏人向けのマクドナルド(MCD)と、高級ハンバーガーを提供するシェイクシャックでは、ビジネスモデルが違います。

シェイクシャックは、単価が高いハンバーガーを売っているので、好景気で財布のひもが緩んでいるときに強みがあります。

マクドナルドは、単価が低い貧乏人向けなので、不景気で財布の紐が引き締められているときに強みがあります。

ようするに、シェイクシャックは景気や流行に左右されやすく、マクドナルドは景気や流行にされにくいということです。この点から、シーゲル二郎はマクドナルドのセクターは一般消費財ではなく生活必需品だと思っています。
参考記事「セクター区分けの曖昧さ

長期投資では、いかに景気が悪い時に利益をキープできるかがカギなので、この時点でマクドナルドのほうが有利です。シェイクシャックのほうが成長期待は高いですが、成長スピードは関係なく、いかにブレーキを踏まないかが重要です。

アメリカン・エキスプレスも、同じ理由で長期投資向きのビジネスモデルとは言えないと思います。とはいえ、業績は十分安定しているので、割安な今なら購入してもいいのではないでしょうか。

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S&Pグローバル(SPGI)分析 https://siegeljiro.com/s%ef%bc%86p%e3%82%b0%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%90%e3%83%ab%ef%bc%88spgi%ef%bc%89%e5%88%86%e6%9e%90 https://siegeljiro.com/s%ef%bc%86p%e3%82%b0%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%90%e3%83%ab%ef%bc%88spgi%ef%bc%89%e5%88%86%e6%9e%90#respond Mon, 28 Aug 2017 06:58:49 +0000 http://siegeljiro.com/?p=972 シーゲル二郎です。

今回は、S&Pグローバル(SPGI)を分析していきます。

金融に関する情報サービス提供の会社です。投資家なら必ず避けては通れません。

 

連続増配…44年

S&P格付…不明

採用インデックス
・米国配当貴族指数(S&P500配当貴族指数)
S&P500

 

登場してしまいました。3大格付会社の1つであり、さまざまな株価指数を提供している投資家の親玉です。いつもお世話になっております。

このブログで頻繁に登場する米国配当貴族指数は、S&P500の派生であり、正しくはS&P500配当貴族指数です。自分自身もちゃっかり入っています。

この会社がなくなってしまえば、シーゲル二郎の配当貴族生活も終わってしまうので、絶対に潰れてほしくない会社です。また、米国株の中心的なベンチマークであるS&P500が万が一消滅してしまったら、世界中の投資家(特にインデックス投資家)が混乱に陥るでしょう。

また、ポンコツサブプライム債にAAAの格付けをつけていたことで、間接的にリーマンショックを引き起こした犯人でもあります。とはいえ、現在ではそんなことは忘れ去られているようであり、格付けへの信頼は厚いです。

 

リーマンショック犯人の1人ですが、本人は軽傷で済んでいます。金融セクターとはいえ、あくまで調査・情報提供がメインなので、金融危機でも下落しにくいです。ゴールドラッシュの時に道具を売る人みたいなポジションです。

2014年は赤字です。その他も安定しておらず、事業内容を考えると意外でした。

 

投資CFは少ないです。営業CFマージンは直近では25%ぐらいでしたが、2010年の時には40%を超えていました。ただのぼったくりです。

 

安定しているのは配当金だけです。増配率もショボいです。

 

自己資本比率が低すぎです。そのせいでROEがすごいことになっています。あなたの格付けは大丈夫なんでしょうか。

 

現時点報(2017/8/28)

株価…151.27ドル
PER…17.66倍
配当利回り…1.08%
連続増配…44年

もともとの社名はマグロウヒル・ファイナンシャル(MHFI)だったのですが、変更して今のS&Pグローバル(SPGI)になりました。その後のチャートです。

配当利回り低すぎて話になりません。自社株買いに積極的なのはわかりますが、配当性向をもっと上げてほしいです。配当性向が低すぎれば、連続増配なんて簡単になってしまうので、配当貴族の意味がなくなってしまいます。

事業的には殿様商売なので、確かに営業CFマージンは凄まじいですが、安定していないので不安が残ります。

 

うーん、金融セクターの中でも優良企業だと思っていたのですが、イマイチです。配当性向が低いのも、一般的には増配余力が残っていて好印象ですが、ここまで配当利回りが低いと考えものです。

米国配当貴族指数を創った親玉なので、あまり強くは言えませんが、控えめに言ってポンコツです。

 

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フランクリン・リソーシズ(BEN)分析 https://siegeljiro.com/ben-bunseki https://siegeljiro.com/ben-bunseki#respond Mon, 28 Aug 2017 05:59:38 +0000 http://siegeljiro.com/?p=958 シーゲル二郎です。

今回はフランクリン・リソーシズ(BEN)を分析していきます。

資産運用グループ持ち株会社で、金融セクターです。

 

連続増配…35年

S&P格付…A+

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

資産運用を中心としたビジネスで、国際分散投資の草分け的存在です。Tロウ・プライス・グループ(TROW)と似ています。事業規模的にはこちらのほうが少し大きいです。

両方ともティッカーをそのまま読もうとしないでください。

 

国際分業投資の草分けだけあって、事業展開も国際分業になっているようです。

 

2009年は売上純利益ともに落ち込んでいますが、その後はすぐ元に戻りました。しかし、ドル高の影響か現在は右肩下がりで、今後も減益が見込まれています。

 

2009年と2012年にへこんでいますが、一時的な要因のようです。営業CF≒フリーCFとなっており、TROW君と同じようです。

 

利益はばらついていますが、配当性向は低く、増配継続は問題ありません。自社株買いにも積極的ですが、もう少し配当金を上げてほしいですね。

 

TROW君と同じく横ばいでつまらないグラフです。ROEが減少中なのが少し気になります。自己資本比率は70%を超えており、安定感は抜群です。

 

現時点報(2017/8/28)

株価…42.67ドル
PER…13.99倍
配当利回り…1.87%
連続増配…35年

2015年には、大きく下落しています。その後回復してきてはいますが、今後は利益減少が予想されており、投資家の期待は低いです。PERは14倍を切っており割安です。配当利回りは低いですが、フリーCFの多くを自社株買いにあてているため、株主還元は十分な水準です。

 

やはり似ているTROW君と比較してしまいます。PERはほぼ同じで、配当利回りがTROWのほうが高いので、少し見劣りします。また、利益の安定具合もあちらのほうが上でした。(直近10年では)

どちらにせよ、資産運用会社は、インデックス投資の流行が向かい風になるので、あまり成長は期待できません。また、すでに我々は株式投資で株価下落に対するリスクを取っているので、資産運用会社株を保有することは二重のリスクを背負うことになります。

あまり好きではありませんが、国際分業に免じて配当貴族に含めておきます。

 

 

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アフラック(AFL)分析 https://siegeljiro.com/afl-bunseki https://siegeljiro.com/afl-bunseki#respond Mon, 28 Aug 2017 05:16:11 +0000 http://siegeljiro.com/?p=943 シーゲル二郎です。

今回はアフラック(AFL)を分析していきます。

大丈夫です、あなたが頭に思い浮かべている企業であっています。

 

連続増配…34年

S&P格付…A-

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

???「今はいいよね、アフラックがあるもん。」
鳥  「アフラック!」

白い鳥と黒い鳥が出てくるCMで有名な保険会社です。知らない人はいないと思いますが、参考にホームページを載せておきます。

外部リンク「アフラックダックの部屋

非常に馴染み深い保険会社で、日本企業だと思っていた人は手を挙げてください。

シーゲル二郎(^o^)丿

れっきとした米国企業です。

このグラフに間違いはありません。おったまげーかと思いますが、米国企業なのに売り上げの大半が日本という面白い企業です。

 

外部リンク「医療保険の選び方、比較とおすすめ

日本でのシェアも1位で、上場先がアメリカにある日本企業といっても差し支えません。非常に珍しいですね。

また、がん保険を初めて販売した保険会社でもあります。日本のがん保険契約の8割近くがアフラックで、独り勝ち状態です。

 

リーマンショックでへこんでいますが、すぐ回復しました。その後は横ばいです。

 

2011~2012年は、東日本大震災により保険の重要性が見直され、契約数が伸びたようです。それを除けばあまり成長しておらず、横ばいです。投資CFが少ないので、営業CFが丸々フリーCFになっています。

 

配当性向はほとんど30%を切っており、今後も問題なく増配は継続できそうです。利益は安定しているので、増配率を上げてほしいところです。

 

自己資本比率が低いのが気になりますが、リーマンショックを経験してこの安定具合なので、まぁいいでしょう。ROEは標準的ですが、ブレが少なく好感が持てます。

 

現時点報(2017/8/28)

株価…80.91ドル
PER…11.83倍
配当利回り…2.13%
連続増配…34年

リーマンショックで一時20ドルを切り、現在は80ドルと4倍に成長しています。株の醍醐味でもあり恐ろしさでもありますね。アフラックの場合、業績の落ち込みは少なかったので、完全に金融セクター投げ売りでバーゲンセールだったようです。お買い得でしたね。

現時点でもPERは12倍を切っており、割安かと思います。がん保険に入っている人は合わせてAFL株も買ってみてはいかがでしょうか。

米国に上場する事実上の日本企業であり、とても面白い銘柄です。業績も成長性は低いですが、安定性はそこそこでいい感じです。

ただ、日本は少子高齢化が進んでいるので、契約件数の増加は難しいでしょう。また、日本人は保険にお金を使いすぎだとよく言われており、保険の見直しがプチブームになっています。ライフネット生命などの、ネット販売が増加したのも向かい風です。そのため、7割を占める日本部門の縮小は避けられないでしょう。

また、日本人相手の商売ということは、売上の多くが円であり、我々日本人にとっては通貨分散にならないことも大きなデメリットです。

魅力的な銘柄ではありますが、日本人がわざわざ保有する必要はないでしょう。増配余力自体はたっぷりあるので、配当貴族の一員としてなら十分な資格はあるでしょう。

 

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シンシナティ・ファイナンシャル(CINF)分析 https://siegeljiro.com/cinf-bunseki https://siegeljiro.com/cinf-bunseki#respond Mon, 28 Aug 2017 04:20:34 +0000 http://siegeljiro.com/?p=932 シーゲル二郎です。

今回はシンシナティ・ファイナンシャル(CINF)を分析していきます。

アメリカ大手の損害保険会社です。もちろん金融セクターです。

 

連続増配…56年

S&P格付…BBB

採用インデックス
・米国配当貴族指数
・S&P500

 

連続増配56年の配当王です。リーマンショックを超えて増配を重ねてきた歴史のある企業です。

主な事業内容は、損害保険が中心の保険サービスで、専属代理店での契約が中心のようです。

商品は幅広く、自動車、住宅、生命保険、医療保険、個人年金など一通りはそろっているようです。また、2017年には電化製品保証サービス会社を買収しています。

 

売上は米国のみで、ローカル企業です。仕方がありません。

 

2007年以降急激に落ち込み、また戻ってきています。もう少し過去のデータまで見れればうれしかったですね。

直近では売上、純利益ともに安定しています。

2011年だけ極端にへこんでいますが、保険金の支払いでしょうか。それを除けば、右肩上がりで成長できており、十分安定的です。投資CFが非常に少なく、営業CF=フリーCFとなっており、美しいですね。

2011年は利益以上の配当金を出していますが、一時的なものだったようなので、大丈夫そうです。配当性向は50%強と、金融セクターとしては十分に高く、株主還元意欲は十分です。

 

ROE、自己資本比率ともに横ばいで、いい意味で退屈です。じわじわと利益を上げることができています。

 

現時点情報(2017/8/28)

株価…77.46ドル
配当利回り…2.58%
PER…22.18倍
連続増配…56年

金融セクターとしてはPERは22倍越えと割高です。配当利回りは2.5%を超えており、悪くありません。チャートはリーマンショックでへこんでいますが、立ち直りは早く右肩上がりで美しいです。

うーん、キャッシュフローは非常に美しいのですが、アメリカの損害事業保険では、イメージが全くできません。

また、損害保険のビジネスモデル自体があまり好きではありません。保険全般に言えることですが、みんなからお金を預かって必要な時に返すビジネスは、宝くじのようなものですし、保険金の発生はある程度予測できても完璧ではないですから、計算を誤ると即倒産してしまう危険性があります。

自分でコントロールできない出費があるのは大きなマイナスポイントです。

また、米国内での損害保険会社ということは、米国内で自然災害や大きなテロ事件などが起きたときに保険金が発生することになります。その時には、米国株式市場も混乱しているはずですから、保険金支払いによる減益と、他銘柄の暴落の二重で損失を受けてしまいます。

そのため、損害保険会社(特に米国内の保険引き受け)は、シーゲル二郎はあまり保有したくありません。

損害保険会社としてみれば優秀ですので、配当王としての資格はあるでしょう。

 

 

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