【朗報】ひふみプラスの信託報酬は1.078%より低かった
ひふみ次郎です。
みんな大好きひふみ投信ですが、ほぼ同内容のファンドとしてひふみプラス及びひふみ年金というバリエーションが存在しています。
ファンド名 | 信託報酬 | 販路 |
ひふみ投信 | 1.078% | 直販専用 |
ひふみプラス | 1.078% | 他社販売用 |
ひふみ年金 | 0.836% | DC専用 |
信託報酬だけを考慮すれば、ひふみ年金が最も低コストになっています。
また、直販専用であるひふみ投信については、長期保有することで実質的な信託報酬の割引を受けることができます。
具体的には、5年以上保有すると保有額に対して0.2%・10年以上保有すると0.4%相当の口数をもらうことができます。
つまり5年目以降で0.878%・10年目以降なら0.678%まで実質的な信託報酬は下がることになります。
余談ですが、先日登場したひふみワールドについても同様の制度があり、こちらは5年以上保有で0.1%・10年以上保有で0.25%の還元率となっています。
上記をまとめると、ひふみ年金とひふみ投信については独自の強みを持っているのに対し、ひふみプラスの地味さが目立ちます。
ネット証券等で買える利便性等を考慮しなければ、ひふみ年金やひふみ投信の下位互換といっても過言ではない…とずっと思っていたのですが、大きな勘違いをしていました。
それは、純資産総額に応じて信託報酬が変動するという仕組みについてです。
上記3つの中で唯一、ひふみプラスの信託報酬には以下のようなルールが存在しています。
純資産総額が500億円まで | 1.078% |
500億円を超えた部分について | 0.968% |
1,000億円を超えた部分について | 0.8424% |
つまり純資産総額が多いほど、実質的な信託報酬はどんどん下がっていくという事になります。
ホルダーの方にとっては常識なのかもしれませんが、つみ次郎はちょっと驚きました(笑)
ちなみに10月11日現在、純資産総額は5,811億円となっているのでその数値で計算すると現時点の実質的な信託報酬は0.8735%まで下がり、5年以上保有したひふみ投信(0.878%)やひふみ年金(0.836%)と同等になります。
元々の信託報酬0.1078%と比べて0.2%以上も低くなっています。
もちろん純資産総額の増減によってこの数値も変動しますが、今後も純資産を順調に増やしていくのであれば信託報酬は限りなく0.8424%に近づいていく事になります。
この点を考慮すると、一概にひふみ投信やひふみ年金の下位互換ともいえなくなりますね。
ちなみに、今年の7月には似たような例でSlim先進国株の受益者還元が発動しました。
参考記事…eMAXIS Slim 先進国株式の純資産総額が500億円を突破!受益者還元発動で信託報酬が(若干)引き下げ!
ただしこちらは、基準となる純資産総額を超えたばかりであり、元々低コスト&引き下げ幅も緩やかという状況なので、現時点ではパフォーマンス的な意味合いが強いです(辛)
その一方、ひふみプラスにおいては既に十分な純資産が積み上がっており、目に見えるレベルで信託報酬に良い影響を与えるステージに到達しているといえますね。
アクティブファンドなので信託報酬の安さがそこまで大正義になるわけではありませんが、ひふみ投信やひふみ年金にはない独自の強みですので、うまく差別化できているのではないかと思います。
おまけ
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