理解できない企業には投資しないという傲慢

シーゲル二郎です。

バークシャー・ハサウェイCEOであり、世界一の投資家でもあるウォーレン・バフェット氏の投資哲学に、「理解できない企業には投資しない」という格言があります。

多くの消費者が知っていて、子供にもわかるような商売をしている企業こそ素晴らしい利益をもたらすともいっています。

具体的には、コカ・コーラ(KO)が筆頭です。赤いラベルを見れば、誰もがコカ・コーラだとすぐ分かります。スーパーで隣に無名ブランドのコーラが並んでいても、多くの人は見向きもせずコカ・コーラを選ぶし、お店側も絶対に売れるので仕入れないという選択肢はありません。

消費者の心をつかんで離さないビジネスは、長期間にわたって有利なビジネスができるということです。

他に今まで投資をしてきた企業は髭剃りのジレット、ケチャップのハインツなどがあり、どれも特別なことはしていない誰もが知っている企業です。

そのため、複数事業にまたがり複雑なビジネスを行うコングロマリットや、技術革新が激しいIT企業などを嫌っています。(最近はIBMやアップルに投資しましたが)

そのため、この投資理念に感銘を受けたバフェットモドキたちは、誰もが知っている企業に投資をしています。

例えば、P&Gマクドナルド、ナイキなどです。知名度抜群で何の会社か小学生にも説明できる会社です。

しかし、これらの会社であれば本当に理解できるのでしょうか。理解できない企業には投資しないということは、理解できた企業にだけ投資をするということです。

もちろんビジネス内容は単純明快ですが、その会社の儲け方を理解できているのでしょうか。本当の競合相手や脅威を見抜いているのでしょうか。企業を理解するということを簡単に見ているのではないでしょうか。

バフェット氏はそれを見抜いたうえで、「企業価値より割安である時」のみ購入しています。

個人投資家は、自分の銘柄選定に過信せず、広く分散されたポートフォリオを組まなければなりません。

バフェット氏も、「分散投資は無知に対するヘッジだ」といっています。また、同時に分散投資の大切さも説いています。

ようするに、バフェット氏は遠回しに「投資家のほとんどは無知なんだから分散投資しろ」といっているのです。

この解釈に基づけば、個別株投資なんてしないでインデックス投資をしろというつまらない結論になってしまいますが、個別株であってもインデックスに近い運用は可能です。また、個別株投資家が理解しやすいBtoCの株ばかり買うということは、逆にBtoBの理解しにくい株に旨みが出るということですから、バフェット氏の言葉を都合よく解釈すると市場平均に負けるかもしれませんよ。

理解できない企業には投資しないという傲慢” に対して 2 件のコメントがあります

  1. ユーリ より:

    初めまして。確かに、私自身、商品になじみのあるBtoCの企業を投資家として理解できているかというとかなり難しいです。バフェットの哲学は結構難しいですね。

  2. シーゲル二郎 より:

    コメントありがとうございます。恥ずかしながら私も個別株投資はしていないので偉そうなことはいえないのですが、身近な企業は注目が集まるので、「適正な値段か」を理解するのは難しいと思っています。

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