積立NISAの縛りがえげつない

シーゲル二郎です。

積立NISAがはじまりそうなので、シーゲル二郎流にバッサリ切っていきたいと思います。

皆さんご存知かと思いますが、投資家の尊厳を踏みにじむ代わりに非課税という甘い餌をばらまくお役人らしい制度です。

シーゲル二郎の寿命は残り3か月ちょいしかありません(笑)

 

真面目に話すと、積立NISAは年間40万円まで20年間非課税で運用できる制度です。選べる商品は投資信託とETFがありますが、実質投資信託しか選択肢はないです(きっぱり)

現行NISAは年間120年だけど5年間しか非課税ではないので、やっとこのポンコツ制度に勝る制度が爆誕したといえます。ですが、その縛り具合がえげつないので紹介します。

積立NISAでは、お役人が決めた優良らしい商品しか購入することしかできません。こう書くと怪しいですが、実際超優良商品ばかりです。

具体的には、インデックス投資で信託報酬安い優等生がずらずら並んでいて、教科書通りのつまらないメンツばかりです。

もちろんNYダウや米国配当貴族指数なんて変態は混ざっておりません。(かろうじてS&P500は入れた)

なので、シーゲル二郎としては、ぜひとも門を広げてほしい所存ではありますが、そうは問屋が卸さないでしょう(´;ω;`)

さらに、積立NISAではもう一つ大きな縛りがあります。

出典「金融庁」

お役人によるお触書です。赤い部分に注目してください。簡単に説明すると、「債券や不動産だけはダメよ」ということです。

ようするに積立NISAでは、「株式単体」と「株式含むバランス」しか認めないということです。

もし投資の教育という意味であれば、株式+債券の分散投資などを各自でやらせるべきではないでしょうか?(もちろんバランスファンドの選択肢は用意して)

この方法であれば、どんなバカでも株式中心の分散投資が可能なので、新設設計ではあります。

しかしこれは、ママチャリに強制的に補助輪がついているようなもので、国民をバカにしているとしか言えません。

多くの投資初心者の入り口が広がるのは歓迎できますが、もうちょっと緩くてもよかったのではないでしょうか?NYダウや米国配当貴族のようななんちゃってインデックスファンドが省かれるのは許せますが、さすがに債券ファンドみたいな存在まで省かれるのは少しやり過ぎかと思います。

国民の資産運用の成功には貢献できそうですが、資産運用スキルの勉強には使えない制度だといっても過言ではありません。最初の下落相場が来た時に、どれだけの国民が解約するかが見ものですね。

シーゲル二郎はこんなふざけた制度は一切利用します(笑)

非課税という甘い誘惑に勝つことはできないのです・・・

参考記事 積立NISA「投資理念を捨てる覚悟はあるか?」

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