投資信託は必ず無分配型にしろ!
シーゲル二郎です。
投資信託には、配当金を出すタイプと出さないタイプがあります。シーゲル二郎は、配当金を出さない無分配型を強く勧めます。(そもそもこのブログで話す投資信託の話題は、無分配型を前提で話をしています。)
まず、投資信託最大のメリットは、配当金に課税されることなく再投資ができるということです。
しかし、配当金を出すタイプなら、出た時点で課税されるので、最大のメリット潰すことになります。配当金としてもらった金額を再投資しても、税金20%を引かれた残り80%しか再投資できません。
あなたがこれから資産を増やしていきたい人なら、必ず無分配型にしてください。配当金を別の金融商品に投資したいという人もいるかもしれませんが、だったら配当金が出る上に信託報酬が安いETFを買ったほうがいいです。資産形成期の人にとって、配当金が出る投資信託の存在意義はほぼゼロです。
かといって、配当暮らししたい人に向いているかというと、それも微妙です。配当金を期待するなら、まとまった投資資金があるはずで、素直にETFを買えるはずです。
特に年寄りに人気が高いのが、毎月配分型と言って、毎月律儀に配当金を出す商品があります。これでは配当金の福利効果も何もなくなってしまいます。
また、毎月配分型では、信託報酬が異常に高かったり、高い配当金を無理やり維持するためにタコ足配当をすることが多くあります。ようするに、上辺だけの配当金だけに注目させるインチキ商品がほとんどということです。
金のなる木を買ったと思ったら、いつの間にか木が枯れていた、なんてことになりかねません。
もし定期的に配当金をもらいたいなら、素直に高配当ETFでも買っていたほうがいいです。退職金みたいなまとまったお金ならば、購入もしやすいでしょう。
とはいえ、ETFの売買(特に海外ETF)は複雑で分かりにくいですから、「タコ足じゃない高配当投資信託」という微妙なところにビジネスチャンスが眠っているかもしれませんね。
楽天さん、楽天VYMを無分配・毎月配分の2パターンで出せば大儲けできますよ。
日本の現状では、配当金を出す投資信託を選ぶ理由はほぼないといえます。
シーゲル二郎は、米国配当貴族指数に連動する投資信託を保有しています。米国の株式のうち、25年以上連続族で増配している企業だけに投資をしているので、基本的には毎年配当金が増加していく楽しみがあります。
ですが無分配型なので、実際には配当金をもらうことはできません。普通の人が考えたら、「連続増配でも配当金もらえないなら意味ないじゃん」と思うかもしれませんね。
※シーゲル二郎が職場で実際に言われたセリフです。