「資産運用で99点をとる方法」を読んだ感想

つみたて次郎です。

資産運用に関するとあるネット記事がバズっていましたので紹介します。

外部リンク…普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方

金融に携わるプロでもなく、つみ次郎のような金融系ブログを書いている人でもなく、ソフトウェア・エンジニアの方が書いた長文です。

「必要な記事を1ページにまとめる」というコンセプトの通り、これだけで資産運用に関する基礎知識から具体的なポートフォリオの組み方まで知ることができる素晴らしい内容になっています。

確かに1ページで完結する資産運用の説明書的な記事はあまりないので、一周回って新鮮な感じがしますね。

また、テキストとシンプルな図のみで構成されており、つみ次郎としてはかなり読みやすかったです。

一応、当ブログもテキストを中心に最小限の図(と広告)のみでやらせていただいています(唐突な宣伝)

書いてある内容については同意できるものばかりですが、その中で特に秀逸だった点・気になった点について考察していきたいと思います。

 

具体的な推奨ファンド

元記事では信託報酬が安い&時価総額加重インデックス投信の具体例として、以下のファンドを紹介しています。

 

・eMaxis Slim 米国株式 (S&P500)
・eMaxis Slim 全世界株式
・SBI バンガード S&P500
・楽天・全米株式インデックス・ファンド (楽天 VTI)
・楽天・全世界株式インデックスファンド (楽天 VT)

 

もはや説明不要の鉄板銘柄達ですね。

具体的な金融商品を挙げてからその理由等について説明が続いているので、情報が整理整頓されていて非常に分かりやすいです(流石エンジニア!)

その中であえて重箱の隅をつつくようなツッコミを2ヶ所させていただくと、

 

①「eMaxis」ではなく「eMAXIS」

②eMAXIS Slim 全世界株式は(除く日本)「3地域均等型」「オール・カントリー」の3種が存在するので明記したほうがより親切(おそらくオール・カントリーを指していると思われる)

 

というところが気になりました笑(①に関しては本当にどうでもいいツッコミ)

投資クラスタゆえに気が付いてしまうという悲しい性です(辛)

 

現金:リスク資産のスライダー

「アセットアロケーションは現金とリスク資産の比率で調整しろ!」という王道すぎる内容が話の中核となっていますが、そのイメージとして挿入されているスライダーが視覚的にイメージしやすく好印象でした。

 

現金

リスク資産

※バーが長すぎますが気にしないでください。

元記事の中で一番評価したい部分かもしれません(笑)

スライダーをどのようなタイミングでどのくらい動かせばいいか?という具体例もいくつか挙げられていて分かりやすいです。

つみ次郎は現在リスク資産にほぼ100%ぶちこんでいるので説得力がありませんが、資産運用というのは自分が取れるリスクを見極めてこのスライダーを(前後)左右に動かすゲームですので、最も重要な視点と言っても過言ではありません。

参考記事…投資と貯金は似たような概念である
参考記事…「投資は余剰資金で」とはいうのに「貯金は余剰資金で」とはいわない不思議

 

 

ドルコスト平均法と株の売却

元記事では具体的な投資状況の例がたくさんでてきますが、その中で特に秀逸だったのがドルコスト平均法に関する考察で登場した以下の2パターンです。

 

①1000万円分の「現金」を手に入れた場合
②1000万円分の「株式」を手に入れた場合
※それぞれ一部文言を訂正・改変しています。

 

①に関しては「まとまったキャッシュが手に入ったら一括投資orドルコストで積立投資」みたいな話で良く登場しますが、②に関しては非常に珍しいシチュエーションな気がします(株を贈与・相続した等)

①のケースでは「暴落が怖いから少しずつ積立しよう!」といった結論に結びつきやすいですが、それを②に置き換えると「暴騰が怖いから少しずつ売却しよう!」という違和感のある結論が出てしまいます。

ようするにドルコスト平均法というのは現金→リスク資産という一方通行な投資手法に過ぎず、リスク管理という面では危うい考え方であるとつみ次郎は思います。

 

1ページで完結するのは素晴らしい

元記事のたった1ページを読めば、タイトル通り資産運用で99点が取れる…というのはちょっと大げさかもしれませんが、80点くらいの合格点は誰でも取れることが理解できるのではないでしょうか?

ちなみに文字数を1文字ずつ手で数えてみたらなんと20,213文字もありました!

※手で数えたは嘘です。

ちなみにこの記事は2,094文字なので、約10倍のボリュームです(笑)

文字数は長いですが要点は簡潔にまとめられていますので、そこまで長くは感じませんでした。

当ブログも断片的に情報が散見している部分もありますので、反省しつつまとまりのある記事作りを心掛けていきたいところです(猛省)

これから投資を始める方は必見ですので、元記事もぜひご覧ください!

 

外部リンク…普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方

 

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