楽天・バンガード・ファンドの一部が信託報酬引き下げ【VT・VWO・バランス】

つみたて次郎です。

楽天・バンガード・ファンドシリーズを運用する楽天投信投資顧問㈱より、一部投信の信託報酬引き下げが3月4日に発表されました。

外部リンク…「楽天・バンガード・ファンド」シリーズ実質的にご負担いただく運用管理費用の引き下げについて

ファンド名※ 変更前 変更後
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.222% 0.212%
楽天・新興国株式インデックス・ファンド 0.252% 0.232%
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型) 0.240% 0.233%
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型) 0.252% 0.247%
楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型) 0.264% 0.261%

 

出典「楽天投信投資顧問

間接的に保有しているバンガードETFの信託報酬引き下げに伴い、自動的に楽天バンガード投信の信託報酬も引き下げられるといういつもの流れです。

ちなみにバンガードは去年12月にETFの引き下げを発表し、2月27日より引き下げを開始しています。

参考記事…【VT・VWO】バンガードETFの信託報酬が引き下げ【VOOV・VYMI】
外部リンク…バンガードETF®経費率改定のお知らせ(米国時間2月27日付)

今回楽天がプレスリリースを出したのは3月4日となっており、毎回若干遅れて発表されるのはちょっと気になります(笑)

まぁ単にいつ発表するかの話であって、2月27日以降は低い信託報酬が適用されている以上保有者に不利益は特にないですけどね。

 

バンガードETFの信託報酬引き下げに伴い自動的にコストが安くなるというのが楽天バンガードの強みでもありますが、元々のETFが超低コストであるため、差分で見れば0.01~0.02%という数値になってしまいます。

また、引き下げ合戦が激化する現在では、ETF以外にかかる信託報酬0.132%も手放しで安いとは言えなくなっています。

例えば楽天・全世界株式インデックス・ファンドの信託報酬は0.212%となりましたが、その内訳は以下の通りです。

・委託会社…0.055%
・販売会社…0.055%
・受託会社…0.022%
・ETF(VT)…0.08%

このうちETF以外の3つを足すと0.132%となります。

これは、同じ全世界株式インデックスファンドとして競合となるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(0.1144%)やSBI・全世界株式インデックス・ファンド(0.1102%)の信託報酬を超えてしまっています。

極端なことを言えば、VTの信託報酬が仮にゼロになったとしても勝てないということです。

楽天バンガードシリーズの設定当初から出ていた話ではありますが、投資元ETFの信託報酬に対してその他でかかる信託報酬が高すぎる…という印象がだんだん強まっている感じですね。

つみ次郎はどちらかといえば楽天バンガードのコスト設計に肯定的な立場でしたが、競合に遅れをとっている現状を考えれば、ずっと維持してきた0.132%(増税前は0.1296%)にメスを入れる時が来ているではないでしょうか?(フラグ)

今回VTIは引き下げられなかったため、つみ次郎が保有している楽天・全米株式インデックスファンド(0.162%)に影響はありませんでしたが、競合となるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(0.0968%)やSBI・バンガードS&P500インデックス(0.0938%)に大きな差をつけられていますので、つみ次郎のためにも引き下げを検討していただければと思います(土下座)

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楽天パンダ次郎

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