楽天・バンガード・ファンド4月分レポート
つみたて次郎です。
毎月1回のお楽しみ、「楽天バンガード」の月次レポートまとめです。
いつも通り下記4商品について確認していきます。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
→FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)
→CRSP USトータル・マーケット・インデックス
楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天VWO)
→FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)
→ FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
楽天VYMが今年1月に発表されて以降、長らく動きのなかった楽天バンガードでしたが、それらしき新商品が出たのは記憶に新しいです。
参考記事「楽天・インデックス・バランス(DC年金)分析」
とはいえ、上記4種類とは明確にコンセプトが違っていますので、シリーズとしての楽天バンガードの5番目であるかどうかは微妙なところです。
いずれにせよ、今後の商品展開は緩やかになっていくものと予想します。
4月における各ベンチマークとファンドのリターンは次の通りでした。
略名 | ファンド | ベンチマーク | 指数との乖離 |
楽天VT | +3.8% | +4.0% | -0.2% |
楽天VTI | +4.1% | +4.1% | 0% |
楽天VWO | +0.2% | +0.6% | -0.4% |
楽天VYM | +3.9% | +3.9% | 0% |
米国株オンリーである楽天VTIと楽天VYMはピッタリです。
いずれも米国籍ETFなので、三重課税問題を除けば運用難易度はそれほど変わらないはずなのですが、楽天VTと楽天VWOがズレ続けているのは非常に気になります。
つみたて次郎は楽天VTIとほんのわずかな楽天VYMしか保有していないので大勝利ということですね(投信ジョーク)
過去の乖離幅を一覧にまとめてみます。
略名 | 10月乖離 | 11月乖離 | 12月乖離 | 1月乖離 | 2月乖離 | 3月乖離 | 4月乖離 |
楽天VT | -0.8% | -0.2% | 0% | -0.2% | -0.1% | +0.5% | -0.2% |
楽天VTI | -0.5% | 0% | -0.1% | -0.1% | -0.1% | 0% | 0% |
楽天VWO | (未発売) | -1.3% | +0.6% | -0.2% | -0.9% | +2.1% | -0.4% |
楽天VYM | (未発売) | (未発売) | (未発売) | -0.9% | 0% | -0.2% | 0% |
並べてみると、楽天VTIの安定具合が驚異的です。あくまで楽天投信投資顧問が出したレポートですので検証は必要ですが、少なくともこの4種の中では指数へのトレースがうまくできているということになります。
また、この4種は海外ETFを買付するだけなので、指数との乖離は気にしなくてよいという意見もあります。(ETFそのものが指数と乖離する要因であるため)
指数との乖離よりも、運用管理費用がかさんでいないかを心配していたほうが良いのかもしれません。
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インデックスの騰落率が4.0%
VT自体の4月騰落率が3.82%
楽天VTの騰落率が3.80%ですので
VT自体が乖離しているだけで、楽天VT自体はVTにうまく追従できてます。
情報提供ありがとうございます。
ETF自体の乖離幅についても考えていく必要がありますね。