【悲報】楽天ハッピープログラムが改悪。投信15種毎日積立のメリットが消滅
つみたて次郎です。
楽天証券でつみたてNISAをやる場合、任意の投信15種を毎日積立することでポイントがザクザク得られる裏技がありました。
参考記事…【楽天証券】つみたてNISA×毎日100円積立×投信15種で3%のポイント還元を得る方法【楽天銀行】
楽天銀行では取引件数に応じてポイントを得ることができるため、それを最大限活用した方法です。
投信積立による銀行引き落としのたびに3ポイントもらえるので、
投信15種×毎営業日(月20日程度)×3ポイント=900ポイント
これだけのポイントを毎月得ることができます(1ポイント=1円相当)
100円積立ならば必要資金は毎月30,000円で、つみたてNISAの上限に近いのも何か運命を感じます(フラグ)
投資額に対する還元率では3%という破格の水準を誇ります。
つみ次郎は実践していませんでしたが、投資クラスタではそこそこ有名な方法で、この仕組みでポイントをザクザク荒稼ぎしていた人も結構いました(過去形)
ハッピープログラムの改悪
ここまでは前提知識で、ここからが本題です。
上記のポイント還元システムの基礎となっているのは、楽天銀行が提供する「ハッピープログラム」という制度です。
そして先日6月13日、そのハッピープログラムに関して改悪が発表されてしまいました。
外部リンク…ハッピープログラムの対象、取引件数のカウント条件および、ポイントの獲得条件変更 に関するお知らせ
具体的には、毎月の取引回数としてカウントされる上限が次のように変更されました。
旧…毎日15件まで
新…毎月3件まで
なんだ還元率5分の1になるのか…と一瞬思いましたが、よく見るとそんなレベルの話ではありません。
前述したとおり、これまでは毎月900ポイント前後の還元が期待できましたが、これからは同じことをしても毎月9ポイント(3件×3ポイント)しか得られないということになります。
ポイント獲得数上限が100分の1になっており、事実上この裏技は使えなくなってしまったといえます。
毎月300円だけ投資する人なら還元率3%をキープできますが、ほぼ意味のない考察です(笑)
一部のユーザーからは悲鳴の声
この裏ワザを実践していた人は結構いたようなので、ブログやツイッターでは「改悪辛い」という声をたびたび見かけています(つみ次郎調べ)
この方法は非常に優秀である反面、楽天にとっては想定外の活用法であり、ポイント付与によるダメージも決して小さくないといえます。
全体の取引件数が増えるのも何らかの負担になっている可能性もありますね。
あくまでポイント還元というのは民間企業の販促活動に過ぎないので、今回のような改悪も起こりえますし、むしろ楽天の立場を考えれば正しい決断だったのではないかと思います。
投資クラスタ界隈でそこそこ認知されてしまっていたことも、楽天は把握していたのかもしれません。
ほんのわずかではありますが、この裏ワザを広めてしまった者の1人として強く反省しているところです(棒読み)
これまで裏ワザをやっていた人のポートフォリオには、第1候補ではない投信が大量に存在している人が多いのではないかと思います(投信が15種も必要な人は少ないため)
ある意味この裏ワザは「余計な投信を抱える代わりにポイントを得る」という方法でしたが、今後はそのデメリットのみが残り続けることになってしまいます。
今回の改悪のせいで中途半端に残ってしまった投資信託のことを、親しみを込めて「投信デブリ」と呼ぶことにしましょう(煽り)
楽天カード決済との兼ね合い
楽天関連のポイント還元サービスとして、ハッピープログラムの他に「楽天クレジットカード決済」が有名です。
参考記事…楽天カードで投信の積立が可能に!ポイント還元1%分もしっかり再投資可能!
こちらは毎月5万円まで楽天カード(クレカ)で投信積立が可能で、ポイント還元率は1%となっています。
ハッピープログラムの裏ワザによる還元率3%(元)には遠く及びませんが、1%でも他社と比較すれば圧倒的な還元率となっています。
これまで裏ワザを優先して投信積立していた人は、今後は楽天カード決済に流れるのではないかと思います。
とはいえ元々併用していた人もいるようなので、その場合は特に辛いですね。
今回残念ながら裏ワザが改悪されてしまいましたが、楽天カード決済は次の2点で優位性があります。
①楽天が想定する正しい活用法で1%の還元
→ユーザー動向による改悪・廃止リスクが低い
特に工夫せずとも1%の還元を得ることができ、楽天もそれを全面的にアピールしているため、利用者数が増えるほどお互いがWin‐Winになります。
なのでもし改悪したとしても1%→0.5%のような、十分実用に耐えうる範囲になると思っています。
②積立する投信を変更する必要がない
→制度の改悪・廃止に伴う悪影響が小さい
万が一制度が改悪・廃止されても、投信の積立方法について工夫する必要がないのでデメリットが残ることはありません。(せいぜい利用している間は毎月1日積立を強制されるくらい)
むしろポイント還元ゼロでも、クレジットカードで決済されること自体に価値があるのでそのまま継続してもよいレベルです。
楽天カード決済は本来の正しい利用法&従来に近い積立方法という安心安全仕様なので、改悪・廃止にあまり怯えなくていいというのは素晴らしいですね。
とはい1%の還元率は破格なので、改悪・廃止の可能性そのものは十分あり得る点には注意が必要です。
ポイント還元を過信しすぎない
今回の改悪で、企業サービスというのは頻繁に変更されるということを再度認識させられることになりました。
これまで裏ワザを使っていた方にとっては残念ですが、幸い投信積立時にポイント獲得という目的は達成されているので、十分メリットは享受できたと前向きに捉えるしかないでしょう。
実際、管理の手間を無視すれば還元率3%を得られたのは間違いありませんからね。
ただ、今後類似の裏ワザが発見されたときに、懐疑的な目を向けられることになるようになりそうですね。
つみ次郎は、2018年分についてはSBI証券でつみたてNISAを利用していましたが、楽天カード決済をきっかけに2019年分から楽天証券に変更しています。
つみたてNISAで積立した投信は移管できないので、現在SBI証券と楽天証券の2つにまたがっている状態になっており、本来好ましいとは言えません。
これもある意味ポイント還元に吊られているような状態ですが、前述したとおり楽天カード決済はデメリットの少ない制度なので、万が一廃止になっても問題ありません。
また、投信積立を考えた際にベストとなる証券会社はほとんどの時期でSBI証券or楽天証券になっているので、この2つの間を行き来する分には全く気にしていません。
ようするに、最初からこの2つの証券会社については併用する前提ということですね。
逆に、この2つを凌駕するようなポイント還元サービスがその他の証券会社(松井やマネックス等)から登場したらかなり悩むことになりそうです(つみたてNISA口座が3つ以上にまたがってしまうため)
いずれにせよ、各社のメリットを享受しつつ、管理が複雑になりすぎないように立ち回っていきたいと思います。
ポイント還元サービスと利便性は大抵相反する要素ですので、どの程度重視するかはしっかり考えておきたいですね。
参考記事…つみたてNISA×楽天証券×楽天カードで資産運用を始めよう!
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デブリ次郎
ガハハハハ!ヤラれました(笑)
まあ、何か怪しいと思っていたけど早過ぎ~
カードのポイント付与もその内無くなるでしょう(諦め)
本当に…デブリどう処理しようか悩む~
本来ならslim全世界1本で充分だからね。
>>とっつぁん様
残念な結末でしたね…。
カードのポイント付与はまだまだ耐えてほしいです(笑)