【書評】お金が増える米国株超楽ちん投資術

つみたて次郎です。

たぱぞう氏著「お金が増える米国株超楽ちん投資術」を読んだので感想文です。

お金が増える 米国株超楽ちん投資術

タイトルや表紙に書かれている像のイラストなど、全体的にゆるふわ感が漂っていますが、初心者向けながら結構踏み込んだ内容になっています。

 

出典「お金が増える米国株超楽ちん投資術」

目次もかなり細かく具体的に分かれており、本書全体的にも文字多め・密度高めと読み応えのある仕上がりになっています。

その中からつみ次郎が気になった部分について感想をまとめてみたいと思います。

 

年代と株式比率

第6章の「年代別オススメのポートフォリオ」では、具体的な目安として以下のような比率が提案されています。

 

・20代~30代…株式7、債券もしくは現金3
・40代~50代…株式5、債券もしくは現金5
・60代以降……株式3、債券もしくは現金7

 

若いうちは株式比率を高めて、徐々に低くしていくという王道パターンですね。

また、リスク許容度の高い人に対しては、以下のような見解も述べています。

10年、20年と長期で保有でき、一時的に値下がりしてもストレスにならない人は株式に集中するのもありだと思います。特に投資額が限られ、つみたてNISAとiDeCoのみで投資、という資産規模の場合、株式100%でリスクを取りに行かないと、資産額がなかなか増えないというジレンマに陥ります。
出典「お金が増える米国株超楽ちん投資術」

つみ次郎の投資方針そのまんまですね(笑)

ちなみにつみたてNISAとiDeCoのみとさらっと書かれていますが、サラリーマンであれば毎月5~6万円くらい投資している計算になりますので、それなりに高いハードルです。

資産規模の小さいうちは、債券でリスクを抑える…というのは遠回りなのかもしれません。

 

米株投信の配当課税について

本書全体を通して、具体的な金融商品を例に挙げた解説が多いです。

その中で驚いたのが、投資信託における配当金への課税について考察されていた点です。

たとえば米国株に投資する投資信託を1万円買ったとします。その投信に300円相当の配当(実際にはドルベース。以下、同)が入った場合、源泉徴収課税で10%(30円)が米国で引かれます。この場合の現地課税分は、確定申告(外国税額控除)で取り戻すことができません。

国内受取の時点で、300円から30円の現地課税を引いた270円が残ります。この270円分が分配されれば、今度は日本でさらに約20%の税金がかかります。
しかし投信が分配金を出さず、無分配とした場合は、270円に対する課税はありません。課税されずに元本に組み込まれて運用される、というわけです。
出典「お金が増える米国株超楽ちん投資術」

いわゆる投資信託の配当課税繰り延べメリットについて解説された文章ですが、こうして文字で伝えようとするとなかなか複雑ですね。

分配しすぎるファンドがダメという話は初心者向け投資本でも定番の話題ですが、逆パターンの視点で解説するだけでなく、具体的な課税額等について例を出しているのは非常に珍しいです。

というかこの話を投資本で見たの初めてかもしれません(笑)

 

 

個別銘柄ポイント10箇条

本記事では、ETFや投資信託を活用したインデックス投資だけでなく、個別株についても具体的な選び方・推奨銘柄等についても広く考察されています。

その中で、「個別銘柄を選ぶポイント10ヶ条」が載っていたので紹介します。

・売り上げは減っていないか
・売り上げ利益率(業態によるが40%以上)は低すぎないか
・営業利益率(業態によるが20%以上)は低すぎないか
・配当性向(50%以下)は高すぎないか
・自社株買い(基準は10年で1割)をしているか
・EPSは下がっていないか
・営業CF、フリーCFが下がっていないか。
・配当目当てならば、緩やかながらも増配しているか
・持続可能なビジネスモデルか
・ROEは低すぎないか
出典「お金が増える米国株超楽ちん投資術」

1つだけ末尾に「。」がついているのが気になります(おそらく誤字)

この手の初心者向けの本としては、かなり細かい部分にまで触れていると思いました。

残念ながら、項目ごとの詳しい解説までは載っていませんでしたが、広く浅くチェックポイントを知ることができるというのは、これから米国株デビューを考えている人にとってはよい取っ掛かりになりそうです。

 

密度の高い投資本

個人ブロガーが著者の投資本は、基本的に初心者向けのゆるふわ仕様になることがほとんどですが、本書はそのゆるふわ感を残しつつ、情報量が多く密度の高い仕上がりとなっています。

また、第1章は『たぱぞうの「お金の履歴書」』となっており、自身の体験談から話がスタートしています。

たぱぞう氏は初任給全額を株式にぶちこんでしまうくらい投資に対する抵抗がなかったとのことですので、最初からガンガン投資トークが始まっています。

「〇〇をきっかけに投資の事を知った」「△△で投資の必要性を実感した」みたいな定番の話はほとんど出てこないので、ある程度投資の知識や必要性について知っている人におすすめしたい本だと思いました。

そういった意味では、同時に出版された寝ながら稼げるグ~タラ投資術とうまく差別化されていますね。

 

 

グ~タラ本は文字が比較的大きめで、解説図等も多くなっており、より初心者向けに見えます。

やはりグ~タラ本→超楽ちん本の順番で読むのがベストという事でしょう(確信)

 

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つみぞう🐘

 

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