【朗報】SBI証券のiDeCoが一時金受取(一括受取)と年金受取(分割受取)の併用が可能に!
いでこ次郎です。
SBI証券より、良いニュースが届きました。
外部リンク…iDeCo(個人型確定拠出年金)30万口座突破及び受給時の併給に関するお知らせ ~『一時金受取』と『年金受取』の併用が可能に!~
これまでSBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)では、60歳到達後に資金を引き出す方法が一時金受取or年金受取のどちらか選択制となっており、かなり融通が利かない状況でした。
しかし2020年3月請求分より、一時金受取と年金受取を併用することが可能になりました。
楽天証券・マネックス証券・松井証券といった主要ネット証券は併給可となっていましたので、iDeCoにおけるSBI証券の弱点が1つ消えた形になります。
参考記事…4大ネット証券の確定拠出年金受け取り方法について比較
併給するメリット
一時金受取(一括受取)と年金受取(分割受取)を併用するメリットは、大きく分けて2つあります。
まず1つ目は、税制に合わせた有利な受給プランを立てられるという点です。
一括で受取る場合、退職所得扱いになるため退職所得控除との兼ね合いが重要になります。
iDeCo運用額<退職所得控除になれば一括で受取っても全額非課税となりますが、会社からもらう退職金が多かったりすればはみ出してしまう可能性は高いです。
また、分割で受取る場合、年金所得扱いになるため公的年金等控除に関係してきます。
なので退職所得控除に収まる分を一括受取→残りを分割受取というのが基本になると思います。
併用できないと、上記のつょつょムーヴがそもそもできなくなってしまいますからね(笑)
そして2つ目は、シンプルに自分のペースで資金を引き出せるという点です。
退職所得控除や公的年金等控除に余裕がある場合、早めに資金を引き出したい場合は一括受取・できるだけ遅くしたい場合は分割受取を選択すればよいですが、一部を引き出して残りはしばらく運用したいという人も多いと思います。
iDeCoの加入期間は原則60歳までですが、分割受取をすれば実質もっと長い期間非課税で運用できますからね。
仮に20年分割ならばなんと80歳までiDeCoのメリットをしゃぶりつくすことができます。
60歳になったらiDeCoを全額引き出して豪遊したり、高配当株や不動産なんかを買いたいとかなら話は別ですが、基本的に60歳到達時点で必要な資金以外はそのままiDeCoに残しておくのが得策だと思っています。
その気になれば引き出せるiDeCo口座というのは最強ですからね(笑)
上記2つのメリットを考慮すれば、多くのiDeCo利用者が一括受取と分割受取を併用することになるのではないでしょうか?
SBI証券のiDeCoに追い風…?
現時点でも広く支持を得ており、なんとあの有名なつみたて次郎さんも利用しているSBI証券のiDeCo…唯一といっていい弱点も消えてしまった今、もはや無敵といってもいいんじゃないか?(きんに君風)
と言いたいところですが、そこまでiDeCo界隈に影響を与えることはないでしょう。
仮にSBI証券がずっと併用不利だったとしても、60歳になる直前に他社iDeCoに乗り換えすれば問題は解決できますからね(手数料やタイムラグには注意)
併用不可が問題になるのは60歳以降の話であって、それ以前には何も関係ありません。
それゆえ、シンプルにラインナップに優れたSBI証券が支持を集めるのは当然の結果と言えます。
また、iDeCoを加入をする段階で「SBI証券は併用できないから〇ソダサい!」みたいに考える人はほぼいないと思います。
つみ次郎も加入してしばらくしてから知りました(辛)
なので今回のニュースは、既存のSBI証券iDeCo利用者にとってはささやかな朗報となりますが、これからiDeCoを加入する人に対するアピールポイントとはならないような気がします。
まぁ元々SBIが業界1位なので、あまり意味のない考察でもありますが(笑)
業界リーダーであるSBI証券の数少ない弱点の1つだったことは間違いないので、その穴を埋めてきたというのは素直に評価したいと思います。
今日の一言
iDeCo受給権獲得まで残り35年…もうだめぼお
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いでこ次郎