つみたてNISAの平成30年6月末時点利用状況が発表されました
つみたて次郎です。
金融庁より、NISAに関する調査結果が発表されました。
外部リンク「NISA口座の利用状況口座(平成30年6月末時点)」
こんばんワニーサ❗️
本日、NISA口座の利用状況調査の結果が金融庁HPにアップされたよ!✨
平成30年1〜6月に開設されたつみたてNISA口座数は、約69万口座🌸#つみたてNISA の口座数は、特に20代の伸び率がup😳‼️
若い世代につみたてNISAが広がっているようで嬉しいな🎶https://t.co/a6CBjDPxWR— つみたてワニーサ (@Wa_nisa_FSA) 2018年10月12日
つみたてNISA・一般NISA・ジュニアNISAにおける口座数や買付額などについてまとめられています。
今回はつみたてNISAに焦点を当てて考察していきたいと思います。
目次
つみたてNISAと一般NISA
平成30年度からスタートしたつみたてNISAは、同年度内では一般NISAと併用することができず、どちらか一方を選択することとなります。
つみたて次郎の様に今年から一般NISA→つみたてNISAに切り替えた人も多数いますが、それでもまだまだ一般NISAが主流となっています。
つみたて | 一般 | |
口座数 | 69万口座 | 1,128万口座 |
買付額 | 305億円 | 14兆円 |
参考資料「金融庁」、数値は概数
平成30年度6月末時点では、口座数では16倍以上・買付額では46倍以上の差がついています。
今後は少しずつ差は縮まっていくと思われますが、互角になるまではまだまだ先の話になりそうです。
また、伸び率に大きな違いはありますが、3月末と比較すると一般NISAも口座数及び買付額を増加させており、NISA制度全体の普及が少しずつ進んでいる状態です。
つみたてNISAの普及具合
前回の調査は平成30年3月末時点なので、6月末までの3か月間の動きを知ることができます。
3月末 | 6月末 | |
口座数 | 51万口座 | 69万口座 |
買付額 | 111億円 | 305億円 |
参考資料「金融庁」、数値は概数
3ヶ月で口座数は約1.4倍・買付額は約3倍になっています。
口座数に対して買付額の伸び率が非常に大きいですが、つみたてNISAは原則として積立投資向けにデザインされているので自然な流れといえます。
あり得ませんが今後口座数が一切増えないとしても、買付額は比例して増えていくことが予想できます。
6月末で300億円なので、12月末時点では600億円を超えるのはほぼ確実でしょう。
ただし今年中に大暴落が発生し、積立をやめてしまう人が多数出てこないというのが前提ですけどね(笑)
ちなみにつみたてNISAは積立投資を前提に設計されていますが、実は一括投資をすることも可能です。
参考記事「つみたてNISAで一括投資という裏ワザ」
制度に合わせて投資方針を変えるのではなく、投資方針に合わせて制度をうまく使いこなしていきたいですね。
つみたてNISAの普及は来年以降か?
個人的には、一般NISAは投資に詳しい人向け・つみたてNISAはその他の人向けというイメージを持っており、NISAの主流にするべきはつみたてNISAだと思っています。
現時点で活用されてない一般NISA口座も多数存在しており、つみたてNISAに切り替えたほうが有益な人も相当数いるでしょう。
そのためつみたて次郎はつみたてNISAの普及を推し進めていきたい1人なのですが、正直なところ今年度中に大きく利用者が増加することはないでしょう。
逆に、来年度以降爆発的に利用者が増える可能性は十分あり、その理由は以下の2点です。
様子見していた投資家の切り替え
つみたてNISAは平成30年度から始まったばかりで、一般NISAの切り替えは原則年度ごとです。
迷ってはいるけどとりあえず今年は一般NISAという方がかなりいるのではないかと思います。
今のところつみたてNISAそのものによる不具合等はなく、来年からはつみたてNISAにしようかなという人も多数いるのではないでしょうか?
平成26年度一般NISA枠が終了する
つみたてNISAがスタートしたのは平成30年(=2018年)ですが、一般NISAも平成26年(=2014年)とまだまだ最近です。
一般NISAの非課税期間は5年なので、ちょうど平成26年度に投資した枠が今年で終了になります。
リスク資産での運用を継続する場合、どのように運用するかを考えていく必要があります。
・特定口座でそのまま保有
・一般NISAでロールオーバー
・いったん売却して別商品に振替
基本的にはこの3択となります。特に投資額が上限の120万円ギリギリだった人の場合、ロールオーバーするとかなり有利になるのではないかと思います。
そして今後は、「一旦売却してつみたてNISAに振り替える」という第4の選択肢が登場します。
これは一般NISAを今まで活用していたけど、上限120万円には到底届かない投資額という人にとってとても有力です。
その場合はロールオーバーしても旨みが少ないので、つみたてNISAに振り替えたほうが有利になる可能性が高いです。
この場合、年初時点でまとまった資金を保有していることになるので、つみたてNISAで一括投資が現実的になってきます。
ちなみにつみたて次郎も平成26年に投資した一般NISAがそれなりに育っているので、いずれかの選択肢を取る必要があります。
つみたてNISAの今後はどうなる?
上記で挙げた理由2つについては、「一般NISA→つみたてNISAに切り替える人が増えるかも」くらいの話に過ぎません。
実行に移すのはごく一部の人だけかもしれませんし、もしかしたら予想よりはるかに多い人がつみたてNISAに切り替えするという可能性もあるかもしれません。
いずれにせよ、つみたてNISAの運命が決まるのは来年以降になりそうです。
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つみたて次郎
こんばんは。
初カキコです。
積立NISA。まだやってませんが興味はあります。来年からやろうかな位に考えています。
ところで積立NISAはインデックス型の投資信託オンリーの認識で合っているでしょうか。
また、今の制度だと、配当を年2回の自分年金には出来ないのもデメリットですよね。
タバコ銘柄を20年購入し続ける・・・・・需要はごくわずかかもしれませんが、そんな積立もアリかもと思います。
配当収入の象徴ですからね。もちろん年2回の分配型です。バリバリの自分年金です。
タバコ銘柄インデックスなる物をMSCIが発表したら積立NISAの対象に~なんて妄想してみました。
>>でんがく様
どうもこんばんは。コメントありがとうございます。
積立NISAではアクティブファンドも一部選択可能ですが、金融庁の意向としてはインデックスファンドを推奨している意図が読み取れますね。
積立NISAでは毎月分配型が認められておらず、分配に積極的なファンドがほぼ皆無なため、配当収入目的であれば一般NISAが向いているのではないかと思います。
タバコ銘柄インデックス指数は面白そうですが、テーマ型やセクター特化のような投信をインデックス型として採用する可能性はかなり低いでしょう。
ですがつみたて次郎も、スマートベータ指数が採用されたら~なんて妄想をしています(笑)