積立NISAで一括投資という裏ワザ

つみたて次郎です。

先日、当ブログのメールフォームにて質問をいただいていたのですが、おそらくメールアドレスが間違っているようで返信ができませんでした。

内容は「つみたてNISAで年初一括投資することについてどのように考えるか?」というものでした。

ちょうどつみたて次郎も詳しく考察したい内容でしたので、今回の記事を持って回答とさせていただきたいと思います。

まず、「つみたてNISAで一括投資?」と思う方もいらっしゃるかと思います。

つみたてNISAは、積立投資のみに限定された制度であり、一括投資は本来不可能です。

ですが、積立設定を調整することで、一括投資をすることができるらしいです。

例:毎月100円積立設定+ボーナス1月払いで398,880円

※実際試したわけではないので、実践する人は要確認してください。

これで事実上の一括投資が可能です。積立設定を駆使すれば、自由自在のスポット購入もできそうです。

これは、政府が想定する利用法の範囲外であり、一種の裏ワザともいえる内容です。

今月にほぼ40万円をつみたてNISAに突っ込んだ人も結構いそうですね。

※1月20日追記…一括で40万円全額を拠出することも可能なようです。詳細は、記事下にあるコメント欄をご覧ください。

※12月5日追記…少なくとも楽天証券では不可能となっています。2018年はSBI証券で可能だったようですが、証券会社のシステム次第なので2019年も実行できるかは不明です。

この方法のメリットは2つあります。

 

①投資タイミングを早められる

手元に資金がある場合、積立投資をすることは事実上投資タイミングを遅らせることに等しく、リスクを増大しリターンを毀損します。

期待値がプラスのゲームに参加する以上、少しでも早く資金を投入するべきです。

 

②非課税期間を延ばせる

つみたてNISAは、投資期間が20年となっていますが、厳密には20年にはなりません。例えば、2018年12月に積立した部分は2018年度扱いなので、厳密には19年1ヵ月しか非課税で運用できないことになります。

1月にまとめて投資してしまえば、投資額を全て20年運用にすることができます。

 

それぞれリスクとリターンに直結するメリットであり、その恩恵は絶大です。ドルコスト平均法の効果が半減してしまうというデメリットもありますが、上記メリット2つに比べれば些細なものです。

既に手元に40万円以上の投資資金があったり、そもそも毎月40万円以上入金できる状況であれば、つみたてNISAは年初一括投資が最も合理的です。

その点、この裏ワザが事実上使えない確定拠出年金(iDECO)は、悩ましい選択肢で迷うことになります。

参考記事「iDECOの年拠出がひどい

とはいえ、そもそも手元に40万円以上の投資資金があるような人は、ある程度投資についても詳しい人が多いと思うので、自由度が高い一般NISAを選んでしまうのではという疑問があります。

したがって、年初一括投資を選択する場合、次の条件を満たす必要があります。

・投資先は投資信託のみで問題ない
・投資資金が十分に多い(40万円が誤差レベル)
既に手元に投資資金がある

つみたて次郎は投資額と手元資金の部分がクリアできていないので、対極ともいえる毎日積立を選択しています(別に毎月でもよいのですが)

参考記事「SBI証券でつみたてNISAの設定がスタート!

ですが、年初一括投資を選択する場合、意地悪な疑問が生じます。

 

「なんで40万円を手元に持ってるの?」

 

タイミング投資をする人であれば、1月に一括投資という選択はないはずなので、年初一括投資するのであればバイアンドホールド型の投資家になると思います。

であれば、本来手元に投資資金が眠っているなんてことはあり得ません。ましてや投資信託であれば100円から購入できるのですから、一刻も早く投資に回すべきです。

そのため、「1月までに40万円を貯めて一括投資する」という行動は無意味です。

つみたてNISAという制度に合わせて投資タイミングを変えるのはダメです。

 

つみたて次郎が考える有効な活用方法は、「特定口座からのスイッチング」です。

例えば、特定口座であらかじめ40万円分積立投資しておき、1月になったら売却してつみたてNISAに移動させます。

もし積立で利益が出ている場合課税されてしまいますが、現金で寝かせておくよりは良い結果ですし、損が出ていればノーコストでスイッチングできます。

そのため、年初一括投資を検討するのであれば、現金→つみたてNISAではなく、特定口座→つみたてNISAを意識するべきだと思います。

既に特定口座で保有している商品のうち、含み益が少ないor含み損の商品を40万円分売却するというのも良いでしょう。

 

つみたて次郎の場合、生活防衛資金を最小限に抑えてフルインベストメント中なので、現時点では年初一括投資はできません。

しかし、数年後には年初一括投資を計画しています。

一般NISAで現在保有中の米国配当貴族及びつみたて次郎6種は、非課税期間終了後すぐに売却する予定なので、ちょうど年末に余裕資金が発生します。

年度別の売却額が40万円に届くかは分かりませんが、その分をまるまるつみたてNISAで1月中に投資する予定です。

一般NISA→つみたてNISAに変更した人は、非課税期間終了を目安に疑似スイッチングするのも良いでしょう。

結局のところ、制度のラグをいかに無視して最適なポートフォリオを組めるかが重要なので、積立投資or一括投資にこだわることがないように気を付けましょう。

 

つみたてNISA口座を開設するなら、ポイントの還元率と使い勝手に優れた楽天証券がオススメです。

上記画像をクリックすると、楽天証券のつみたてNISA申込ページに進みます。

 

にほんブログ村 株ブログ 米国株へにほんブログ村
いっかつ次郎

積立NISAで一括投資という裏ワザ” に対して1件のコメントがあります。

  1. ふみ より:

    SBI証券で毎月3万円、ボーナス月設定1月に37万円積立で既に積立NISA40万円満額拠出済みです。2月からの積立は解除すれば問題無いと思います。

  2. つみたて次郎 より:

    貴重な情報ありがとうございます。まとめて40万円一括もシステム上可能なんですね。記事に追記しておきます。

  3. たむ より:

    この記事を見て枠一杯を一括投資した数日後に急落で涙です。もちろん自己責任ですが、やはりつみたてニーサは積み立ててなんぼですね。とりあえず今は特定口座でナンピンするしかないか。。笑

  4. つみたて次郎 より:

    それは災難でしたね。自己責任とはいえ、私も申し訳ない気持ちになります。
    ただ、つみたてNISAだから積立投資という考えは、ポートフォリオ理論に反します。
    一括投資を選択したことにより、間違いなく投資期間は伸びますから、今後の長期リターンに期待しましょう。
    私が言える立場ではないかもしれませんが、気を落とさず頑張ってください!

  5. HM より:

    初めまして。投資初心者で老後資金目的で積立ニーサの検索の日々いつもこちらにたどり着き勉強させて頂きました。

    現在住宅ローン完済直後で先日使う予定のない郵貯満期をドル建て保険に加入しました。現在現金はレスキュー時金以外はほとんどありません。今までのローンと繰上返済分を積立ニーサ以外でこれから財形貯蓄で200万/年の予定です。

    また積立ニーサ以外の買付は今のところ考えておらず、証券口座になるべく残らないよう、34000を毎月銀行自動引き落としにする予定です。長期積立には手間を省き自動が一番長続きできると考え自動引き落としを利用しました。

    しかしSBI 証券で毎日設定ですと1600円くらいなのですが営業日が23日計算で概算が36000円以上/月となり、銀行自動引き落とし利用の場合、概算が引き落とし金額と強制で、引き落とし金額の設定が出来ません。

    仕方なく1478円/毎日とし、残り34000くらいをボーナス設定にしようと思いました

    ボーナス設定の日時をいつにするか悩み検索しているとまたもやジロウ様のこの記事に辿り着きました。

    初心者で円建利子よりはましで20年後2倍で良し3倍ならラッキーで充分ですが、年初全額投資などの少しの工夫で少しでも増やせるなら増やしたいです。

    1日でも早く積立ニーサで毎日積立始めて、財形が1月には積立ニーサの限度額までたまるので、ボーナス設定で限度額まで買付しよかと考えてました。特定口座を利用する方法は投資初心者なので自信がないので考えていません。

    ドルコスト平均法の効果を得るために1478円の毎日設定のままでボーナス分の約36000円を1月に入れるというのはどうなんでしょうか。

    この記事は1年前になりますし、今年は2月と10月にアメリカ暴落がありました。1年経った今のジロウ様のご意見を聞きたくコメントしました。

    長く申し訳ございません。

  6. つみたて次郎 より:

    >>HM様

    初めまして。コメントありがとうございます。
    まず結論から申し上げますと、現時点でも私自身の考えは全く変わっておりません。
    基本的にドルコスト平均法は気休めですので、理論上は投資可能額をリスク許容度に合わせて一括投資するべきだと思います。
    一括投資→その後すぐ暴落という可能性もありますが、あくまで結果論ですので一喜一憂するべきではありません。
    とはいえ精神的な負担は大きいので、現実問題として少しずつ資金を投下していく積立投資が視野に入ることになります。
    投資するタイミングはできるだけ早いほうがいいので、1月分をボーナス積立するのは良い案かと思います。(前述の通りドルコスト平均法は気休めですので、定額投資を厳密に守る必要性は低いです)
    なお余談ですが、ちょうど今NISA×一括投資に関連する記事を1つ執筆中のところです(笑)
    今回の話と直接関係あるかは分かりませんが、近日公開予定ですのでその際はご覧いただければ幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください