【朗報】マネックス証券のiDeCoにオール・カントリーがぶちこまれる
オール・カントリー次郎です。
マネックス証券より、嬉しいニュースが届きました。
個人型確定拠出年金イデコ(iDeCo) で「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の取扱いを開始!
iDeCoでこのファンドに投資できるのはマネックス証券が日本初!
全世界の株式に国際分散投資できる便利なインデックスファンドです。詳細はこちら⇒ https://t.co/VNZ1eLklyH
— マネックス証券 (@MonexJP) January 10, 2020
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(以下:オールカントリー)がこの世に生を受けたその日(2018年10月31日)以降、長らく個人型確定拠出年金(iDeCo)で投資することができませんでしたが、今後はマネックス証券のiDeCoで投資できるようになりました。
ちなみにその当時、オールカントリーとiDeCoに関する考察記事を書いてましたので晒しておきます。
参考記事…eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はいつからiDeCoで投資できるようになるか?
その中でマネックス証券・松井証券・SBI証券のいずれかが最初に取り扱いするのではないか?という推測を立てており、見事つみ次郎の読みが当たった形になります(ガバガバ推理)
また、上記記事の後半で触れていますが、当時はSBI証券のセレクトプランがちょうど発表された時期であり、そのラインナップ本数が34本といういかにも思わせぶりな数字だったため、(ごく一部の)投資クラスタ界隈で盛り上がっていたのは記憶に新しいです。
iDeCoのラインナップは35本が上限なため、残り1本をぶちこむ余地があったからです(過去形)
しかし、その最後の枠にぶちこまれたのは野村リアルグロース・オープン(確定拠出年金向け)というどうでもいい投信だったため、非常に辛い思ひでとなりました。
参考記事…【悲報】SBI証券iDeCoのセレクトプラン最後の対象商品が判明
iDeCoでオールカントリーに投資できる意味
これまでiDeCoで日本含む全世界株インデックス投資を行いたい場合、自分で組み合わせるか、楽天証券の楽天・全世界株式インデックス・ファンドを選ぶくらいしか選択肢がありませんでしたが、前者は比率調整が面倒・後者はコスト面で不安を抱えています。
その中で、最もインデックス投資に忠実であり、現物運用で安定しているオールカントリーを選択できるようになった意味は非常に大きいです。
iDeCoはほぼノーコストでスイッチングできるため、オールカントリーのような全部入りファンドは相対的に魅力が下がりますが、1本で完結させたいという人や、資産クラス(株式・債券・REIT・キャッシュ等)で比率を調整したい人には便利ですからね。
オールカントリー自体はもはや説明不要の人気ファンドですから、iDeCoでも投資したかったという人はかなり多いのではないかと思います。
iDeCoの移管について
現在マネックス証券でiDeCoを利用している人は問題ありませんが、現在別の証券会社を利用していてオールカントリーに投資したい場合、証券会社を移管するかどうかという選択肢が登場することになりますが、気軽に変更できないデメリットが大きく2つ存在します。
まず、移管手数料(4,400円の所が多い)が非常に痛く、現時点での拠出額が小さい人ほど重くのしかかります。
信託報酬の低下が進む現在では、数千円のコスト差をひっくり返すためにはかなりの年月が必要となります。
さらに、移管手続きをする場合、保有している投信等は強制的に現金化されてから移管されますので、その間に基準価格が上昇していた場合は機会損失となってしまいます。
逆に運よく儲かってしまう場合も有り得ますが、本来背負うべきではないリスクの対価ですので結果論に過ぎません。
強制現金化される前に自分で元本保証商品にスイッチングしておけばある程度コントロールはできますが、結局数ヶ月間の空白期間は避けられませんし、つみ次郎のようにフルインベストメントな人にとっては悪夢でしかありません(泣)
つみ次郎の去年、SBI証券のプラン変更(移管手数料は無料だけど手続きは移管とほぼ同等)を行いましたが、その間に相場が大きく変動しないかハラハラドキドキでした(笑)
様々なデメリットがあるため「オールカントリーがあるからマネックスに移管しよう!」とはなりにくいのではないかと思います。
他証券会社はどう出るか?
オールカントリーのネームバリューを考えれば、他の証券会社も採用する可能性が考えられます。
現時点でeMAXIS Slimシリーズ取り扱いに積極的なネット証券は、マネックスを除くとSBI証券と松井証券が該当しますが、前者は枠がギチギチ※なため現実的には不可能でしょう。
※SBI証券セレクトプランのラインナップがなぜか36本になっているので、後で調べてみます。
外部リンク…運用商品一覧(SBI証券)
そうなると、現実的にすぐ対応できそうなのは松井証券となりますが、正直松井証券でiDeCoやってる人はあまりいないような気がします(爆)
というよりSBI証券と楽天証券が強すぎて、マネックス証券ですらiDeCoという土俵では地味キャラ扱いですからね。
比較的鞘替えのしやすいNISAや特定口座に比べ、iDeCoの移管というのは負担が大きいですから、今回のニュースで恩恵を受けられる人は意外と少ないのではないかと思いました(結論)
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オルカン次郎
ブログのTwitterフォローするボタンから飛んだ先がおそらく旧アカウントになってますよ
>>Twitter様
本当ですね旧アカウントのままになってましたw
ご指摘ありがとうございます。先ほど修正しました。